営業マンであれば仕事中にサボったり、昼寝したいと思ったことが一度くらいはあることでしょう。
ただサボりと言っても、良いサボりと悪いサボりがあります。
そこで今回は、
- 営業職は本当にサボれるのか?
- サボる場合にはどのようにサボれば良いのか?
など営業職のサボりをテーマに解説していきたいと思います。
目次
営業職はサボれる仕事?
営業職といえば、「非常に厳しくて辛い仕事」だと聞いている人は多いはずです。
たくさんの商材やノルマを背負って、
- 毎日ヘトヘトになるまで歩き続ける
- 顧客から無理難題を強いられる
- 知らない会社に飛び込み営業する
そんなイメージがある人も多いことでしょう。
しかし、営業職は上手く立ち回れば一日中サボって過ごせる職業だということはあまり知られていません。
特に社用車を使った外回り営業をしているのであれば、行動範囲が大きくなるので、色々な可能性も広がっていきます。
外回り営業をしているのであれば、毎日お客様の会社を訪問するので、一度事務所を出てしまえば帰る時間までずっと一人で行動します。
もし直行直帰するようなMR(医薬情報担当者=製薬会社の営業マン)みたいな営業職なら、さらに自由度が高まるはずです。
一日中サボってもOK?
営業職はやろうと思えばいくらでもサボれる仕事ですが、果たしてどれくらいサボることができるのでしょうか?
結論から申し上げると、営業職は一日中サボることができます。
つまり外回り営業をしている時に、
- 昼寝をしても
- 本屋で立ち読みをしても
- インターネットカフェに入っても
- パチンコ屋で遊んでも
- 一度自宅に帰っても
しっかり実績さえ出していれば全く問題無いのです。
たまに仕事で営業同行するようなケースもありますが、同行者がいなければ監視する人はいないので、帰るまでの時間を自由に過ごせます。
しかし、きちんと結果を出していることが前提なので、もちろんサボってばかりではいけません。
営業という仕事はとても精神的負荷が掛かるので、うまく脱力したり気を抜く方法を身につけてください。
サボることに罪悪感を持ってしまう人がいるかも知れませんが、適度な息抜きは絶対に必要なのです。
逆に、根詰める仕事のやり方は、営業職ではあまりお勧めしません
仕事と息抜きのバランスを上手く取って、最高のパフォーマンスを求めるようにしましょう。
営業車で昼寝はアリ?
サボりの中でも”昼寝”は定番中の定番ですよね。
車で営業に出かけている人なのであれば、どこでも好きなタイミングで昼寝ができると思います。
もし、昼寝に対して罪悪感を感じているのであれば、ぜひ考え方を改めて欲しいと思います。
もちろん忙しいタイミングに昼寝を推奨する訳ではありませんが、暇な時間に仮眠をとっておくことで、頭や身体がスッキリして、その後のパフォーマンスが良くなるはずです
そして、社用車を使って外回り営業をしているのであれば、絶対に眠たくなるタイミングがあると思います。
車で外回り営業をする人なら、一度ぐらいは居眠り運転しそうな危険な経験をしたことがあるでしょう。
そんな時には、無理をせず少し休むようにしましょう。
居眠り運転をするくらいなら、積極的に昼寝するのがおすすめです。
たった15分でも仮眠を取れば、頭がスッキリするので、決して無理することはありません。
無理した結果、もし交通事故を起こしてしまえば会社や家族に多大なる迷惑を掛けますし、最悪の場合には自分や他人の命を奪ってしまうことすらあり得ます。
そのようなリスクを背負ってまでやるべき仕事なんて絶対にありません。
特に大型トラックの運転手に多い事故ですが、居眠り運転をした結果、人を死なせてしまうのです。
ですが、これは大型トラックに限った話ではありません。
軽自動車でも人を跳ねて殺してしまう可能性は十分あるのです。
日本のサラリーマンは責任感が強くて真面目な人が多いので、車の中で昼寝する人は少ないかもしれませんが、事故を起こしてからではもう手遅れです。
あなたの人生(一生)が台無しになってしまいます。
そうなるくらいなら、積極的に休みましょう。
もし外回り営業をするのであれば、そのような危機感を常に持っておくことが必要だと思います。
昼寝する場所&やり方
昼寝の仕方はいたって簡単です。
適当にサボりスポットを探して、そこに車を止めて寝るだけです。
この時に気を付けたいのがGPSやドライブレコーダーになります。
昼寝を推奨してくれる良心的な会社であれば気にする必要ないのですが、世の中はそんな優しい会社ばかりではありませんよね。
ドライブレコーダーを見れば周りの景色が見えてしまうので、「なぜそこにずっと止まっているのか?」と不審に思われてしまいます。
それではサボっていることがすぐにバレてしまうので、車の中で昼寝する場合には、停車していても違和感のない場所(ランチできる場所や喫茶店など)にしておくのが無難でしょう。
また走行距離や走ったルートを見られてしまう場合は、それも考慮して場所を選びましょう。
通常であればそこまでチェックされることは少ないですが、普段から行動を怪しまれている場合にはチェックされる恐れがあります。
また、近年ではPdriveを代表とする、運行状況をリアルタイムで遠隔監視するサービスも出てきました。
所属する会社がこのようなサービスを導入すると、業務管理の一環として行動を監視されることになります。
導入目的は交通事故の削減や予防となっていますが、もちろん外回り営業している人を監視する目的もあるでしょう。
就労環境は常に変化していくと思うので、その時の状況を見ながら柔軟に対応していく必要があると思います。
トップセールスでも昼寝する
トップセールスの人でも車の中で昼寝をすることはあります。
サボり過ぎるとクセになりますし、最悪のケースではクビになることもあり得ますが、それは”結果が出せていない”ということが前提になります。
幸いあなたは営業職なので、実績さえ出せば誰も文句を言いません。
つまり、会社で一番サボっているのに、トップセールスの地位を獲得しているのであれば、社長すら文句を言わないでしょう。
逆に、経営陣から「そのノウハウ教えてくれ!」とお願いされるはずです。
なので、優秀なセールスパーソンなのであれば、堂々と昼寝してみてください。
頭がスッキリするので、案外普段よりも営業成績がアップする可能性があります。
営業シークのさの編集長も、眠い時には無理をせず寝るようにしています。
結果的にそれが最大パフォーマンスを発揮することに繋がるので、誰も文句を言いません。
最近では就業時間の合間に「お昼寝タイム」を設ける先進的な企業も出てきています。
しかしまだまだ全体に浸透しているとは言い切れないので、この辺りは日本企業の課題だと思っています。
仕事中に家に帰るのはアリ?
仕事中に突然「もうやだ、家に帰りたい!」と思うことは誰にでもあると思います。
飛び込み営業でクタクタになったり、お客様から怒鳴られたり、仕事で疲たら「もう帰りたい…」と思うのが普通でしょう。
しかし、「仕事中に家に帰っても大丈夫なのか?」という疑問が残ります。
結論から申し上げると、仕事中であっても帰宅すること自体は全く問題ありません。
ただし、それは休憩中に限った話です。
あくまでも休憩中は就業時間ではないので、自分の好きなように過ごして良いのです。
とはいっても、”職場から自宅が近い”という前提条件が必要なので、仕事中家に帰るという人は少ないと思います。
ランチタイムの帰宅がおすすめ
勝手に仕事中帰ることは決してお勧めできませんが、休憩中であれば一時帰宅しても大丈夫です。
例えば、ランチを食べに家に帰っても全く問題ないのです。
午前中から忙しく働いて、お昼は家でランチを食べて、一旦気分を切り替えてから午後の業務に臨むというやり方もオススメです。
そうすると外食する必要がなくなるので、金銭的なメリットも出てきます。
また、家に午後から使うものを置いておいて、後から取りに行くのもOKです。
中には”サボるために帰宅する”という人がいるかもしれませんが、基本的にはお勧めしません。
数回程度であればバレないかも知れませんが、やはり仕事中なので「節度を持った行動をする」のが社会人としての務めだと思います。
ただし、先程と同様に息抜きすることは大切なので、家に帰って休憩するくらいなら全然OKだと思います。
社用車の場合には、自宅に帰ったことをカーナビ履歴から知られてしまう可能性があるので、きちんと「休憩時間に行きました。」と言えるようにしておきましょう。
サボりすぎる営業マンは要注意
ここまで”営業職がサボる術”についてお伝えしてきました。
営業マンは「暇な時に営業車で寝る」などリフレッシュに使う程度であればサボっても良いですが、サボり過ぎて懲罰対象になるようなことは決してオススメできません。
そもそも仕事中にサボることは絶対に推奨されることではないのです。
とはいえ、疲れてしまった時に体を休めることはとても大切なことだと思います。
しかし労働に対する対価(給与)が発生しているので、その分はしっかりと働く(=結果を出す)ことが大前提になります。
もしサボっていることがバレると、最悪のケースでは懲戒解雇や退職といった事態に陥る場合もあります。
サボっているのがばれてしまった場合、
- どれだけ業績を残せているか?
- 会社に貢献できているか?
- 周囲から信頼されているか?
など、日頃の行いが大切になってきます。
毎日の仕事はしっかりこなして、疲れてしまった時に少し休む程度にサボる…
このように自分の中で仕事と休憩のバランスが取れていれば、少し休んだところで咎められることはないでしょう。
常に100%の力で全力ダッシュしていれば誰でも疲れてしまうので、適度に肩の力を抜いたサボり方を覚えていきましょう。
サボれる営業職種とは?
良い仕事をする為には「サボる時」と「働く時」を、しっかり切り分けることが大切です。
「仕事はいかにサボるか?」というサラリーマンの格言がありますが、絶対に”サボること”を目的にしないでください。
この言葉を鵜呑みにしてしまうと、後々で大変なことになります。
基本的な考え方としては、「仕事で成果を出す為にサボる!」ということです。
つまり、「サボる=休む(休憩)」は同義と考えるのです。
このような考え方はとても前向きなので、きっと仕事にも好影響を与えてくれるはずです。
上手なサボり方を覚えて、そのバランス感覚を自分の中で発見できれば、楽しく前向きに働けるはずです。
最後に「比較的サボれる」と言われている代表的な営業職をご紹介したいと思います。
1.医療業界のMR(医薬情報担当者)
MRは病院やクリニックに対して営業する仕事です。
病院を回るルート営業なので、よっぽど都会でない限り基本的には社用車で外回りします。
MRは直行直帰のケースもあるので、自由度が高い仕事とも言われています。
しかも1人で回ることが多いので、比較的サボりやすい職場だといえます。
ただし、医師(先生)が相手の仕事になるのでストレスが多い仕事としても有名です。
2.証券営業
こちらもよっぽど都会の支店でない限り、社用車で外回り営業する職種です。
地方配属された場合には観光気分で営業することもできます。
ただし、証券営業はノルマが厳しいことで有名なので、契約を獲ってくることが最も重視されます。
よって、サボっていることよりも、数字が取れないことの方が問題視されるようです。
このような側面から、効率良く仕事をできる人に向いている職業だと思います。
3.保険営業
女性の営業職も多いため家庭との両立がしやすい職業だと思います。
カフェで打ち合わせする機会が多い職種なので、知人・友人とお茶する感覚で仕事している人もいます。
成果に対しての報酬がもらえる雇用形態(フルコミッション)もあるので、生活との両立がしやすい上、高給取りが多い職種になります。
男性というよりは、比較的営業レディにおすすめのお仕事です。
4.メーカーの外回り営業
こちらも社用車で回ることが多い営業職だと思います。
メーカー営業マンは、ドラッグストアやスーパーマーケットなどの店舗から店舗へと自動車で移動していきます。
コンビニエンスストアではスーパーバイザー(SV)が活躍していますよね。
なので、地方配属になった場合は観光気分で営業ができることでしょう。
メーカー営業の売り物は”ブランド”なので、比較的ラクな営業と言われますが、店舗数が少ない地域だと移動距離が長くなるので疲れる仕事だと言われています。
しかし、単独行動が多くなる傾向はあるので、サボりやすくなることも特徴です。
5.商社営業
商社営業はカッコイイ感じですよね。
高給取りの営業職としても知られていますが、そのぶん仕事内容もハードな職業なのです。
商社では日本全国に限らず、海外に出張することも多いので、スケジュール次第では海外観光をすることもできるはずです。
午前中に数字ができてしまえば、「午後は休んで観光しよう!」なんてことも十分あり得ます。
こちらも数字が重要な営業職なので、実績をあげれば仕事をサボることができるでしょう。
まとめ
ここまで営業職のサボり事情について解説してきましたが、入社したばかりの新人営業マンがサボることは決してオススメしません。
サボっている暇があるくらいなら、新入社員はシャカリキになって働きましょう。
ある程度仕事を覚えてくれば、自然に息抜きする余裕が出てくるはずです。
なのでそのような過程で、楽しく仕事をしながら適度にサボることも覚えていきましょう。
それが仕事を長く続けるコツでもあるのです。