歴史観とは人間観である。
歴史を学ぶことは人間を見る目も豊かにする。
経営者は歴史を学ぶべきだと言われています。
なぜかと言うと、世界の偉人や戦国武将からは学ぶべきことが多いからです。
その理由を端的に説明した名言ですね。
教育には人間を善にする力も、悪にする力もある。
だからこそ教育が大事である。
これは教育の使命について語った名言です。
学校教育に限らず、社会人教育、新入社員教育などにも共通する考え方なので、経営者やマネージャーは心得ておきましょう。
学問や学歴は、本来、立身出世のための道具ではない。
人々の幸福に寄与するためであり、むしろ大学で学ぶのは、大学に行けなかった人達に奉仕し、貢献するためである。
学歴至上主義に一石を投じる名言だと思います。
確かにこの言葉の通り、学問とは使う術を身につけてこそ、本来の役割を発揮するはずです。
その役割とは「他人に貢献する」「社会に貢献する」ことだと思います。
善悪を見極める力をいかに培うか。
それによって人間の幸福も、人類の平和も、未来も決まってしまう。
これは宗教家らしい名言ですよね。
しかし、これこそが教育の真理だと思います。
生きた宗教は、社会に生き生きと活力を与え、躍動する精神の息吹を吹き込んでいく。
社会に何らの貢献もなし得ないのであれば、それは死せる宗教と言わざるを得ない。
これは宗教の使命について語った名言です。
宗教団体も社会生活を構成する一要素だと考えた場合、このような考え方が正しいのだと思います。
仏教徒である前に、人間である。
イスラム教徒である前に、人間である。
キリスト教徒である前に、人間である。
池田大作は、人間の主体性を重んじました。
全ての主体は人間であり、それを構成する要素はすべて「人間を幸福にするための仕組み」であると考えたのです。
真の詩人とは、同時に戦う人であろう。
彼は人を深く愛するがゆえに、人間社会のいかなる不正、邪悪からも目をそらすことができない。
見て見ぬふりができない。
この言葉は「行動する詩人」という異名も持っている池田大作を言い表した名言でしょう。
つまり自分自身のことを「戦う詩人」と表現しているのです。
対話こそ人間の特権である。
それは人間を隔てるあらゆる障壁を超え、心を結び、世界を結ぶ、最強の絆となる。
言葉を使ったコミュニケーションは、人間の特権といえます。
その特権を使いこなせば、人と人は強い絆で結ばれるのです。
現代は欲望の達成こそが人生の目的であるかのごとき錯覚がある。
欲望とは「何かを欲すること」ですが、人間の物質的欲望には限りがありません。
これは多くの宗教でも言われていることですが、奪うよりも与えることが大切なのです。
それが他者への思いやりにつながっていくからです。
科学の急速な進歩に、人間の倫理性の進歩が追いついていない。
ここに現代の悲劇の一つがある。
この言葉が象徴している代表例がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)だと思います。
SNSの登場によって、誰でも自分の意見を発信できるようになりましたが、他人のことを誹謗中傷する人が今でも絶えないのです。
現代人の精神世界を支配しつつあるのは、端的に言って、拝金主義の風潮だと言わざるを得ない。
拝金主義とは、経済至上主義とも言えるでしょう。
しかしお金は単なるツールなので、たくさん持っているだけでは全く意味がありません。
大切なのは「集めたお金をどのように使うか?」なのです。
金持ちがどんなにその富を自慢しているとしても、彼がその富をどんなふうに使うかわかるまで、彼を褒めてはいけない。
これは有名なギリシャ哲学者「ソクラテス」の名言です。
この言葉の意味が知りたい人は下の記事をご覧ください。
どんなに高度な知識を持っても、それを人間の幸福のために生かす知恵がなければ、知識は役に立たないばかりか、むしろ危険でさえある。
知識とは、本を読んだり見聞きした情報のことを言います。
それに実体験が加われば”知恵”となるのです。
これはとても重要なので、もう一度言いますが、実体験のない”知識”には価値がありません。
実体験が伴う”知恵”だけが求められているのです。
つまりこの名言が言いたいのは、「頭でっかちになるのはやめなさい」ということです。
無関心は、心の死である。
この言葉は短いですが、強烈なインパクトを与えてくれる名言だと思います。
他人に対して興味を持たなくなった人は、もう既に死んでいるのと同じなのです。
自然を破壊することはそのまま、人間自身を破壊することに通じていく。
本当にこの名言の言う通りですよね。
環境保護は人類の生存に関わる話なので、全人類が積極的に取り組むべきだと思います。
夫と妻は互いに向き合った相対的な関係であってはならない。
共に新しい人生の目標に向かって進む、共同の主体者であり、建設者であるはずだ。
夫婦というのは、お互い同じ目標や夢に向かって進んでいく関係性だと思います。
つまり、双方の顔が同じ方向を向いているのです。
なので、お互い顔を向け合って”見つめている”だけではダメなのです。
時代は、女性の持つしなやかな想像力、優しさ、温かさ、人間味などが社会に反映されることを求めている。
女性には、女性特有の強みがあります。
「男女平等」が叫ばれる時代ですが、女性ならではの強みを、むしろ特徴や個性として捉えたほうが社会全体にとってメリットがあると思います。
まとめ
ここまで池田大作の名言をご紹介してきました。
創価学会という巨大組織のリーダーとしてだけではなく、宗教家として高い倫理観を持った人物だということが理解できたはずです。
宗教は善悪の判断をつけるのに役立ったり、幸せを追求するために役立ったりするので、もし興味がある人は下の記事もご覧ください。