只菅ら道を行い道を楽しみ、若し困難に逢ふて之れを凌がんとならば、弥弥道を行い道を楽しむ可し。
翻訳)ひたすら道を行い道を楽しみ、もし困難や苦しいことに出会ったならば、ますますその道を実践して楽しむという心を持つがいい。
目の前の困難は、自分を成長させてくれる”糧”となります。
西郷隆盛のような心構えさえあれば、どんな困難でも楽しく感じますし、何事にも動揺せずに幸せを感じられるはずです。
命ちもいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、仕抹に困るもの也。
翻訳)命を惜しいと思わない、名誉などもいらない、官位も金もいらないという人物ほど、権力からみて、手に負えないものはない。
このような人物は生きる目的を持っておらず、基本的にネガティブ思考の人だと思います。
なので、もしこのような社員を雇ってしまった場合、まずはマインドセットをする必要があるので、精神教育から始めましょう!
人を推すに公平至誠を以てせよ。
翻訳)人に提言する時には、公平かつ誠実でなければならない。
中途半端な策略で人を言いくるめたとしても、その後トラブルになり得ます。
それよりも人の心をつかむには『公平・誠実』という方が結局は近道なのです。
体有りてこそ用は行はるるなり。
翻訳)本体(原理)があって初めてその働きがあるものだ。
これは物事の道理について語った名言です。
表面的な感覚で物事を進めるのではなく、きちんとしたロジック(原理)を組み立てて物事に当たらなければ「危なっかしくて見ていられない」と西郷隆盛は語っています。
それを分かりやすく表現したのが”武”についての表現です。
西郷隆盛は「武とは剣や矛のことではない。敵がどれほどのものかを測る知識である」と語っています。
なかなか奥深いですよね。
西郷隆盛は明治維新の偉人
ここまで西郷隆盛の名言集をご紹介してきました。
西郷隆盛は”徳”のある人物として知られており、とても誠実だったと聞いています。
なので人徳があり、良くも悪くも最後まで人のために尽力した人生だったようです。
日本が激動の時代だった「幕末」という時代に生きた人たちは、やはり生きる上での”心意気”が違うように感じます。
明治維新の頃に活躍した偉人たちの名言集も是非ご覧ください!