自己の力量を確実に認識して、計画に着手しなければ、成功は望めない。
何か大きなことを成したい場合、自分の力量を把握することは大切だと思います。
人間は自分一人で大事を成すことはできません。
それを前提とした上で、「自分には何ができるのか?」をしっかり自己分析しましょう。
そして、自分に不足している部分を人にお願いして、事業ポートフォリオを構築するのです。
この分析が正確であるほど、ビジネスの成功確率は高まっていきます。
どんな世の中になっても、慌てず、うろたえず、淡々として社会への奉仕を心がけていこう。
新型コロナウイルスのパンデミックを始め、環境の変化は度々起きます。
しかし、その度に一喜一憂していては、大きな成長を成し遂げることはできないでしょう。
ビジネスとは、社会に対して価値を提供することです。
その提供している価値が大きければ、それに比例して売上も増えていきます。
そう考えた場合、ビジネスの価値が変化しない限り、大きく慌てる必要などないのです。
昨日と同じことを今日は繰り返すまい。
このわずかな工夫の累積が大きな繁栄を生み出す。
ごくわずか、ほんのわずかの差でも、長い期間で見れば大きな差になります。
昨日よりも今日の方が一歩でも前進していると思えれば、きっとあなたは成功できるでしょう。
人間はダイヤモンドの原石ごときもの。
磨けば光る素晴らしい素質を持っている。
「天は二物を与えず」と言いますが、逆説的には「一物」は与えているということです。
これを天命と言う人もいますが、それを全うすることが人生なのかもしれません。
それを探すための努力を怠らないようにしましょう。
転んだら立たねばならぬ。
赤ん坊でも転んだままではいない。
すぐに立ち上がる。
人間誰でも失敗することはあると思います。
しかし、失敗した時に転んだままでいてはいけません。
すぐに立ち上がって、「なぜ失敗したのか?」を真剣に考えましょう。
そして、同じ過ちを二度と繰り返してはいけません。
そうすることで、あなたの成功確率はどんどん高まっていきます。
「困った困った」と思うから心も狭くなり、知恵も湧かないのである。
困っても困らないことである。
何か大きな壁にぶつかった時、「もうだめだ…」と嘆いてしまうかもしれません。
しかし、もっと気楽に考えた方が良いと思います。
たとえ大きな壁だったとしても、あなたの前に出てきた壁が越えられないということはあり得ないのです。
それはあなたが超えられるから出てきた壁であって、あなたに越えられないような高い壁はそもそも目の前に現れません。
なので、その壁を越えるために「どうすればいいのか?」という知恵を絞りましょう。
僕の半生?
そうですな、点数をつけたら及第点というところ。
まだ満足していませんからね。
人間とは「これで十分だ」と思った瞬間から、もう努力することをやめてしまいます。
つまり、それ以上成長できないということです。
なので、どこまでも究極的にストイックでいましょう。
そのストイックさがあなたを成長させてくれます。
年を取っても何の失敗体験も成功体験もないというのでは、本当に年を取ったことにはならない。
年齢を重ねるにつれて、たくさんの経験をするはずです。
しかし、ただ本を読んで知識を積み重ねたり、バラエティ番組ばかりを見ているようでは、本当に年を取ったとは言えないと思います。
たくさんチャレンジして失敗した人は、そのぶん大きく成長できます。
その失敗から「こうすれば失敗しないんだな」という成功体験を得て、本当の成功をつかみ取るのです。
このような人の人生には厚みがあって、言葉にも重みが出てきます。
人間というものは、自分の考えで事を行う時に、一番喜びが感じられるものですよ。
人から命令されてやるだけの仕事はつまらないですよね。
やっぱり自分で考えて、それを実現したときの満足感は何者にも代え難いと思います。
しかし、それをやるためには責任を持たなければいけません。
リスクを取るからリターンが得られるのです。
何事も主体的に取り組むようにしましょう。
何事をするにも、けじめが1番大切で、けじめのない暮らしはだらしがない。
ただだらだらと過ごしているだけでは、何の進歩も成長もありません。
きちんとけじめをつけて、目標を持って取り組むからこそ、成果が出るのです。
そして反省が出てきて、それを糧に成長できるのです。
※松下幸之助 名言集21~30は次のページへ