佐々木常夫は科学メーカーとして有名な大企業『東レの元役員』です。
優れたビジネスパーソンとして有名なので数々の著書を出版しており、講演会で見かけたことがある人も多いでしょう。
そこで今回は、佐々木常夫の名言集をご紹介したいと思います。
佐々木常夫のプロフィール(経歴)
1944年秋田市生まれ。
1969年に東京大学の経済学部を卒業し、同年に東レへ入社しました。
家庭の事情で毎日18時に退社する必要性に迫られましたが、そのような環境のおかげで「最短距離&最大成果」を生み出す仕事術を編み出せたそうです。
その独自ロジックを使って数々の大事業を成功に導きます。
2001年、同期トップで東レの取締役に就任し、2003年より東レ経営研究所社長、2010年に株式会社佐々木常夫マネージメント・リサーチを設立し、東レ経営研究所特別顧問になりました。
佐々木常夫の公式サイト:https://sasakitsuneo.jp/index.html
東レとは?
東レ(TORAY)は1926年 (大正15年) 1月に設立した東洋レーヨン株式会社を起源にした会社ですが『炭素繊維』の開発・販売が世界首位なので、素材メーカーとして認知している人が多いかもしれません。
ユニクロの大ヒット商品「ヒートテック」を共同開発したことでも有名ですよね。
ユニクロとは戦略的パートナーシップを締結しているので、今後も新しい製品を提供し続けてくれることでしょう。
佐々木常夫の名言集まとめ
強くなければ仕事はできない。
優しくなければ幸せにはなれない。
ビジネスで成功させるためには、強靭な精神力が求められます。
数々の競争を勝ち抜かなければいけないからです。
しかし、ライバルを蹴落とす必要などありません。
他人を傷つけてしまうと、自分の協力者が減ってしまうので、後で手痛いしっぺ返しを食らうハメになります。
本当にビジネスで成功したいなら、他人にも優しくしましょう。
「目の前の仕事」に真剣になりなさい。
きっと、見えてくるものがある。
「目の前の仕事」は、あなたにとって越えるべき壁です。
その仕事内容を不満に感じるかもしれません。
無駄だと思うかもしれません。
それでも信じてやり抜いてみてください。
それは将来きっと役立つはずです。
アップル創業者のスティーブ・ジョブズは、興味本位で覚えたカリグラフィーが、マッキントッシュの開発に役立ったと語っています。
それは「Connecting the dots(点と点をつなげる)」 と表現され、今でも語り継がれています。
スティーブ・ジョブズの名言集は下の記事をご覧ください。
欲をもちなさい。
欲が磨かれて志になる。
欲望は人間の原動力となります。
なので欲を持つということは、決して悪いことではないのです。
「それでもなお」という言葉が、君を磨き上げてくれる。
「それでもなお」という言葉は、意外と前向きなのです。
諦めないしぶとさや、やり続ける勇気をくれる言葉だと思います。
君は人生の主人公だ。
何者にもその座を譲ってはならない。
人生をどう生きるかは自分で決められますが、その決定権を他人に譲ってはいけません。
幸せに生きる、有意義に生きるためには、辛いことであっても自分で意思決定するべきだと思います。
3年で物事が見えてくる。
30歳で立つ、35歳で勝負は決まり。
「石の上にも三年」ということわざがある通り、ほとんどの仕事は3年ほどでやり方がわかってきます。
会社の仕組みやキャリアが見えてくるのです。
なので30歳から35歳はがむしゃらに働いてください。
35歳以降のキャリアは、その5年間でほぼ決まってしまうからです。
プアなイノベーションより、優れたイミテーションを。
自分のオリジナルにこだわっていると作業効率が悪くなります。
それよりも優れた先輩を真似した方が早いと思います。
仕事で大切なことは、全て幼い時に学んでいる。
- 人に会ったら挨拶しなさい
- 人にはお礼を言いなさい
- 仲間はずれをしてはいけません
- 嘘をついてはいけません
- ごめんなさいと謝りなさい
これらは生きる上での基本と言えますが、ビジネスも同じなのです。
良い習慣は、才能を超える。
世の中には天才と呼ばれる人がいますが、本当に生まれつきの天才は少ないはずです。
ほとんどの人は「努力した結果」が成果として表れているだけです。
天才的なプロ野球選手と言われたイチロー選手も「自分は天才ではない」と語っています。
毎日の蓄積が重要なのだと理解しましょう。
すぐに走り出してはいけない。
まず、考えなさい。
ビジネスを成功させるために『行動力』はとても重要な要素だと思います。
しかしその一方で『慎重さ』も重要な要素だと思います。
この両方をバランスよく保つことが必要でしょう。