人間は金と信用、両方欲しい。
しかし金がなければ、まず信用を先に取ることが本当だと思う。
これは営業活動も同じですが、お客様にGiveし続けるべきなのです。
仕組みさえ作れば、お金(売上)は後からついてくるので、まずは信用を得ることだけに集中しましょう。
人の紹介などで受験するのにロクなのはいない。
これはいわゆる「コネ入社」について語った名言です。
自分の人生は自分の力で切り開くべきだと、本田宗一郎は語っています。
需要がそこにあるのではない。
我々がそこに需要を作り出すのだ。
これは起業家らしい名言ですよね。
有名な経営学者であるピーター・F・ドラッカーは「顧客を創造する」ことが企業の目指すべき道であると語りました。
しかし個人的には顧客を創造する前に、市場を創造する必要があると考えています。
そして市場を創造するためには、価値を創造する必要があると思います。
よって、「価値を創造して、市場を創造して、顧客を創造する」のが、本当の起業家だと思います。
作りやすいがためにデザインを犠牲にしたり、売るのを犠牲にすることはできない。
少々作りにくくても、売れる商品が一番いい。
そうすれば安くなる。
これは需要と供給について語った名言です。
プロダクトを安く提供するためには、需要を最大化しなければいけません。
このような経済ロジックをきちんと理解した発言だと思います。
人間ギリギリの土壇場に追い込まれた時、やはり頼れるのは自分だけだと思う。
これはとてもストイックな言葉に聞こえますが、孤独感の漂っている言葉でもあります。
本田宗一郎は起業家(=経営者)なので、全て自分で判断しなければいけなかったはずです。
そのような孤独感も感じられる名言だと思います。
危険を察知したウサギは速い足に頼って逃げる。
しかし企業はそうあってはならない。
不幸を幸にするように解決しなければならない。
これはつまり「ピンチをチャンスに変える」ということです。
ピンチこそがチャンスなのだと心得ておきましょう。
レースでも何でも競争をやるからには首位にならなくてはダメだ。
トップを確保しないと、つい後ろを見て二位争いに甘んじてしまう。
ホンダは世界企業を目指していたので「日本一になろうと思うな。世界一じゃなければ日本一じゃねえんだ!」と従業員に喝を入れていたそうです。
独創的な新製品を作るヒントを得ようとしたら、市場調査の効力はゼロとなる。
世の中から出てくるアイデアは平凡なものばかりで、決してイノベーションを起こせるようなアイデアはありません。
本当に独創的なプロダクトを作ろうと思うなら、自分の知恵や感性に基づくしかないのです。
必要のない人間はいない。
人間に好き嫌いのある人は真の指導者になれない。
このような考え方であれば、企業内に多様性が生まれます。
個々人の個性が融合して、更なる高みへ昇華していくことがダイバーシティなのだと思います。
竹にはフシがある。
そのフシがあるからこそ雪にも負けない強さを持つ。
企業にもフシがある。
伸びない時、儲からない時が一つのフシだ。
このフシの時期が大切だ。
本田宗一郎は「フシは苦難によって形成されている」と語ります。
「節目」という言葉もあるように、フシの時期が大切なのだと思います。