成功するには「素直であること」が大事です。
ダイエー創業者の中内功、イトーヨーカドー創業者の伊藤雅俊、パナソニック創業者の松下幸之助など、学歴がない偉大な経営者は意外と多いですよね。
似鳥昭雄は、自分を含めて偉大な経営者が成功できた秘訣は、人からのアドバイスを素直に聞き入れる『素直さ』だったのではないかと分析しています。
偉大な経営者の名言集は下の記事をご覧ください。
ウサギよりカメになれ。
小才より鈍重たれ。
これは似鳥昭雄が師と仰ぐコンサルタントの名言です。
この言葉は「鈍くてもいいから一歩一歩前に進むこと。そうすればそのうち小才が効いた自信過剰のウサギが休んで遊び出すから、一歩一歩追いつけばいい」という意味です。
大切なことは休まず止まらないことです。
たとえ頭が悪くても、計算ができなくても、正しい努力だけは裏切らないのです。
家具がたくさんあるのは貧しい証拠。
家具がないのが豊かなんだ。
これは”家具屋”として突飛な発言ですよね。
似鳥昭雄はアメリカ視察した後、モノの見方が変わったそうです。
日本の家の中にはたくさんの家具があって、その色調もバラバラです。
しかしアメリカの家の中には、必要最低限の家具しかなく、色調やデザインが揃っていて、見た目も美しいですよね。
このような”素敵な家”に住むことが「本当に豊かな生活だ」と言ったのです。
家の中のトータルコーディネートを提供できるのが”ニトリの価値”だと考えているそうです。
「ビジョンから現在取るべき行動を決めていく」というやり方は、日常の様々な場面で応用が利きます。
成功したかったら、それを自分自身の習慣にしてしまうことです。
これはビジョンから日常の行動を逆算するというやり方です。
同じようなアプローチですが、ワタミ創業者の渡邉美樹は「夢に日付をつける」と語っています。
そうすれば、現在やるべき行動が明確になるからです。
渡辺美樹の名言集は下の記事をご覧ください。
物事は何でも、あちらこちら多面的に捉え、立体としての正確な形を捉えた上で、どう処理したらいいのかを考えなければいけません。
似鳥昭雄は、表面的な部分を変えるのが「改善」であり、物事の根本が変わることを「改革」と呼んでいます。
世の中は平面ではなく、全て立体的なので、色々な角度から多面的に捉えなければいけないと語っています。
10年の目標を持つのが難しいようなら、せめて1年間の目標は持つべきです。
10年後の目標設定は大変かもしれませんが、1年後の目標設定であれば簡単ですよね。
1年後の目標を設定したら、それを四半期に分けて、それを月毎に分けて、今度は日毎にしていくのです。
それを愚直にこなしていけば、必ず目標達成できるはずです。
普通にやっていれば達成できそうな目標は、ビジョンとは言わないのです。
「普通にやっていたら、できそうもない」と感じる目標がビジョンなのです。
かなりスパルタな言葉ですが、高い目標だからこそ、立ち向かう価値があるのでしょう。
もし仮に達成できなかったとしても、その時に得られるものはきっと大きいはずです。
一人一人に「売る」努力を求めるのではなく、会社として「売れる」状態を作ってやる。
これはチェーンストア理論について語った名言です。
チェーンストアとは属人的な仕組みから脱却し、ビジネス全体をシステム化することです。
社員が特別な努力をしなくても、自然とそうなるようにしていくのが理想的だと語っています。
創業以来の私の課題は、「いい会社、社員が楽しく働ける会社を作ること」です。
似鳥昭雄は、お客様を喜ばせることを第一に考えますが、それと同じくらい社員の財産を増やす方法について考えているそうです。
だから社員にはストックオプションを与えて、「ニトリにいて良かった」と言われるような会社を目指しているそうです。
進み方は遅くても構いません。
大切なのは、成長を続けること。
決して立ち止まらないことです。
似鳥昭雄は、自分のことを「進むのが遅い人間」と評価しています。
その上、物覚えも悪く、数字にも弱く、ダメな部分が多いと語っています。
しかしそれでも、前に進む歩みだけは決して止めなかったそうです。