なすはなさざるに優る。
<加藤高明>
加藤高明は、第24代内閣総理大臣です。
本当にこの名言の通りだと思いますが、一番重要なのは『行動すること』なので、恐れずにどんどんチャレンジしましょう!
政治は国民道徳の最高水準たるべし。
<濱口雄幸>
濱口雄幸(はまぐちおさち)は、第27代内閣総理大臣です。
前述しましたが、政治は国民レベルに準じるので、逆説的に言ってしまえば、国民のレベルさえ引き上げれば、政治も最高水準になるはずだと語ったのです。
今の暴れ者をもう一度呼んでこい、話を聞かせてやる。
<犬養毅>
犬養毅(いぬかい つよし)といえば、五・十五事件で暗殺された首相ですよね。
海軍将校の襲撃を受けた犬養毅は、瀕死の身体でこの言葉を女中に伝えた後亡くなったそうです。
自分は赴任の前、すでに一命は国家に捧げているのであるから、爆弾などは怖いと思わぬ。
<斎藤実>
斎藤実は挙国一致内閣で総理大臣になりましたが、その決意が感じられる名言ですよね。
政治家というのは、犬養毅や安倍晋三のように”命”を狙われる立場なので、このような決意が必要だったのでしょう。
人間というものは、いついかなる場合でも、自分の巡り合った境遇を、最も意義あらしめることが大切だ。
<米内光政>
米内光政(よないみつまさ)は、第37代内閣総理大臣を務めた人物です。
この言葉を真に受ければ、たとえ不幸な境遇だったとしても、そこで頑張る勇気が出てきますよね。
死ぬということは、最も容易な方法で、なんでもないことだ。
<鈴木貫太郎>
鈴木貫太郎は第42代内閣総理大臣を務めた人物であり、第2次世界大戦終戦時の首相でした。
日本の武士は『意味のない死』を嫌ったので、おそらく鈴木貫太郎も同じ考えだったのだと思います。
武士道について知りたい人は下の記事をご覧ください。
目の前の小さな現象に目を奪われて、遠い目標を失ってはならない。
<東久邇宮稔彦王>
東久邇宮稔彦王(ひがしくののみやなるひこおう)は、皇族出身唯一の首相です。
終戦後の約2ヶ月間という史上最短の内閣でしたが、日本国民全員が徹底的に反省することを推奨した「一億総懺悔論」は有名ですよね。
この言葉には、これから日本を再復興させるという強い意思が感じ取れます。
文明と戦争とは、結局両立し得ないものである。
<幣原喜重郎>
幣原喜重郎(しではらきじゅうろう)は、第44代の内閣総理大臣です。
この言葉は憲法第9条の意味について語った名言です。
文明を発展させても、戦争が起これば、文明は破壊されてしまいます。
よって「戦争を放棄しなければ、永続的な発展を求めることはできない」という趣旨に基づいて、憲法第9条は制定されました。
現代は有事への危機意識が強くなっているので”憲法第9条の廃止論”も出ていますが、今こそ憲法第9条を制定した偉人たちの気持ち&考え方を学ぶ機会でしょう。
勇気を出せ。
断じて行う決心をすれば、予想以上に力も出る。
<芦田均>
これは芦田均が、自分を奮い立たせるために語った名言だと言われています。
「議員で飯を食うようになったらおしまいだ」とも語っているので、かなり志の高い政治家だったことが伺えます。
青い鳥はどこかにいるに違いない。
<片山哲>
この言葉に出てくる「青い鳥」というのは「目指すべき理想形」のことです。
片山哲はクリスチャン(キリスト教徒)だったので、このような表現をしたと言われています。
キリスト教の考え方はとても興味深いので、それを知りたい人は下の記事もご覧ください。