まだ判断のしようのない事柄について、あれこれと考えて時間を無駄にすることは避けるようにしています。
判断というのは、5分で容易くできるものです。
バフェットの決断力はとても鋭く早いと言われています。
そして決断したらすぐさま行動するそうです。
私は小さな雪の玉を随分若い時から固めた。
10年遅く始めたら、今頃山の斜面の随分下にいただろう。
バフェットは「ゆっくりでいいから、早くから転がし始めることだ」と言っています。
欲張って早く転がしたりすると、かえってつまづく可能性があるので、リスクが大きくなってしまいます。
雪の玉(スノーボール)を大きくしたい場合でも、焦らないことが大切なのです。
やり方を心得ていることすべてを素早くやる。
ためらったり、考え直したりはしない。
とにかくやり遂げる。
成功するために必要なのは、やるべき事を素早く処理することです。
つまり「圧倒的な行動力」が重要なのです。
チャンスが巡ってきたときだけ、行動するといい。
きちんと準備していれば、必ずチャンスは訪れます。
その時に「勝率が高い!」と判断できるなら、迷わず行動しましょう!
自分の能力の輪の中にめぼしい物がないからと言って、むやみに輪を広げることはしません。
じっと待ちます。
狙っている銘柄をポートフォリオ管理するはずですが、なかなか値動きしないポートフォリオを見ていると、なぜか歯が良くなって別の割安銘柄を探しますよね。
しかしそれはバフェットにとってNG行為みたいです。
むやみやたらに手を広げるのではなく、じっと待つことが肝心なので、辛抱強く待ちましょう。
大事なのは、自分が好きなことをとびきり上手にやることです。
お金はその副産物にすぎません。
お金を稼ぐことなど二の次でいいので、自分がやりことや好きなことだけを集中しましょう!
本当に私はこの散髪に30万ドルを費やしたいだろうか。
30万ドルを日本円に換算すると3,900万円(為替:130円/1ドル)という金額になります。
もちろん30万ドルの散髪屋などありませんが、100ドルの美容サロンはありますよね。
たった100ドルでも、バフェットにかかれば30万ドルになり得るので、その原資を費やす必要性を考えているそうです。
この名言はバフェットの倹約家ぶりが伝わってくる言葉だと思います。
私は何も犠牲にしていません。
「成功するためには、何かを捨てなければいけない」と聞きますよね。
「何かを犠牲にするから成功できる」というロジックは確かに存在しますが、バフェットは何も犠牲にしていないと語っています。
派手な生活をすることもなく、教会に寄付しながら、田舎で質素な生活をしているのです。
若い頃から質素な生活スタイルが変わらないので、何も犠牲にする必要はないのです。
どこかの会社が経費削減に乗り出したと耳にするたびに「この会社はコストというものをちゃんと理解してない」と思ってしまいます。
質素倹約を重んじているバフェットは、コスト意識がとても高い経営者として有名です。
実際にバフェットが経営するバークシャー・ハサウェイの経費は、同業他社と比べて1/250程度であり、これよりコストが低い会社は他に見当たりません。
そのような成果を出すために、バフェットは常日頃からコスト意識を持っているのです。
バフェットは下のようにも言っています。
「優れた経営者ならコスト削減も当たり前のようにやっているはず。経営者にとってコスト削減は、朝起きて顔を洗うようなものだ。」
事業の多角化は、無知を隠す一つの手段です。
バフェットは「ビジネスでは選択と集中をするべき」と言っています。
自分の事業をよく理解していれば、事業の多角化など無意味だと言うのです。
むやみやたらに手を広げるのではなく、自分たちが得意な分野だけに集中するべきなのです。