ライオンは、うさぎ一匹捕まえるのも全力で挑む。
これだな、人生の姿勢は。
力を出し惜しむと、失敗する可能性があります。
しかし、全力を尽くす必要のない勝負だったとしても、全力で立ち向かって損することはありません。
とにかく全力で取り組めば良いのです。
この医者は荒っぽいですよ。
足を切断しなきゃならない人には「今日お切りなさい」ときっぱり言う。
半端な治療をして、足を腐らせてしまうようなことはしない。
田中角栄が自分のことを医者に例えて放った言葉です。
さらに「この外科医はときには人殺しもしますよ。」という物騒な言葉も残しています。
無駄とわかったら、即廃止する行動力もあったのです。
「決断力が凄すぎる」と評価された田中角栄らしい言葉だと思います。
俺は今が一番力のある時だ。
厄介な事を片付けるのは今しかない。
後回しにして、力が弱まったらできない。
人間は面倒を後回しにしたがる性格の生き物です。
夏休みの宿題を後回しにする人が多いのはそのせいです。
- 資格取得の勉強をしよう
- 起業しよう
- 婚活しよう
どれも面倒なことですが、人生には期限があるので、早めに行動しなければ成功する確率が低くなってしまいます。
きみは大学を出て役所では局長までやった。
だから家も田舎では良いほうだ。
俺は大学を出ておらず、家も百姓だ。
地位もない。
だから俺はカネを作らなければ値打ちがない。
なんとなく「守銭奴」をイメージさせる言葉ですが、田中角栄の実態はそんなことありません。
自らは大臣交際費に手を付けないのに、次官以下が勝手に使うこと許したり、官僚が海外出張行く時にはポケットマネーを餞別として渡していたそうです。
そして大きな公共事業を次々と実現させ、日本全体にお金を循環させたのです。
偉くなるには大将の懐に入ることだ。
大将は権力そのものだ。
だから、その懐に入れば、あらゆる動きがすべて見える。
まるで戦国時代の武将のような言葉ですが、サラリーマンにとっては社内営業に使える名言でしょう。
大将の懐に入ると言っても、決してごますりをしたり、ご機嫌取りをするだけではありません。
情報収集したり、戦場の様子を把握する目的もあるのです。
学歴はあるに越したことはない。
しかし、学歴がないからと言って自分を卑下し、萎縮することは全くない。
有名な人で言えば「パナソニック創業者の松下幸之助」や「本田技研工業の創業者である本田宗一郎」も大学を出ていません。
「学歴があるから成功する」とか「学歴があるから出世する」という考えは偏っているように感じます。
実際に、最も多くの経営者を輩出している大学は東京大学でも慶応義塾大学でもなく、日本大学なのです。
結局一番重要なのは、勤勉であること、努力家であることなのです。
本田宗一郎の名言集は下の記事をご覧ください。
世界中を見回した場合、局地的な紛争は避けられない。
親や兄弟に反対されて、死ぬの生きるのと言って結婚した夫婦でも、10年経てば「こん畜生!」とつかみ合いの喧嘩をやる。
これは国際間の安全保障に関する考えを聞かれた時の言葉です。
田中角栄が言いたかったのは、トラブルは絶対に起こるので、それに対処する術を事前に考えておくべきということです。
何が起こっても大事に至らないようにすることが大切なのです。
世の中には白と黒ばかりではない。
敵と味方ばかりではない。
グレーゾーンが一番広い。
真理は中間にありだ。
選挙で言えばグレーゾーンは「無党派層」と言えるでしょう。
それをいかに獲得するかで勝敗が決まるのです。
ビジネスにおいても考え方は同じだと思います。
自分が政治家になったのは、日曜日に魚釣りに行って川の流れも綺麗だし、景色もいい。
そこに居を構えて、魚屋になったようなものだ。
「自然に身を任せた結果だ」と言いたいのでしょうが、その裏には猛勉強した日々と、たゆまない努力が隠されているのです。
俺の人生の第一歩は、自分が物心ついた頃に、家が貧しい為、小さな姉や妹が腹を空かし、アブアブ口を開けているのを見たところから始まった。
まずはこれを満たしてやろう。
そう思った。
人生にはいくつか転換点があると思います。
その時、勇気を出して行動できるか否かがその後の人生を決めるのです。
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