会社のためじゃなく、自分が幸福になるために働け。
これはサラリーマンに伝えたい名言No.1です。
サラリーマンはどうしても「会社に貢献して出世したい!」と考えますが、「自分が何をやりたいのか?」というのが一番重要だと思います。
自分のやりたい仕事に就きましょう。
不良品の割合が1000台に1台しかなかったとしても、それをつかまされたお客さんにとっては1台の中の1台だ。
本田宗一郎は、100%ではなく120%の良品を目指していました。
絶対に不良品を出さないという精神だったのです。
人間の労働力は割り切り計算すると1/20馬力しかない。
人間が「考える能力」を捨てたらそんなもんだ。
1/20馬力とは、扇風機のモーターと同じぐらいだそうです。
つまり人間が機械に勝つのは難しいので、人間の価値とは「考えること」だと語ったのです。
修理という仕事は単に自動車を直すだけではダメだ。
故障の原因と処置を説明すればお客さんの心も修理できる。
本田宗一郎の原点は自動車修理業です。
その時の教訓が活かされている名言だと思います。
新しい大きな仕事の成功のカゲには、研究と努力の過程に99%の失敗が積み重ねられている。
99%の失敗は決してネガティブな話ではなく、「成功しないやり方をたくさん発見した」ということです。
これと同じ名言を、発明王と呼ばれたトーマス・エジソンも残しています。
エジソンの名言は下の記事をご覧ください。
人間にも会社にも洪水は必要なんですよ。
洪水を起こさなけりゃウチみたいな後発の会社はどうにもならなかった。
ここで言う洪水とは「イノベーション」のことです。
ベンチャー企業はイノベーションを起こすことが存在意義であり、唯一の価値(=勝ち)なのです。
能力のない課長ほど自分の部下を欲しがる。
自分の課をなくしても、ちゃんと仕事ができていくようにするのが課長の目的でなきゃならん。
企業経営において最も重視すべきポストは、現場を直接管理する課長クラス(企業によっては部長クラス)であると本田宗一郎は考えていました。
そのような管理職の仕事は「仕組み作り」だと語ったのです。
ウチではオレをはじめ、ええかげんな奴が社長になっている。
だからみんなにはよほどしっかりやってもらいたい。
これは本田宗一郎が従業員や関係者の前で挨拶した時の言葉です。
従業員を信頼していることが伺える名言ですよね。
何より嫌いなのは人間に階級をつけることだ。
ウチでは私を含め全員が同じ社員だ。
身分の相違はひとつもない。
ホンダは1964年に役員個室を撤廃した為、社長室や役員専用の個室がないそうです。
現代ではむしろ「社長室なし(フリーアドレス)」が主流となっていますが、当時はかなり先進的だったと思います。
本当の人情が分からぬ人は、真の合理主義者にはなれない。
「企業経営は合理的でなければいけない」と本田宗一郎は語っています。
しかし義理・人情を理解していなければ、合理主義も理解できないと言ったのです。