
マーク・エリオット・ザッカーバーグはFacebook創業者であり、ユダヤ系アメリカ人です。
幼い頃からコンピューターサイエンスに興味があり、幼少期からすでに天才エンジニアとしての才能を開花させていました。
それが花開いたのはハーバード大学に在学していた時の事です。
在学中に開発した「The facebook」が爆発的なヒットを記録したので、それを機にザッカーバーグはハーバード大学を中退することにしました。
なぜかといえば、ハーバード大学には復学制度があるので、一旦中退したとしても、戻りたい時にいつでも復学できたからです。
つまりザッカーバーグとしては「Facebook」というビジネスチャンスが訪れたのでそれを掴み取ろうとしますが、もし仮に失敗したとしてもハーバード大学へ復学して卒業すれば一流の給料が保証されたも同然なので、ザッカーバーグにとってはどちらに転んでもOKという状態で、ある意味では「ノーリスク」だったそうです。
一流のエンジニアというだけでなく、機転の利くビジネスパーソンの片鱗も伺いますよね。
そこで今回は、Facebook(現在のMETA)創業者であるマーク・ザッカーバーグの名言集をご紹介したいと思います。
マーク・ザッカーバーグの経歴
1984年 ニューヨーク州ホワイトプレーンズに生まれる。
2002年 アメリカのハーバード大学へ入学。
2003年 ハーバード大学生向けに「Course Match」「Facemash」をリリース。
2004年 The facebookをリリース。開発に専念するため、ハーバード大学を退学。
2005年 アクセルパートナーズから1300万ドルの出資を受ける。
2006年 Yahooから10億ドルでの買収提案を受けるが断る。
2007年 Microsoftから150億ドルでの買収を持ちかけられるが断る。
2010年 デヴィッド・フィンチャー監督作として「ソーシャル・ネットワーク」が公開される。
2011年 Instagramを買収。
2012年 Facebookが株式を新規上場させる。この時の株価は一株38ドルで、時価総額は1040億ドル。
2014年 モバイルメッセージングアプリWhatsAppの買収。
2015年 長女のマックスが誕生。所有するFacebook株の99%(当時の時価総額は450億ドル)を財源に慈善活動することを宣言。
2017年 次女のオーガストが誕生。
マーク・ザッカーバーグの名言集まとめ
さあ、ハッキングの始まりだ。
マーク・ザッカーバーグはハーバード大学のネットワークをハッキングし、女子学生の写真を並べて「どちらの容姿がイケてるか?」をユーザーに評価させる「facemash」というプログラムを作り上げました。
仲間内では大好評のプログラムでしたが、ハーバード大学内の反感を買って、運用開始からわずか4時間後に閉鎖する羽目になります。
しかし、この事件によって「プログラミングと言えばザッカーバーグ」というハーバード大学内での地位を得たのです。
僕が目指しているのは仕事に就くことではありません。
クールなものを作るのがとにかく好きだし、人にあれこれ指図されたり、決められた時間内に物事をこなしたりしなくてもいいというのが、僕が人生の中で手にしたいと思っている贅沢なんです。
日本の終身雇用制度は根深いので、日本の大学生は一流企業(プライム上場企業など)への就職をゴールだと思っている節があります。
もちろんそれ自体を否定するつもりはありませんが、個人的にはマーク・ザッカーバーグのような「起業家精神」を持つことをオススメします。
利益を生み出すものをいつかこの手で作れると思います。
Facebookを創業した当初は、全くマネタイズを意識していなかったそうです。
「人が集まるコミュニティになれば、収益は自ずとついてくる」という発想なのだと思います。
The facebookを作るのにかかった時間は、文字通り一週間でした。
facebookは、当初「The facebook」と言うネーミングでした。
その開発期間は、たった一週間だったそうです。
サイトの運営費は月85ドルでした。
僕は160ドルの借金をしたんですよ。
さすがIT系サービスという感じですよね。
おそらくオンプレミスで中古PCをサーバーにしていたのだと思います。
僕たちが目指し、頭に思い描いていたのはとてもシンプルなものでした。
すなわち、目指していたのは多くの人々を興奮の渦に巻き込むことではなく、誰かの名前を打ち込んだら、その人についての情報が色々と出てくるものを作ることだったんです。
この名言が指すのは、まさにFacebookそのものですよね。
創業当時からビジョンがブレていないのが伺えます。
力を注ぐべき二つの事柄は、良い現状を維持することと、成長を遂げることです。
「良い現状を維持すること」だけでは不足します。
それだけでは「相対的な退化」を意味するので、更なる成長が必要だということです。
会社としてすべき最も重要なことは、優先順位をつけ、自分たちが今取り組むべきことは何なのかを突き止めることです。
マーク・ザッカーバーグは「現時点で本当に重要な物事に取り組むのは、一番有効な時間の活用方法」だと語っています。
ビジネスはスピードが命なので、仕事には必ず優先順位をつけましょう!
社員を雇う際に求める最も重要な条件が二つあるのですが、まず一つ目は地頭の良さです。
そして二つ目は、僕たちがやろうとしていることにしっかりと足並みを揃えてくれることです。
勉強ができる人と、地頭がいい人は少し違います。
これを知りたい人は下の記事をご覧ください。
馬鹿なことを言っていると思われるかもしれませんが、苦情を寄せてくれた方、グループ作りを抗議してくれた方すべてにお礼を言いたい気持ちです。
ITサービスはユーザーが見えないので、実はクレームがとても役に立ちます。
それがグロースハックにも繋がるので、もし使い勝手の悪い部分があれば、サービス運営者へ積極的に申し出てみましょう。
僕の役目は、長期的な視点でものを作ることです。
経営者の役割は色々ありますが、突き詰めると「長期的に株価を上げること」に集約されていきます。
このような視点を持つことはとても大切だと思うので、事業責任者は心得ておきましょう。
仕事をする上での理想的かつ実用的な戦略として、オープンであること、情報を共有することをものすごく重視しています。
これはある意味でFacebookというサービスを言語化したような名言だと思います。
本当に良い製品を作れば人々の生活に一定の付加価値を与えることができると、僕たちは本気で信じています。
起業家にはこのような精神が絶対に必要だと思います。
なぜかといえば、そのような信念を掲げなければ、新たなサービスを創り上げることなどできないからです。
個人的には、これがサラリーマン経営者との”決定的な違い”だと思っています。
会社を売却することはあまり考えていません。
IPOについてもすぐにといったことは考えていません。
そういったことは、我が社が一番重視していることではないんです。
Facebookは、創業からたった2年でヤフーによる10億ドルの買収提案を受けましたが、それを断ります。
そして翌年にはマイクロソフトから150億ドルでの買収を持ちかけられますが、それも拒絶します。
これらはFacebookへの思い入れが伝わる逸話ですよね。
人はいつだって僕たちを型にはめようとします。
- 会社を売ろうとしているのか?
- 何をしようとしているのか?
- 事業戦略はどういったものなのか?
外部の人はこのような答えを求めますが、マーク・ザッカーバーグは「人々の役に立つ”モノ作り”をしているだけ」と答えています。
CEOの役割は基本的に二つあると思います。
すなわち、会社のビジョンを設定すること、チームを作ることです。
これと同じ名言を、数多くのCEOが残しています。
有名な経営者の名言集は下の記事を参考ください。
寮の一室でSNSを作っていた人間が、今では5億人のユーザーを抱えるSNSを運営しているのです。
これは2010年に語ったマーク・ザッカーバーグが名言です。
Facebookの創業は2004年なので、たった6年間で5億人のユーザーを集めたことになります。
これは世界一のサービスを作る際の”目安”となる数字なので覚えておきましょう。
チーム作りは本当に重要です。
チーム作りには多くの時間を割いて懸命に取り組んでいます。
偉業を一人で成し遂げることはできません。
そう考えた場合”チームの重要性”に気が付くはずです。
- 事業の方向性を明確にすること
- 実行力のある優れた人材を集めること
会社として、この2つをきちんと行うことさえできれば、大きな成功を収めることができると思います。
経営者はビジョンを明示して、それを実現するためのチーム作りをするのが仕事です。
このようなリーダーシップについて知りたい人は、下の記事をご覧ください。
Facebookについて、ビジネスを立ち上げて、その価値をどんどん高めていこうという風に考えたことは一度もありません。
この言葉を聞く限り、マーク・ザッカーバーグは仕事を楽しんでいたみたいですね。
多くの人は、キャリアの終盤に差し掛かって初めて、どうやって社会に恩返ししようかと考え始めます。
ある意味で「ビジネス」とは、社会に奉仕して、社会へ還元することです。
誰かの役に立つからこそ、結果としてその対価(お金)が支払われますが、今の仕事を通じて社会に恩返しすることもできるはずです。
そのような心持ちであれば、仕事に対する姿勢もきっと変わると思います。
人々が望んでいるのは完全なプライバシーではありません。
何もかも秘密にしておきたいというわけではないのです。
何を共有し、何を秘密にしておくかを自分で好きなように決めたいと思っているのです。
プライバシーが重視される時代ですが、「プライバシーに対する人々の考え方は少しずつ変わりつつある」とマーク・ザッカーバーグは語っています。
人には、友人や周りの人と物事を共有し、繋がっていたいという願望があります。
「何を共有するのか?」を自分で決めることができれば、人間には「もっと多くのものを共有したい!」という気持ちが芽生えるはずです。
共有が活発になればなるほど、世界はオープンになるので、「より良い世界が実現できる」とマーク・ザッカーバーグは語っています。
世界をよりオープンでつながったものにするのが我々のミッションだとしたら、まず手始めは間違いなく社内からでしょう。
余談ですが、カップラーメンを製造しているエースコックの役員会では、昼食を兼ねて自社が製造しているカップラーメンを食べる文化があるそうです。
これはユーザー目線になれるので、モノ作りする上ではとても大切な考え方だと思います。
僕たちはいつだってもっとイノベーションを起こし、もっと多くのことをやれるのです。
これは人間の可能性について言及した名言です。
素早く行動する大胆さを持ち、あとは前進する勇気さえ持ち続けることができれば、誰でも凄い偉業が成し遂げられるはずです。
人と同じようにやっていては優れたものが作れないという信条があります。
だからこそFacebook(現在のMETA社)では、ものすごいスピードでものづくりをして、素早く世の中へ送り出し、ものすごいスピードで改良を重ねているそうです。
僕たちの世界ではハッカーは紛れもない褒め言葉であり、ハックするというのは、何かをものすごいスピードで作ることなんですよ。
これはエンジニアの仲間内だけで通用する定義みたいですが、どうやら「ハッカー」という呼称は褒め言葉みたいですね。
人ってほんのちょっとしたことで気が散ったり、どうでもいい目先のことや世俗的なことにとらわれてしまうものだと思うんです。
だからこそ「目の前のことに集中するべきだ」とマーク・ザッカーバーグは語っています。
僕にとっては、コンピューターはいつだって良いものを作る手段に過ぎなかったんです。
それ自体が目的というわけじゃなくてね。
マーク・ザッカーバーグは幼い頃からコンピューターが大好きでした。
12歳の頃にはメッセージをやり取りするソフトウェアのプログラムを作り上げたり、高校生の頃にはユーザーの好みに合わせて自動的に選曲が行われる音楽再生ソフト「Synapse」も開発しました。
SynapseはMicrosoftやAOLなどの大手企業が買収に興味を示しますが、マーク・ザッカーバーグはその申し出を断り、無料配布する手段を選びます。
世の中に貢献するものはいつでも作れるので、あまりビジネス視点で考えることはなかったそうです。
人は自らが情熱を抱いていることをする必要があります。
「何を仕事にするべきか?」という質問は、シンプルですが難しいですよね。
その答えは「情熱を抱けるもの」だそうです。
もし会社を作りたければ、思い切って行動に移すのが一番です。
独立起業を目指す場合、それなりの準備が必要ですが、あまり慎重になりすぎるのも考えものです。
個人的にはマーク・ザッカーバーグと同じ考えなので、とりあえず独立起業してみることをお勧めします。
最大のリスクは、リスクを冒さないことです。
リスクを冒さないという選択肢は、「間違いなく失敗する唯一の戦略」だとマーク・ザッカーバーグは語っています。
イノベーションとは、素晴らしいアイデアを思いつくことだと多くの人が考えています。
でも実際には、すぐさま行動して様々なことを試してみることがイノベーションにつながるケースが多いのです。
イノベーションとは「革新」を意味する言葉です。
現実的な話としては「創造と破壊=イノベーション」なので、イノベーションを起こそうとする人は必ず敵を作ることになります。
それだけは肝に銘じておきましょう。
会社では、失敗の有無でお互いの評価が決まるような仕組みになっています。
これは減点方式を揶揄した言葉です。
減点方式では足の引っ張り合いになるので、できるだけ加点方式を採用しましょう。
弁護士を間に挟む必要はありません。
サシで話しましょう。
これはマーク・ザッカーバーグが買収を考えている企業のトップに宛てたメッセージです。
意外と男らしい一面があるようですね。
当初から、Facebookでは実名制を文化として根付かせたいと考えていました。
インターネットの良いところは匿名性ですが、それによってデメリットを被ることがたくさんあります。
そのような不満を解消したのがFacebookというWebサービスなのだと思います。
価値観は、物議を醸すようなものであってこそ役立つと僕は信じています。
「出過ぎた杭は打たれない」という名言もありますが、それを彷彿とさせるような言葉だと思います。
僕が思う良いチームとは、チームとして集まった時の方が、個々でいる時よりも良い決断を下せる集団のことです。
良いチームとは、お互いが補完しあっているチームだと思います。
その「補完し合っている部分」には、個々人の”考え方”もあるのだと思います。
僕がオフィスにいる時間を数えたら、多分週に50~60時間もないでしょう。
でも、僕が自分たちのミッションと向き合ってる時間を全て数えたとしたら、僕の人生全てになると言っていいでしょう。
事業が成功する秘訣はいくつかありますが、個人的には「取り組む時間が多い人ほど成功確率も上がっていく」と思っています。
まさにそのことを伝えているような名言だと思います。
ダメ出しする機能が欲しいから「よくないね」ボタンを作ってほしいという声は以前からあります。
でも僕たちからすると、世の中のためになるとは思えないのです。
確かに、「よくないね」ボタンを実装すると、無駄な争いごとが増えると思います。
未来を予測する一番の方法は、未来を作り出すことです。
未来のことはわからないので、そんなことに頭を悩ましても仕方ありません。
いま自分がすべきなのは「目の前の課題に対処する」ことだけだと思います。
物事が完全に整ってからでないと一歩を踏み出せないなどと考えていたら、いつまで経っても一歩が踏み出せません。
ビジネスには不確実性がつきものなので、完璧を追い求めてはいけません。
リスクをとるからリターンが得られるのだと考えましょう。
仕事に行く時や平日は、グレーのシャツを着ます。
なぜかと言うと、何を着ようかと長々と悩まなければならないなんてごめんだからです。
マーク・ザッカーバーグは、自分のビジネスに最大限の時間を割くため、それ以外を極力シンプルにしているそうです。
これはApple創業者のスティーブ・ジョブズも同じ考えで、いつも黒いタートルネックにジーンズ姿でした。
ジョブズの名言集は下の記事をご覧ください。