競争が激しくて市価の安い時ほど進歩がある。
<諸井貫一 秩父セメント(現・太平洋セメント)社長>
競争が激しいということは、ニーズも大きいということです。
そこには大きなビジネスチャンスがあるはずです。
正しくあれ、新しくあれ、そして最後に「和」。
<市川忍 丸紅社長>
とても分かりやすくて簡潔な名言ですよね。
これは丸紅社長の時に「全社員が果たすべき責任」について語った言葉です。
商売は戦いなり。
勝つことのみが善である。
これが65年間、激動の時代を乗り越えた私の経営哲学である。
<上原正吉 大正製薬社長>
これは全てのビジネスパーソンが心得ておくべき名言だと思います。
商売で「負け」て良いシチュエーションなどありません。
選択肢は「勝つ」しかないのです。
何よりもまず、モノの本質を捕まえなければいけない。
できるだけ早くつかんで、それを達成するように努力する。
<岡崎嘉平太 全日本空輸(ANA)社長>
本質でない部分にフォーカスしても時間の無駄です。
問題が起こった場合、「何が本質なのか?」を正確に判断しましょう。
大衆の感情の集まりが世の中だ。
しからば自分の意見を通そうと思うなら、まず聞いてやるのが順序だ。
<青木均一 東京電力社長>
これはリーダーが部下からの人望を集める方法について語った名言です。
自分の意見を一方的に言うのではなく、コミュニケーションすることが大切なのです。
企業は地域の発展とともに発展する。
従って地域の発展に尽くすことが、そのまま事業のためになるのだ。
<井上五郎 中部電力社長>
電力事業はまさに地域と共に発展するビジネスですよね。
インターネットビジネスは違いますが、ほぼ全てのビジネスが地域と一緒に発展していくのだと思います。
事業を拡大する時には、どこの会社も同じことを考えているものだ。
即断即決が必要な所以である。
<大野勇 森永乳業社長>
優れたビジネスアイデアであっても、それと同じことを考えている人が「世の中に3人以上いる」と言われます。
これは確率論の話ですが、それを前提とするならば、あとはスピード勝負だと思います。
誰よりも早く行動した人が勝つのです。
貸したお金がお客様のところへ行って、役に立ち、働いてくれるように、と言って送り出す。
<小原鐵五郎 城南信用金庫理事長>
貸金業らしい名言ですよね。
金融機関の使命は企業を育てることですが、銀行業に従事する人はこのような気持ちを持つべきだと思います。
やはり本業が大事だ。
<小林節太郎 富士ゼロックス社長>
不況に陥った時、企業は生き延びるために業態転換を図ろうとします。
事業が好調な時にも、サイドビジネスへ手を伸ばしますよね。
色々なパターンがありますが、どちらにしても本業をおろそかにしてはいけません。
創業当時の理念を大切にしましょう。
従業員は使用人ではない。
事業の協力者だ。
<市村清 リコー創業者>
従業員をビジネスパートナーと捉えるのは、なんとなくドライな気がしますよね。
しかし、自分(経営者)と同列とみなすことで、従業員には当事者意識が芽生えて、社内の活性化にも繋がるはずです。