
会社には必ず「リーダー」と呼ばれる人がいますよね。
それは社長だったり、取締役(役員)、部長などの管理職、プロジェクリーダーまで様々だと思います。
そのようなリーダーが持つべき能力は、強いリーダーシップとカリスマ性ですよね。
それが無ければ、組織を引っ張って行くことができません。
そこで今回は、リーダーに教えたい「リーダーシップが身につく名言」をまとめました。
短い名言を厳選したので、カリスマ性をアップさせたいビジネスパーソンは最後までご覧ください。
リーダーに伝えたい名言集
力は一切のものを征服する。
しかし、その勝利は短命である。
<第16代アメリカ大統領 エイブラハム・リンカーン>
チームメンバーを力で抑え込むことは賢明ではありません。
圧力を加えれば一時的に組織をコントロールできるかも知れませんが、その施策は短命に終わるはずです。
トップが現状を肯定した時から、その会社の老朽化が始まる。
経営者とは、絶えざる現状否定論者である。
<元東ソー社長 山口敏明>
会社組織はアップデートしていかなければなりません。
ビジネス環境が常に変化するので、それに合わせて進化する必要があるのです。
そういった意味では、組織が完成することなどないのです。
自分の部下を見ていて「たるんでいる」と感じたら、自分がたるんでいる証拠。
<コンサルタント 長谷川和廣>
会社全体がぬるま湯になっているのは、リーダーのせいだと思います。
その原因は不完全な仕組みにあると思います。
商売とは感動を与えることである。
<パナソニック創業者 松下幸之助>
お客様から「ありがとう」と言われるのが商売の本質です。
その感謝の値が大きければ大きいほど、ビジネスも成長していくのです。
何かをさせようと思ったら、一番忙しい奴にやらせろ。
それが事を的確に済ませる方法だ。
<フランス皇帝 ナポレオン・ボナパルト>
一番忙しい人は、一番優秀なはずです。
誰に任せようか迷った場合、とりあえず一番忙しい人に任せて良いでしょう。
もしその人自身が対応できなくても、適切な人選をして、きっと任務達成してくれるはずです。
「有意義な仕事をしている」という自覚のある労働者が作った製品は、必然的に高品質となる。
<ボルボの元CEO ペール・ジレンハマー>
これは当たり前の話ですよね。
プライドのある職人が作った製品は、必然的に高品質となります。
企業は人なり。
<パナソニック創業者 松下幸之助>
「法人」とは法律で認められた人格のことを言います。
なので中身は空っぽなのです。
その実態は人(社員)となります。
まず信頼。
結果は後からついてくる。
<アサヒビール元社長 瀬戸雄三>
信頼を積み重ねれば、売り上げは後からついてくるのです。
大抵の経営者は、その時間の大半を過ぎ去った昨日の諸問題に費やしている。
<経営学者 ピーター・ドラッカー>
宿題を残すのは良くありません。
その時、その瞬間に問題を解決しておきましょう。
もし「経営学の父」と呼ばれるドラッカーの経営理論を学びたい人は、下の本を読んでみてください。

堪忍の袋を常に首にかけ、破れたら縫え、破れたら縫え
<江戸幕府将軍 徳川家康>
「堪忍袋の緒が切れる」という表現がありますが、リーダーがいちいち怒っても仕方ありません。
もし堪忍袋が破れそうになったら、そのたびにグッとこらえることも大切なのです。
それよりも問題の本質を探しましょう。
十歩先の見える者が成功者である。
現在が見えぬ者は落伍者である。
<阪急東宝グループ創業者 小林一三>
優秀なリーダーは将来を語れなければいけません。
それができなかった場合でも、せめて現状把握だけは完璧に行わなければいけません。
それすら出来ない人はリーダー失格なのです。
ビジネスの世界には「勝てば官軍」の論理しかない。
「敗者の美学」といったものは文学の世界でだけ意味がある。
<日本マクドナルド創業者 藤田田>
この名言はリーダーにとって非常に重要な考え方だと思います。
もしチームメンバーから甘えた意見が出てきた場合、瞬時にそれを訂正して「絶対に勝たなきゃいけない!」と鼓舞するべきなのです。
藤田田の名言集は下の記事をご覧ください。
他人の短所が目に付きすぎる人は、経営者に向いていない。
長所を効果的に発揮させるのが自分の仕事だと考える人が有能な経営者になれる。
<経営学者 ピーター・ドラッカー>
短所に目がいきやすいということは「減点方式」の考え方をしている人だと思います。
そうではなくて、長所を伸ばす「加点方式」で考えるべきだと思います。
やってみせ
言って聞かせて
させてみせ
ほめてやらねば
人は動かじ
<連合艦隊司令長官 山本五十六>
部下からの信頼を集めるためには、まず最初に自分がお手本を見せて、言葉で説明する。
それを部下に実践させて、褒めて称賛するのです。
そうしなければ部下は動かせないのです。
山本五十六の名言が知りたい人は下の記事をご覧ください。
本当のリーダーは人をリードする必要はない。
ただ道を示してやるだけで良い。
<アメリカの作家 ヘンリー・ミラー>
本当に上手なリーダーは、全てを伝えません。
仕事の内容だけ伝えて、作業内容を伝えないのです。
業務内容と目標だけ与え、そのプロセスは本人に任せるのが理想的なリーダー像だと思います。
どんな地位にせよ、誰かを任命する時には、能力の高さよりも品行の正しさを重視する。
<作家 ジョナサン・スウィフト>
「どんな方法でも良いので目標を達成すれば良い」
このような考え方で会社経営してはいけないと思います。
何が善で何が悪なのかを判断しなければいけないのです。
つまり誠実で正しい倫理観を持っている人でなければリーダーは務まらないのです。
仕事のできない人間は2種類に分かれる。
言われたことができない人間と、言われたことしかできない人間だ。
<実業家 サイラス・ハーマン・コッチュマー・カーティス>
もし仕事のできない部下がいた場合、「どちらのタイプなのか?」を見分ける必要があります。
それによって教育方法が変わるからです。
組織はリーダーの力量以上には伸びない。
業績を上げたいなら、部下の尻を叩く前に、自分が伸びろ。
<コンサルタント 長谷川和廣>
自分が部下に教える立場であれば、必然的にその部下は自分よりも能力が劣ります。
組織全体を底上げしたい場合、リーダー自身の自己研鑽が必要なのです。
傑出した三人をわしは使いこなせた。
それが天下を取れた理由だ。
<中国前漢の初代皇帝 劉邦>
劉邦の言う三人とは「軍師の張良」「官僚の蕭何」「将軍の韓信」を指します。
劉邦は「この三人にはかなわない」と素直に認めた上で、優秀な人物を正しく登用し、思う存分能力を発揮してもらったのです。
必ずしもリーダーが最も優秀である必要はないのです。
リーダーシップについて知りたい場合には、下の記事をご覧ください。
経営者は挑戦を恐れるな。
命も財産もなくすつもりでやらないといけない。
<東洋水産創業者 森和夫>
ビジネスは戦争と同じです。
どちらかが勝って、もう一方は負けるのです。
勝つためにはそれなりの覚悟が必要だと思います。
「欲がない人間」「好奇心のない人間」に用はない。
<ソニー創業者 盛田昭夫>
組織に良い影響を与え、会社に変化をもたらしてくれる人だけを雇用しましょう。
そのような人の反対が「欲のない人間」「好奇心のない人間」なのです。
今自分を変え、どんどん革新に挑戦していくことこそが、最も大きな経営におけるリスク回避になる。
<セブン&アイ・ホールディングス元会長 鈴木敏文>
経営リスクは最小限に抑えた方が良いと思います。
そのために一番効果的な方法が「変化を求めること」なのです。
人材は必ず一癖あるものの中に選ぶべし。
<薩摩藩主 島津斉彬>
同じような人材ばかり選んでも変化が起こりません。
そういった意味では、少し癖のある人材も登用すべきだと思います。
社員の結束を図るために、トップは先頭に立って、旗印を掲げる必要がある。
<日清食品創業者 安藤百福>
リーダー自らが社員にお手本を見せるのです。
つまり、実際にやってみせるということです。
それが一番組織のモチベーションをアップさせます。
安藤百福の名言集は下の記事をご覧ください。
考えは言葉となり、言葉は行動となり、行動は習慣となり、習慣は人格となり、人格は運命となる。
<第71代イギリス首相 マーガレット・サッチャー>
これは部下の育成方法教えてくれる名言だと思います。
全て教えるのではなく、ヒントを与えながら自分で考えさせることがポイントになります。
全員が賛成したら、その計画は危ない。
<西武グループ創業者 堤康二郎>
反対が一人も出ないということは、全員が思考停止状態になっているのかもしれません。
それはかなり危険な状態だと思います。
仕事の報酬は仕事だよ。
<ソニー創業者 井深大>
何ともスパルタな一言ですが、これは真理を突いているかもしれません。
いろんな意味で仕事の報酬は仕事だと思います。
再建か、売却か、さもなければ閉鎖。
<ゼネラル・エレクトリック元CEO ジャック・ウェルチ>
ジャック・ウェルチは、エジソンが創業したゼネラル・エレクトリック(GE)の元CEOです。
「21世紀最高の経営者」と評された人物なので、その経営手腕は言うまでもありませんが、ウェルチが社長に就任した時には経営が傾きかけていたのです。
そこでウェルチは「ナンバー1、ナンバー2戦略」を掲げて、業界1位と2位以外は全て撤退するという大胆なリストラを断交しました。
この選択と集中によってGEは見事に復活しました。
人は城
人は石垣
人は堀
情けは味方
仇は敵なり
<戦国武将 武田信玄>
「甲斐の虎」と呼ばれた武田信玄の名言です。
武田信玄は将軍&兵士をとても大切にしていたそうです。
「組織は人である」と理解していたのでしょう。
相手を説得するために、正論など持ち出してはいけない。
相手にどのような利益があるかを話すだけでいい。
<アメリカの政治家 ベンジャミン・フランクリン>
ビジネスとは「メリットの交換」です。
ドライに聞こえるかもしれませんが、上司と部下の関係もそれで良いのです。
垣根は相手が作っているのではなく、自分が作っている。
<古代ギリシャ哲学者 アリストテレス>
話しづらいとか、接しづらいと思っているのは自分なのかもしれません。
もしかしたら、自分の態度が原因で相手は身構えている可能性があります。
もう一度自分自身を見つめ直してみましょう。
自分を過大評価するものを過小評価するな。
<第32代アメリカ大統領 フランクリン・ルーズベルト>
大口叩いている人を見かけると、心の中でその人を馬鹿にするかもしれませんが、実は本当に優秀な人かもしれません。
先入観だけで人を見るのはやめましょう。
人が集まることが始まりであり、人が一緒にいることで進歩があり、人が一緒に働くことで成功をもたらす。
<フォードモーター創設者 ヘンリー・フォード>
「会社経営とは?」という質問に対する模範解答みたいな名言ですよね。
これはリーダーが知っておくべき考え方だと思います。
人間関係は鏡のようなものです。
相手のあなたに対する態度は、あなたの相手に対する態度そのものと考えてください。
<作家 ジョセフ・マーフィー>
これは人生の格言にできるような言葉だと思います。
相手は自分の映し鑑だと思いましょう。
議論は知識の交換であり、口論は無知の交換である。
<作家 ロバート・クィレン>
言語化すると非常にわかりやすいですよね。
もし言い争いが起こった場合、どちらに該当するのか見分けるようにしましょう。
目上に対しては謙虚に、同僚に対しては礼儀正しく、目下には優しく振る舞う。
これはみんなが心地よく生きるための社会生活のルールである。
<政治家 ベンジャミン・フランクリン>
とても当たり前のことですが、意外とできていない人が多い気がします。
目上の人をバカにしたり、同僚をライバルとみなして冷たく対応したり、後輩に対して命令ばかりしていませんか。
それでは社会人のルールが守れていないのです。
人間社会の仕事には相手があるんです。
したがって、相手の役に立てばいいんです。
そうすれば必ず成功する。
<つぼ八創業者 石井誠二>
ビジネスには必ず相手(=お客様)がいます。
顧客目線に立てることが勝者の絶対条件なのです。
面と向かって人を褒めたがるやつは、影に回ると悪口を言いたがる。
<古代中国の思想家 荘子>
人には表の顔と裏の顔があります。
ゴマすりをする部下には注意しましょう。
相手を重要人物として扱い、誠意をもって協力を要請すれば、敵対者もまた友人にすることができる。
<作家 デール・カーネギー>
ビジネスにおいて、敵を作ることは決して賢明ではありません。
たくさん味方をつけた人が勝つのです。
人の数だけ意見あり。
<劇作家 テレンティウス>
これは現代でいう「多様性」を意味する名言だと思います。
多様性こそが企業の成長ドライブになり得るのです。
まとめ
ここまでリーダーにオススメの名言集を解説してきました。
部下を育成するために役立ったり、組織をまとめるために使える言葉ばかりでしたよね。
チームマネジメントは難しいですが、コツさえつかめば人を動かすことはできるはずです。
チームリーダー自らが先頭に立って、チームメンバーを引っ張っていきましょう。
