
難しい話を分かりやすく解説してくれるジャーナリストといえば「池上彰(いけがみあきら)」ですよね。
バラエティ番組や経済番組でお馴染みの有名人なので、きっとファンも多いはずですが、もちろん私も大ファンの一人です。
「…ですね」という優しい口調は、視聴者の心をとらえて離しません。
そこで今回は、人生の”先生”と言える「池上彰」の名言集をご紹介したいと思います。
どれもこれも真理を突いた言葉ばかりなので、ぜひ最後までご覧ください!
池上彰の名言集まとめ
世の中で解決を求められている多くの問題は、想像力の欠如によるもの。
相手の立場になって「何に困っているのか?」というのが想像できれば、それに対するソリューションを用意できます。
なので池上彰は「想像力が世界を救う」と考えているそうです。
人工知能(AI)が優秀な「クールヘッド」なら、人間の強みこそが「ウォームハート」
これは池上彰が大好きな言葉です。
元々は優秀な経済学者の名言なのですが、まさに時代に即した言葉ですよね。
ぜひ心に刻んでおきましょう!
現状維持に腐心するようになると、より良い未来を想像する気力も失われてしまいます。
滞った水が腐るように、現状維持は人間をダメにします。
とにかく動き続けましょう!
学ぶことがないというのは、「もう自分は学べない」と白状しているような恥ずかしいことです。
人間は成長し続けるので、「常に謙虚な気持ちで学ぶべきだ」と池上彰は語っています。
世の中には残念ながら、想像力を悪用し、悪意に満ちた行動をする人がたくさんいます。
相手を信じたい気持ちは分かりますが、お金が絡む話やビジネスの話に限っては、必ず「性悪説」に立って見極めた方が良いと思います。
もしくはセカンドオピニオンのように”信頼できる人”からアドバイスをもらうというやり方もあるので、自分一人で判断できない場合には周りへ相談しましょう。
何についても自分と全く同じように考えている他者は、この世にいません。
これは家族や友人、恋人であっても、きっとどこか違う部分があるはずです。
それを活かす考え方がダイバーシティ(多様性)なのですが、コミュニケーションの難しさは残ります。
自分勝手な主張を展開するのではなく、「他人を理解する」という気持ちが重要でしょう。
日本は、21世紀になっても、いまだ男女格差が大きい国です。
多様性(ダイバーシティ)が求められる時代です。
それはビジネスも同じなので、様々な方向から意見をもらったり、フィードバックをもらえれば、それがきっとイノベーションへと繋がっていくはずです。
池上彰は「多様性のある社会は、誰にも優しく真に強い社会を作る」と語っています。
他人がやらないことをやってみる。
この名言は”挑戦すること”を意味していますが、その一方で「常識を疑う」という側面もあります。
このような視点を持てれば、視野が広がっていくので、他人と違ったイノベーションが起こせるのです。
未来から現在を振り返る視点でビジネスが変わる。
今現在が連続して未来になっていきますが、経営者はその逆も考えるべきでしょう。
つまり「50年後にはこういう会社になっていたい」という想像をして、その状態に足りないものを今から取り組んでいく…、ということです。
未来から逆算すれば”課題”が明確になるので、きっと動きやすくなるはずです。
ダーウィンの進化論では、進化とは、「よいほう」に進むという意味ではないのです。
まさにこの言葉の通りなのですが、「ダーウィンの進化論」を間違って認識している人は多いはずです。
誤った認識では恥ずかしいので、ビジネスパーソンは必ず下の本を読んでおきましょう。

日本人はマンガやアニメ作品を通して、SFに親しんでいると言われます。
日本人は、ドラえもんや鉄腕アトムを始めとして、エヴァンゲリオン、ワンピースなど、多くのSF作品に触れています。
SF作品は想像力をかき立てるので、とても有意義だと言われています。
有名漫画の名言集も是非ご覧ください。
小説ほど想像力を鍛えられるものはない。
小説というのは”文字だけ”なので、読んだ文字からその情景を想像しなければいけません。
しかもその想像は人それぞれなので、一冊の小説だったとしても、感じ方は十人十色ということです。
池上彰はこの部分に面白さを感じているようですが、もし読むのが苦手であれば【耳で聞く】というやり方もあります。
その代表格がAmazonの提供するAudibleなので、興味がある人は無料トライアルしてみてください。
違う発想を持つ人たちと交流する。
社外の人たちと交流するのは、とても有意義だと思います。
異業種交流会という場所もあるので、積極的に参加してみましょう。
行動経済学で人間の非合理な心理がよくわかる。
行動経済学とは、非合理的な動きをする人間心理について研究する学問です。
経済学的においては「同じ商品であれば安いものが売れる」という定説ですが、以下のような例ではそれが通用しなくなるのです。
- 何のPRもない北海道産のマスクメロン:5000円
- 「糖度16で最高に甘い!」というPRのある北海道産のマスクメロン:6000円
この同じ商品2つが並んでいた場合、5000円のメロンではなく、6000円のメロンが売れてしまう可能性があるのです。
これは非常に面白い習性だと言えるので、興味がある人は行動経済学の研究者として有名なダン・アリエリー教授の本を読んでみてください。

発信力と対話力は違います。
SNS全盛期と言える現代ですが、「一方的に発信するSNSでの影響力だけを求めるのは危険だ」と池上彰は警鐘を鳴らしています。
対話とは「言葉を通じてお互いの考えを理解し合うこと」なので、人生に必要なのが対話力、ビジネスに必要なのが発信力なのだと思います。
よき聞き手とは、「上から目線」の逆で、「下から目線」になれる人です。
相手に興味を持てば、相手も自分に興味を持ってくれます。
このようにお互いが好奇心を持ち合えば、コミュニケーションは比較的うまくいくそうです。
アメリカの「分断」は明日の日本の姿。
アメリカでは昔から白人と黒人の差別が問題になってきましたが、さらに所得格差が加わり、分断が凄まじくなっています。
それを白日の下にさらしたのが、アメリカのトランプ大統領です。
トランプ大統領は優秀なビジネスパーソンでもあるので、ぜひドナルド・トランプの名言集もご覧ください。
世の中には「正解」がないことを理解する。
勉強では正解があるかもしれませんが、社会生活やビジネスにおいては「正解」と言えるものがありません。
その時々の「最適解を選ぶ」ということになるので、それを選べるだけの知識量が必要なのです。
それを身につける術としては「読書が最適」だと池上彰は語っています。
中国には伝統的な「孫子の兵法」、「戦わずして勝つ」という作戦があります。
ビジネスパーソンは絶対に「孫子の兵法」を学ぶべきだと思います。
まだ読んでいない人はぜひ手に取ってみてください。

イーロン・マスクやスティーブ・ジョブズなどの逸話を聞くにつけても、スタートアップの人たちはどこか子供っぽい無邪気さがあり、1つのことに熱中するオタクっぽい面があると感じられます。
イーロン・マスクはPayPalを創り上げたり、テスラ・モーターを上場させたり、スペースXでは宇宙旅行を実現させようとしています。
たった一人でいくつもの偉業を成し遂げているので、その原動力が知りたい人は下の記事をご覧ください。
そしてAppleコンピューターを創業したスティーブ・ジョブズは「変人」としても有名です。
その名言集は下の記事をご覧ください。