西郷隆盛の名言11

正道を踏み国を以てたおるるの精神無くば、外国交際は全かる可からず。

翻訳)国のために、正しくて道理のあることをとことん実践して、あとは国とともに倒れても良いと思うほどの精神がなかったら、外国との交際はうまく運ばない。

西郷隆盛が生きた時代は、ペリー提督率いる黒船来航の時代なので、不平等条約を発端とした尊王攘夷運動も起こっていました。

なので、西郷隆盛も外国との付き合い方を模索していたようです。


西郷隆盛の名言12

自分を足れりとせざるより、下下の言も聴き入るるもの也。

翻訳)主君は自分が完全無欠だと思っていないからこそ、民衆の言葉にも耳を傾けることができる。

この言葉伝えたいのは、「トップは謙虚な気持ちを持つべき」ということですね。

自分のことを”完全無欠”だと思っていると、他人の注意を素直に聞き入れることができず、部下からの諫言も出なくなります。

それでは裸の王様になってしまうので注意しましょう!


西郷隆盛の名言13

道は天地自然の道なるゆえ、講学の道は敬天愛人を目的とし、身を修するに克己以て終始せよ。

翻訳)人が踏みを行うべき道は、天から与えられた道理であって、上に天があり下に地があるように、当たり前の道理であるから、学問の道は天を敬い人を愛するということを目的として、身を修め、常に己に克つことに努めなければならぬ。

西郷隆盛といえば「敬天愛人」ですよね。

「敬天愛人」は宗教(儒教)的な考え方がベースになっているそうですが、西郷隆盛が生きる上での道標になっていたようです。

儒教について知りたい人は下の記事をご覧ください。


西郷隆盛の名言14

学に志す者、規模を宏大にせずばある可からず。

翻訳)学問を志す者は、広く学ぶという心掛けが必要である。

様々な知識を蓄えることが、本当の成長につながっていくと西郷隆盛は語っています。

しかしその道はとても険しいので、「常に自分に克つ精神力が必要だ」とも語っています。


西郷隆盛の名言15

天は人も我も同一に愛し給ふゆえ、我を愛する心を以て人を愛する也。

翻訳)天は他人も私も区別なく愛されるのであるから、我々は自分を愛する心を持って他人をも愛することができなくてはならない。

これは「隣人愛」っぽい名言ですが、どうやら西郷隆盛は少なからずキリスト教の影響を受けていたようです。


西郷隆盛の名言16

人を相手にせず、天を相手にせよ。

翻訳)狭い人間世界にこだわるのではなく、広大無辺の天を相手にしなさい。

「日本を飛び出て、世界を相手にする」ことにとどまらず、もはや宇宙全体、その上の”天”を相手にするという発想はさすがだと思います。

西郷隆盛くらい広い視野で物事を見れば、きっと見える世界が変わるはずです。


西郷隆盛の名言17

己を愛することは善からぬことの第一也。

翻訳)自分を甘やかすことが、一番良くないことだ。

自分を甘やかせば、何事も成し遂げることができません。

西郷隆盛は「決して自分を甘やかす心を持ってはならない」と語っています。


西郷隆盛の名言18

過ちを改むるに、自ら過つたとさえ思ひ付かば、夫れにて善し。

翻訳)過ちを改めるには、自分が間違いを犯したと自覚すればそれでいいのだ。

反省すれば次回の改善につながります。

西郷隆盛は「過ちを犯したことにこだわる必要はない」と語っています。


西郷隆盛の名言19

道を行ふには、尊卑貴賤の差別無し。

翻訳)天から与えられた道を実践するのに、その人の地位が高いか低いか、また尊いか卑しいかなどといったことは全く関係がないことだ。

これは「何かを成し遂げたい」と思っている人の背中を押してくれる、とてもポジティブな名言だと思います。

必要なのは身分や肩書き、学歴などではなく、『挑戦する勇気』と『圧倒的な行動力』なのです。


西郷隆盛の名言20

人は第一の宝にして、己れ其の人に成るの心懸け肝要なり。

翻訳)適任者こそが第一の宝であって、自らがその適任者になろうとする心掛けが大事なのだ。

組織論において、人材は「人財」と表現されることがあります。

『人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり』という武田信玄の言葉もありますよね。

それほど人は重要な要素だということです。

戦国武将の名言集は下の記事をご覧ください。




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