五月雨(さみだれ)
五月雨は、旧暦5月頃に降る長雨のことですが、いつまでもダラダラと続く様子を表す表現としても使われています。
ビジネスでは、連続送信するメール内で「五月雨のメールで失礼いたします」というような使い方をします。
桃源郷(とうげんきょう)
桃源郷とは、俗世間を離れた想像上の平和な社会のことです。
そこから派生して「理想的な場所」を指す単語としても使われています。
八百万(やおよろず)
数えることが難しいぐらい多いことを表す三字熟語です。
「日本には八百万の神がいる」というような使われ方をします。
似而非(えせ)
本物に似ているが、そうではないものを表す三字熟語です。
「似而非関西弁」のような使われ方をしますが、「似非」だけでも同じ意味になります。
阿多福(おたふく)
阿多福は、丸顔で鼻が低くて顔が腫れた女の人を表す三字熟語です。
醜い顔を罵る言葉なので、「阿多福で可愛いね」という表現は間違った使い方になります。
黄口児(こうこうじ)
年が若くて経験の浅い未熟者を指す表現です。
相手を嘲笑う表現なので、使うシチュエーションに注意しましょう。
安本丹(あんぽんたん)
愚か者、馬鹿者のことを指す三字熟語です。
我楽多(がらくた)
価値がなくて使い道がない物を指す言葉ですが、「瓦落多(がらくた)」と表現することもあります。
奇天烈(きてれつ)
言葉にできないほどヘンテコな様子を表す言葉です。
「奇妙奇天烈(きみょうみてれつ)」という具合にセットで使われることもあります。
最後屁(さいごっぺ)
最後屁は、窮地に陥ったイタチが出す悪臭の”屁
のことなのですが、それが転じて、切羽詰まった時の悪あがきを指す表現になりました。
地団駄(じだんだ)
地面を何度も何度も踏みつけることです。
「地団駄を踏む」という表現は悔しがる様子を表しています。
まとめ
ここまで有名な三字熟語をご紹介してきました。
聞いたことはあっても、「漢字を見るのは初めて」という言葉も多かったはずです。
そして意外なことに、間違った認識の漢字も多かったですよね。
間違った使い方をすると恥をかいてしまうので、この機会に覚えておきましょう!
三字熟語の次は四字熟語の記事もぜひご覧ください。