荘子の名言11

心は固(まこと)に死灰(しかい)のごとくならしむべし

一度消してしまった灰は、もう二度と燃えませんよね。

自分の心を死灰のようにすれば、腹が立つこともなくなるのです。

これはアンガーマネジメントに通じる話なので、怒りっぽい人は下の記事もご覧ください。


荘子の名言12

吾、我を喪(うしな)えり

吾と我はどちらも「われ」と読みますが、その意味は全く違います。

  • 吾=生まれたままの自然な自分
  • 我=生きる上で経験したことや知恵を持った自分

人間は損得勘定で物事を考えたり下心を持ちますが、我を捨てて、自然のままに生きる「吾」を推奨したのです。


荘子の名言13

未だ天籟(てんらい)を聞かず

天籟とは「自然の音」を意味しますが、風の音や川の音、虫の声や草木が揺れる音などを指します。

人間は様々なしがらみの中で生きていますが、自然にはそんなものありません。

そのような面倒がないから、迷いも生じません。

天籟に耳を傾ける余裕を持ちましょう。


荘子の名言14

井鼃(せいあ)はもって、海を語るべからず

この名言は「井の中の蛙、大海を知らず」の語源になった有名な言葉です。

ことわざが好きな人は下の記事もご覧ください。


荘子の名言15

蟷螂(とうろう)の斧

蟷螂とはカマキリのことです。

カマキリの手にある斧は昆虫界の脅威ですが、ライオンと対峙した場合には全く通用しません。

これと同じように、人間界で知恵や権威をふりまわしても、大自然の真理にはかなわないのです。


荘子の名言16

知らざる所に止まる

自分が知らないことは、正直に「それは知らない」と言える人の方が賢明です。

知ったかぶりはバカをみるので、ビジネスパーソンは注意しましょう。


荘子の名言17

夢に胡蝶(こちょう)となる

荘子は自分が蝶になって飛んでいる夢を見ました。

その時は本当に蝶の気分でしたが、夢から覚めると「自分は荘子である」と気付いたそうです。

この話を聞くと、多くの人は「蝶は夢で、荘子が現実だ」と言いますが、荘子はどちらも自分であると考えたのです。


荘子の名言18

蛇の鱗、蝉の翼

蛇は前進する時に鱗を動かします。

蝉は飛ぶ時に翼を使います。

「蛇と蝉はどうやって動いているのか?」

そのような答え探しを、荘子は「どうでもいいこと」と一刀両断したのです。

自然が創造した生き物は、自然の摂理に基づいて動いている…

ただそれだけが事実だと語ったのです。


荘子の名言19

技より進む

これは「技術よりも大切ことがある」という名言です。

技術の習得は大切ですが、その過程に一番大切なことが隠されているのです。


荘子の名言20

樊中(はんちゅう)に畜わるるを求めず

樊中とは「かごの中」という意味です。

鳥は自分で餌を探し、暑さや寒さに耐えながら生活しています。

しかし、決して樊中(かごの中)で過ごしたいとは思わないはずです。

なぜかと言えば、自由に生きるのが一番楽しいからです。




関連キーワード
営業系の副業情報サイト「side bizz」

営業系の副業を探すならside bizz(サイドビズ)を要チェック!

サイドビズには”紹介するだけで稼げる”副業情報が多数掲載中!

サイト利用料は全て無料(0円)!

おすすめの記事