代理店展開をする場合、一番大変な作業が『新規代理店を集める』ことだと思います。
そんな時は、代理店募集サイトを使うのが便利ですよね。
そこで今回は、代理店募集サイトの使い方や掲載方法についてご紹介したいと思います。
各募集サイトの特徴までお伝えしますので、代理店募集する前にご覧ください。
目次
代理店募集する方法(やり方)
販売代理店を募集する方法には様々なやり方がありますが、主なやり方は下の3種類だと思います。
- アウトバウンド営業で開拓する
- インバウンド営業で問い合わせをもらう
- リファラル営業で紹介してもらう
アウトバウンド営業で開拓する場合には、テレアポや飛び込み営業など積極的な営業を仕掛けていくことになります。
基本的にビジネスシナジーが高い『個人・法人』に対してアプローチするので、ある意味では”狙い撃ち”とも言えますね。
そしてインバウンド営業の場合には、インターネットを活用した仕組み作りから始めていきます。
コーポレートサイトの中に代理店募集専用のLP(ランディングページ)などを用意して、そこから資料請求してもらったり、代理店募集サイトに掲載するのです。
代理店募集サイトについては後述しますが、もし自社サイトを活用するweb施策なのであれば、Googleなどの検索エンジンにインデックスされる必要があり、さらに検索エンジンで”上位表示”してもらえなければ意味がありません。
つまりSEO対策が必要となります。
なのでwebマーケッターが必要となりますが、自ら問い合わせをしてきた代理店希望者は確度が高いので、良い販売パートナーが集められるはずです。
そのような代理店希望者はすでに何らかの見込案件を持っているケースが多く、売上に繋がりやすいことも特徴的です。
そして最も効果的だと言われているのが『リファラル営業』です。
リファラル営業とは”紹介営業”を意味する言葉ですが、知人や取引先から代理店希望者となり得る個人・法人を紹介してもらうのです。
もしリファラル営業に興味がある場合、下の記事をご覧ください。
代理店営業と言っても、その業務内容は決して簡単ではなく、新規開拓営業と同等レベルの高い営業スキルが求められます。
しかし知人から”代理店希望者”を紹介してもらえれば、ゼロから開拓するよりも代理店募集がはかどりますよね。
この他にも、DM営業や展示会営業など様々なアプローチ方法があるので、自社商材に最適なやり方を選んでみましょう。
代理店募集サイトとは?
世の中には代理店募集サイトと呼ばれるポータルサイトがいくつか存在しています。
そのイメージを簡潔に伝えると、リクナビやマイナビなど求人サイトの『代理店募集に特化したバージョン』だと思ってください。
求人サイトと同じく「代理店希望者の集客~エントリー受付」までを担ってくれるので、ゼロから代理店希望者を探すよりラクだと思います。
代理店希望者からしても、いちいち各企業のサイトをチェックして問い合わせする手間がなくなるので、商材仕入れが楽になるのです。
このように、お互いにとってメリットの大きい仕組みが代理店募集サイトなのです。
どんな商材が人気なの?
代理店募集サイトには様々な製品サービスが掲載されています。
ストックビジネスの商材や通信商材、新規ビジネスまで本当に様々です。
募集している企業の規模も、中小ベンチャー企業~株式上場している大手企業まで幅広いことが特徴的です。
ただ、どのサイトでも一貫しているのは「代理店募集」に限った求人を掲載していることです。
募集内容は、
- 法人限定
- 地域限定
- 初期費用あり
- ストック収入あり
など掲載企業側の条件によって様々です。
やはり『代理店募集』に特化しているので、この辺りは普通の求人サイトとは違いますよね。
無料掲載できるの?
代理店募集サイトの中には、無料掲載できるサイトが存在します。
ただし、無料掲載と言っても、2種類の意味が含まれています。
- 掲載0円の従量課金制
- 完全無料掲載
「掲載0円の従量課金制」とは、つまり成果課金ということです。
ほとんどの無料掲載はこちらのケースに該当します。
このようなビジネスモデルのサイトは意外と多くて、資料請求やエントリー1件当たりにつき@5千円~1万円が課金されていきます。
なので、固定費(ランニングコスト)はありませんが、1ヶ月で10件の資料請求があれば5万円~10万円のコストが発生することになります。
そして「完全無料掲載」こそが、本当の意味での0円掲載です。
このプランの場合には、初期費用も無ければ掲載料金もかかりません。
さらに成功報酬すら必要ないのです。
このようなサイトは数少なく、きちんとしたサイトほど完全無料掲載はやっていないはずです。
なぜかと言うと、単なるボランティア活動になってしまうからです。
一般的な会社は営利企業なので、自分たちが儲かるようなビジネスモデルだけをやっています。
それと相反する完全無料掲載は、一般的な企業では運営できないのです。
なので、もし完全無料掲載できるサイトがあった場合、その理由を聞いてみた方が良いと思います。
代理店募集サイトを徹底比較!
ここでは『メジャーな代理店募集サイト』を比較しながら解説したいと思います。
各サイトごとに特徴があるので、その辺りもぜひチェックしてみてください。
※2023年2月現在の情報です。
アントレ
アントレはもともとリクルート社の一事業でしたが、それがスピンオフして今の形になりました。
最初はフランチャイズ募集の紙媒体としてスタートしましたが、その後webサイトがオープンしたので、独立開業ニーズの高いサラリーマン会員が多い傾向にあります。
途中から代理店募集できる機能も追加したので、代理店募集サイトとしての役割も果たしていますが、比較的個人会員が多いので「法人限定募集」をしたい場合にはミスマッチするかもしれません。
しかし、サイト運営期間が長く、会員数も多いので、資料請求(マッチング)の数は最も多いサイトだと言われています。
ただこの辺りは難しい部分で、「資料請求(マッチング)が多ければOK」という訳でもないのです。
たとえマッチングが起こったとしても、結局連絡がつくのは2割程度なので、そのぶん掲載料金が高くついてしまいます。
なのでアントレの掲載料はとても高くて、4週間当たり30万円~60万円ほどの広告予算が必要となります。
このサイトは、広告予算が豊富なフランチャイズ本部に向いていると思います。
>>アントレ
ビジェント
ビジェントは代理店募集に特化したwebサイトです。
サイト名の由来は「ビジネス×エージェント」なので、この辺りからも代理店募集に対する意気込みが感じられますよね。
会員数はアントレの1/3ほどですが、フットワークの軽い代理店希望者がたくさん会員登録しているので、代理店募集するのには最適かもしれません。
ほとんどの会員は男性なので、通信商材や新規ビジネスなどが人気になっており、美容商材や健康食品など女性向けの商材には弱い傾向があります。
なので、「男性の販売代理店」を探している場合にはピッタリだと思いますが、「女性の販売代理店」を探している場合には良い成果につながらないでしょう。
掲載プランは純広告で、月額10万円ほどの予算が必要になります。
代理店募集ドットコム
代理店募集ドットコムは、日本代理店協会(JDA)の理事長を務めている会社が運営元なので、代理店募集については詳しいはずです。
しっかりとSEO対策しているので、「代理店募集」というキーワードで常に上位しており、安定的な集客も期待できます。
そして掲載0円(無料)&従量課金制(資料請求一件1万円)になっているので、使い勝手の良さは抜群だと思います。
従量課金の上限金額が10万円なので、1ヶ月当たりの最大予算は10万円ということになりますね。
月10万円の広告宣伝費が捻出できれば、代理店募集ドットコムは最有力になるかも知れません。
side bizz(サイドビズ)
side bizzはリファラル営業プラットフォームとして始まったサイトですが、会員ニーズに応じるカタチで代理店募集の求人情報が掲載できるようになりました。
もともとはリファラル営業サイトなので、その会員属性は「会社員」「トップセールスマン」「営業フリーランス」などが多い傾向にあります。
会員のボリュームゾーンは20代~30代と比較的若めなので、フットワークの軽さも特徴的です。
アントレ、ビジェント、代理店募集ドットコムなどのサイトユーザーと被らないので、代理店募集を最大化させるという観点では、併用することもできるでしょう。
side bizzの料金体系は「掲載0円の従量課金制(エントリー1件@5千円)」なので、代理店募集ドットコムに似ていますが、従量課金の上限金額が5万円なので、1ヶ月当たりの最大予算は5万円ということになります。
コスト的には一番安いサイトだと思うので、そういった意味では使い勝手が良いかもしれません。
代理店募集サイトの使い方
代理店募集サイトに掲載すると、代理店希望者から資料請求があったり、エントリーが入ることになります。
そのためには良質な求人原稿を作成する必要がありますが、自分で作成するのは微妙かも知れません。
もちろん自分で原稿作成することもできますが、極力サイトの運営会社に任せた方が無難だと思います。
代理店募集サイトを運営している会社は、様々な求人案件を見てきたので、「どのような原稿にすれば効果が良いか?」ということを知り尽くしているからです。
良質な求人原稿が出来上がったら、早速掲載を開始してみましょう。
ここではその後の対応についても解説しておきたいと思います。
代理店希望者の対応方法
これは代理店募集サイトあるあるですが、初めて代理店募集サイトに掲載した企業は、「資料請求してきた会員は全て代理店契約してくれる」と勘違いしています。
しかし現実はそんなに甘くなく、資料請求した代理店希望者も「どんな商材を扱うか?」を選んでいる途中なのです。
よって、資料請求後の対応から代理店営業(パートナーセールス)は始まっていることになります。
もちろんクイックレスポンスが理想的なので、資料請求があった後、すぐに電話することが重要です。
なぜかと言うと、代理店希望者は複数社に資料請求しているので、対応が遅いと印象が悪くなるだけでなく、その候補からも外れてしまうからです。
代理店契約するということは、その仕入れ先である掲載企業とは一蓮托生になることを意味しています。
よって、対応が遅い会社や、サポートが悪い会社とは「極力組みたくない」というのが代理店側の本音だと思います。
そのような観点で言えば、Zoom営業するよりも直接顔を合わせた方が良いですし、売れるまで徹底的にサポートするような姿勢を見せると好印象になるはずです。
販売代理店という仕組みは、良くも悪くも代理店側が組む相手を決めてしまいます。
なので、各代理店希望者のニーズに合わせたソリューションが求められるのです。
まとめ
この記事で紹介した代理店募集サイトは、すべてメジャーなサイトです。
これ以外にも様々な代理店募集サイトが存在しますが、そのほとんどは掲載しても期待できる効果が見込めないでしょう。
なので、ここで紹介した代理店募集サイトに掲載すれば『基本的には十分』だと思います。
それぞれサイトごとに特徴があるので、まずはお問い合わせしてみてください。
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