独力で考えなかったら、投資では成功しない。
投資する根拠を外部に求めてはいけません。
なぜかと言えば、もし下落局面が来た場合、自分で意思決定してない人は不安になってしまい、その結果、一番最悪なシチュエーションで売却をして大損する羽目になってしまうからです。
最終的には自分で意思決定をしましょう。
鏡を見て、今日は何をするかを決める。
重要な意思決定は自分でするのがバフェット流です。
ミーティングをするのは良いですが、誰も責任を取らない大人数の会議を開いても意味がありませんよね。
色々な意見があれば間違う可能性は少なくなりますが、優れた意思決定は生まれてこないのです。
他人が貪欲になっている時は恐る恐る、周りが怖がっている時は貪欲に。
本当の投資家は、周りと逆の動きをします。
なぜかと言えば、株式相場で勝てる人の方が少ないからです。
その理論からすれば、大多数の群衆と同じ動きをしても勝てるはずがありませんよね。
これはバフェットも同じ考えみたいです。
要するに、きちんと分析して儲けている人間がいない集団に加わるのが肝心なんだ。
例えば株主優待だけを目当てに投資している株主は、その企業の事業内容に興味がない可能性があるので、財務状況をちゃんとチェックしていないかもしれません。
そのような人たちはバフェットから言わせると「きちんと分析していない人間」ということになりますよね。
株式投資では、誰かが損をする一方で、誰かが得する仕組みになっています。
きちんと分析していない人間は、バフェットのような賢人の養分になるだけなのです。
少額でいいですから、投資をしてください。
本を読むだけではダメです。
学んだり考えたりすることは大切ですが、それを実践しなければ何も身につきません。
何よりも行動して経験することが大切なのです。
辛抱強さや冷静さは、知能指数(IQ)より重要かもしれないと私は思っています。
バフェットは投資で勝つための必須能力を4つ挙げています。
- 財務会計や簿記の知識
- ある程度の情熱
- 辛抱強さ
- 冷静さ
中でも大切だと言っているのは、最後の2つみたいです。
なぜかと言うと、株式相場というのは時々パニックに見舞われるからです。
そんな時、衝動的にみんなと同じ行動を取ってしまうと、株式投資では決して勝つことができないのです。
過去の業績がどんなに素晴らしいものであっても、変化に何ら対応しないでいれば、待ち受けるのは破綻なのです。
過去の業績ばかりに目を取られることは、「バックミラーを見ながら車を運転するようなものだ」とバフェットは言います。
過去の業績も重要ですが、もっと大切なのは事業価値と将来性です。
刻一刻と変化するビジネス環境に対応している企業だけが成長できるのです。
ベンは決算書の数字ばかり見ていましたが、私は帳簿に記載されない資産や、目に見えない資産に着目しています。
バフェットは師匠であるベン・グレアムと自分を比較して、この名言のように語っています。
つまりバフェットは企業に内在している可能性(ポテンシャル)を探ったのです。
それを元にしてバリュー投資しているようです。
最も重要なのは、自分の能力の輪をどれだけ大きくするかではなく、その輪の境界をどこまで厳密に決められるかです。
ある意味で投資は”ゲーム”ですが、勉強とは要領が違います。
勉強の場合にはIQが高いほど有利ですが、ゲームの場合にはルールを把握して、勝利の方程式を作り上げ、その原則を守った人が勝ちます。
株式投資には色々な誘惑が待ち受けていますが、自分の原則をどれだけ厳密に守れるかが勝負なのです。
本当に重要なことだけを選んで、それ以外は「ノー」と断ることも大切だよ。
人生は限られています。
限られた時間を大切に使いましょう!