人間、生まれた時があれば死ぬ時がある。
だから死が近づいたとて、今更慌てる必要もない。
ほとんどの人は死ぬことが怖いと思います。
しかし、死を怖がる必要などないと思います。
一生懸命に努力して、自分が目指すべき目標を人生かけて達成した場合、「もうやり残したことはない」と言えるような状態になると思います。
そのような大事を成していないから慌てるのです。
死ぬ間際に後悔することがないように、常に向上心を持って生きるようにしましょう。
人生とは悩みの連続である。
しかし、悩みがあるからこそ、人生に味わいが生まれてくる。
「悩み」はとても辛いものだと思います。
悩みに取り憑かれた人は前に進むことができず、最悪のケースではうつ病になってしまうこともあるでしょう。
しかし、悩みのない人生などつまらないです。
悩みがあるから人間は成長することができるのです。
なので「どうすれば悩みを克服できるか?」ということを考えましょう。
悩みの99%は人間関係に由来するといわれています。
これさえわかれば、あとは自分を悩みから解放するだけです。
どういう見方をしようと自由です。
だから、少しでも自分のプラスになるような見方をすれば良い。
一つのことでも、別の角度から見たら全く違う見方になりますよね。
ある出来事をポジティブに捉えるのか、ネガティブに捉えるのかは自分次第なのです。
それであればポジティブに捉えた方が良いと思います。
自分にとって都合がいいように解釈するのは、決して悪いことではないのです。
私たちが今生きている人生は、それぞれに自分だけしか言えない貴重なものです。
やっぱり、隣の芝生は青く見えますよね。
しかし、人の人生を羨ましく思ったり、「自分の人生は恵まれていない!」と嘆くことは、何の意味もありません。
そうではなく、自分の人生に全力をかけて挑めば良いだけなのです。
そうすれば、他人では成し得なかったような、大きな実績が残せるでしょう。
一見すると、平穏無事の日々にも、様々な体験があり、それらが全て人生の糧となる。
毎日同じように過ごしていると、日々に退屈してしまうかもしれません。
しかし、全く同じ日など一日も無いのです。
その様々な変化を自分の糧とするか、見過ごすかは人それぞれです。
平凡な一日にも学ぶべきことはたくさんあります。
それであれば、出来る限り有効活用した方が良いと思います。
ゆがんだレンズを通せば、まっすぐな棒でも曲がって見える。
人間には「先入観」というものが備わっています。
これは便利なものですが、使い方によってはマイナスに働くので注意しましょう。
物事は、出来る限り純粋な気持ちで見た方が良いと思います。
私たちが日々取り組んでいることは、すべて失敗であり、またすべてが成功であるとも言える。
物事がうまく進むと、人はいい気持ちになって浮かれてしまいます。
しかしそれでは足をすくわれてしまって、結果的に失敗することになります。
浮かれず驕らず、謙虚な気持ちで取り組みましょう。
いくらその道の達人から理屈を聞いたとて、初めから真似しうるものではない。
一流のプロフェッショナルになるためには、それなりの努力と時間が求められます。
現代はインターネット全盛期なので、気軽にいろいろ手を出してはすぐに辞めてしまう人をたくさん見かけます。
しかし、それではプロフェッショナルになることはできません。
一度やりだしたら成果が出るまで継続するべきなのです。
そうすれば失敗することもないでしょう。
昔から「勝負は時の運」と言われるが、それは諦めの言葉だ。
勝負は断じて力の相違である。
運が勝敗を左右しないとは言いません。
しかし、最後に勝敗を決めるものは、決して運などではなく、たゆまない努力に裏打ちされた実力なのです。
恵まれた生活も結構だし、恵まれない暮らしも結構、何事も「結構」という気持ちが大切。
恵まれているとか、恵まれていないとかの判断基準は相対的なものです。
そのように考えるのではなく、まず自分自身を承認して、今の状況を受け入れることから始めていきましょう。
※松下幸之助 名言集31~40は次のページへ