自分の欲望を節してでも、他人のために働きうるところに、人間としての値打ちがある。
他人に対するGIVEの精神こそが、社会人としての心得です。
ビジネスもまさにこれと同じです。
人に対して価値を提供するからこそ、そのビジネスは支持され、感謝の気持ちが売り上げとして還元されるのです。
熱心で誠意のある私心のない態度は、自ずと周囲の人々の心に響き、協力を得ることができる。
「誠実さ」は生まれ持った先天的な才能だとも言われますが、誰もが赤ちゃんの頃は純粋で誠実だったはずです。
その気持ちを前面に押し出して、周囲の人々に協力を依頼すれば、きっとあなたに賛同してくれることでしょう。
色々な色が入り混じって初めて、美しい色、味わいのある豊かな色ができる。
様々な考え方、価値観があって良いのです。
単色の世界よりも、カラフルな世界の方が楽しみが多いと思います。
企業は多様性(ダイバーシティ)を推進し、積極的に取り入れることで、更なる高みが目指せるはずです。
サービスは、本来相手を喜ばせ、またこちらにも喜びが生まれてこなければならないもの。
サービスとは、お客様に喜んでもらうために提供すると思われがちです。
しかし実際には、提供する側も嬉しくなければいけません。
お客様に喜んでもらえたり、「ありがとう」と言ってもらえると嬉しいですよね。
お互い幸福になることが、良質なサービス提供に繋がっていくのです。
どんなものにも、それを作った人の魂がこもっており、それだけの高い価値を持っている。
消費者はモノを提供される側なので、なかなか作り手の目線になることができません。
しかし、どのような製品サービスにもそれを作った人がいるのです。
並々ならぬ情熱を傾け、日々試行錯誤しながら作り上げた製品サービスを無下にしていいわけありません。
製品の良し悪しは別としても、常に感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
よく考えてみると、幸・不幸の両面があるということが、結局は幸福なのかもしれません。
誰でも不幸になることは避けたいと考えますが、不幸があるからこそ幸福が際立つのです。
そう考えた場合、両方あるのも決して悪くないと思います。
常にその日その日の仕事に、心から喜びを感じるようになりたいと望んでいる。
働くということが「お金を稼ぐこと」になっている人は多いと思います。
それでは仕事に対する喜びを感じることができません。
働くということは「他人に喜んでもらうこと」なのです。
人に価値を提供した結果、あなたには給料が支払われます。
つまり、お金を稼ぐことが目的ではなく、お金を稼ぐことは結果論でしかないのです。
そのような考え方になれば、働くことに喜びを感じられると思います。
まとめ
松下幸之助の名言は、どれも元気をくれたり、勇気が湧いてくるような言葉ばかりだと思います。
ご紹介した中には、きっと「座右の銘」になるような名言もあったはずです。
人生を楽しく、幸せに生きるために、松下幸之助の言葉を活かしてください。