演説が、聞き手の心に深く印象付けたいと思う重要な問題に差し掛かると、体を前に屈めてしばらく聞き手の目をまっすぐ見据え、全く何も言いません。
この突然の”沈黙”は突然の”音”と同じ効果がありました。
これは相手の注意を引く時のやり方について語った名言です。
パブリック・スピーキングでは、自分が伝えたい部分をきちんと伝えなければいけません。
そのためには話に緩急をつけたり、間を活用するなど、上手な話し方のコツを身につけるべきだと思います。
人柄こそ、準備は別として、聴衆を前に話す場合には何よりも大切な要素です。
人柄とは、人間を構成する全てのことを指します。
人間の肉体、精神、知性、特性、好み、気質、考え方、経験など、全てが人柄だと言えます。
そして聴衆から好まれる人柄とは”誠実な人”です。
聞き手に対して誠実な話し方を心掛けましょう!
話し手が自分のテーマに誰よりも興味を持っている。
だから面白いというわけです。
これは当たり前の話ですが、自分が興味のある話であれば、誰でも興奮気味に話せますよね。
すると相手(聞き手)もワクワクするはずです。
なので話すテーマは「自分が興味のある内容」にしましょう。
たとえわずか12人であろうと、1000人の人に話すのと同じようにうまく話すことができます。
ただし、その12人が私の周りに、お互いの体が触れ合うほどにより集まっていれば、の話です。
聴衆がバラけていて隙間があると、会場のボルテージが上がらないだけでなく、話し手はとても喋りづらくなります。
聴衆を1ヶ所に固めるというのは、パブリック・スピーキングのセオリーなので覚えておきましょう!
壇上のテーブルの後ろに隠れてはいけません。
聴衆は話し手の全身を見たがります。
これは意外な事実ですが、話す時には壇上に何も置かないのがセオリーだそうです。
机はもちろんですが、マイクスタンドや水、来賓者など、一切のモノを排除しましょう。
でも確かに、「プレゼンの達人」と呼ばれていたスティーブ・ジョブズは、ステージで話す時に何も置いていませんでしたよね。
先ほどもお伝えしましたが、パブリック・スピーキングにおいて最も重要なのは”話し手(誰が話すのか?)”です。
それがパブリック・スピーキングの極意なのかもしれません。
まとめ
ここまでデール・カーネギー「話し方入門」の名言集をご紹介してきました。
「話し方入門」にはパブリック・スピーキングのやり方、会話術などがたくさん記載されています。
それらの知識は現代でも十分通用するノウハウなので、絶対にビジネスパーソンが身につけるべきスキルだと思います。
そして、デール・カーネギーが残した「人を動かす」という名著は、人間関係の原則がわかる本として有名です。
この本を読めばマネジメントの原理原則が理解できるので、ビジネスリーダーを目指す人は必ず読んでおくべき本だと思っています。
さらに「道は開ける」という本には、人間が抱える”悩み”について書かれています。
具体的には悩みから解放される方法論について書かれており、具体的な解決策まで提示されています。
人間には「仕事の悩み」「子育ての悩み」「恋愛の悩み」など、悩み事がつきませんよね。
それらの悩み事から解放される術について書かれているので、こちらも合わせてご覧ください。