「自分の物差し」ばかりで物を言うな。
コミュニケーションにおける問題は、自分視点だけで考えることから始まります。
相手にも相手の言い分があるので、まずはそれを理解するように努めましょう。
人と会うのが醍醐味になってこそ本物だ。
現代はインターネット社会なので、人と接する機会は少ないと言われています。
しかしビジネスにおいては、人と人とのやり取りで物事が進んでいきます。
それを避けて通ることはできないのです。
一緒に仕事をするには、お互いによく知ることが大切だ。
我こそはと思う者は誰でも遠慮なく大臣室に来てほしい。
できることはやる。
できないことはやらない。
しかし全ての責任はこの田中角栄が背負う。
以上。
これは大蔵大臣に抜擢された田中角栄が、就任挨拶した時の言葉です。
最終学歴「高等小学校卒」という角栄が、日本のエリート集団である大蔵官僚たちに言い放ったのです。
やっぱり重要なのは学歴じゃないんですね。
リーダーのお手本と言えるような名言だと思います。
世の中、本当のワルなんて一握り。
人と接する時は、まず相手への先入観、敵対意識、被害者意識を捨て、誠心誠意でかかることだ。
そうすれば、人と人とを結ぶ新たなきっかけが生まれる。
あらかじめ情報収集することは必要ですが、それに固執するのは良くありません。
一番大切な「主体性」を見失ってしまうからです。
挨拶、会釈をちゃんとしろ。
握手するときは相手の目を見ろ。
そしてぐっと握れ。
ぐっと握り返してこない奴は信用するな。
日本人は握手が苦手ですが、そのコツを教えてくれる名言です。
政治家ならではの視点が入っているので、とても参考になるはずです。
私は常日頃、皆さんのご主人に大変お世話になっているものですが、これもひとえに奥様方のおかげということであります。
「気遣いの達人」と言われていた田中角栄の真骨頂が込められたような言葉です。
有権者の中でも、特に女性の心を掴むことに長けていたと言われています。
演説一つでも自分の言葉で喋れ。
人を侮ってはいけない。
誠心誠意やれ。
そうでなければ、人は耳をすましてくれない。
人間には本音と建前を見抜く能力が備わっています。
政治家はもちろん、経営者や管理職など人前に出る職業の人は注意しましょう。
大勢の人に寄ってきてもらうためにはどうするか。
約束したら守る。
実行することだ。
人の嫌がることを進んでやる。
他人のために汗を流すことだ。
人と人との絆を大切にしていた角栄らしい言葉だと思います。
「人が本当に困った時は、敵味方関係なく助ける人物」
田中角栄はこのように評価されていました。
ふんぞり返っていたら、誰もついてこない。
自分の肩書きを無視して、従業員たちと一緒に働き、遊び、苦楽を共にする生き方が大切だ。
事業が発展するかしないかは、人を動かせるか、動かせないかによる。
実業家として成功した田中角栄は、人を動かすのが上手だったと言われています。
リーダーが最前線で活躍する会社は、社員のモチベーションがアップするそうです。
この名言は、リーダーを目指す人に伝えたい言葉だと思います。
自ら逃げていくものはしょうがないが、自分が一度面倒を見たものは、最後まで見続けるというのが俺の人生観だ。
この言葉は「マネジメントする立場の人」に伝えたい名言だと思います。
人生において仕事が占めるウェートは大きいものです。
他人の人生を背負う気概がないと、本当のマネジメントはできないのです。
※田中角栄の名言31~40は次のページへ