哲人皇帝アウレリウスから学ぶ「自省録」の名言&言葉31選

マルクス・アウレリウス・アントニヌスといえば、歴史上の偉人として有名な『第16代ローマ皇帝』ですよね。

世界史をかじった人であれば、名前ぐらいは聞いたことがあると思います。

アウレリウスが残した”有名な書物”といえば『自省録(じせいろく)』ですが、世界的な名著として現代でも多くの人に読み継がれています。

その中には数多くの名言や格言が書かれており、「ストア学派」の最重要書物とも言われているのです。

そこで今回は、哲人皇帝アウレリウスが書き残した「自省録」の名言集をご紹介したいと思います。

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アウレリウスの自省録とは?

マルクス・アウレリウス・アントニヌスは、121年~180年に生きた第16代ローマ皇帝です。

マルクス・アウレリウスが統治していた時代は「パックス・ロマーナ」と呼ばれて、いわゆる古代ローマが最も繁栄した頃でした。

パックス・ロマーナ(Pax Romana.)は、「ローマの平和」という意味の言葉です。前1世紀末帝政を樹立したアウグストゥス帝の時代から五賢帝の時代までの、約200年間続いた平和を指します。この時代は,辺境の守備も堅固で、異民族の侵入もなく、国内の治安も確立して交通・物資の交流も盛んとなり、ローマ帝国内各地では都市が繁栄し、全住民は平和を謳歌しました。

そのような時代を作り出した皇帝たちを「五賢帝」と呼んでおり、その最後の皇帝がアウレリウスです。

五賢帝とは?

ネルウァ、トラヤヌス、ハドリアヌス、アントニヌス=ピウス、マルクス=アウレリウス=アントニヌスの5人をいう。

アウレリウスは徳の高い人物だったため、「哲人君主」とか「哲人皇帝」という異名も持っています。

アウレリウスは政治だけでなく軍事のトップとして戦場を駆け回っていましたが、その最中で書かれた書物が『自省録(じせいろく)』だと言われています。

自省録には、アウレリウスがその時々に感じた「思い」や「内省の言葉」を、日記のようにつらつらと書き留められていますが、公開することを前提にしていなかった為、文章が整理されておらず、難解でとっつきにくいと評判なのです。

しかしその内容は「真の幸福とは何か?」「困難にはどう向き合えばいいのか?」「生と死とは?」など、普遍的なテーマが書かれているので、ギリシャ哲学である「ストア学派」における”最重要書物”として認知されています。

アウレリウスの名言集まとめ

アウレリウスの名言1

生きるのに必要な心得は、正しい判断、他人への愛、正直さ。

そして、目の前に起こる全てのことに納得し、慣れ親しもうとする覚悟だ。

自省録では「正直(素直)に生きる」ことを推奨しています。

目の前にある現実を受け入れながら、正しい道を歩みましょう!


アウレリウスの名言2

目の前のことを、「目の前のこと」として見るな。

これは物事を俯瞰的に見るように推奨している名言です。

アウレリウス曰く「より高い所に心を置いて、「ずっと下で起こっていること」という気持ちで観察する」ことが大切なようです。


アウレリウスの名言3

この世で唯一価値あることは、真実と正義を奉じつつ、しかも嘘つきや不正な連中にも好意を抱きながら一生を送ることである。

自分の信念を貫くことは大切ですが、その一方で社会との協調性も持たなければいけません。

そのような心得を伝えている名言だと思います。


アウレリウスの名言4

父であるピウス皇帝は、内政にも外交にも優れた政治手腕を称賛された。

しかし、私が父を最も尊敬するところは、重要な要件のある時は入浴しなかったことと、道楽に励まなかったことと、食事が質素だったことと、艶やかな衣服に関心を持たなかったことである。

アウレリウスの人柄がわかる名言ですよね。

このような側面があったため、アウレリウスは「徳の高い皇帝」と言われたのです。


アウレリウスの名言5

怒りを抑える。

快楽の誘惑に負けない。

苦痛に耐える。

名声を求めない。

そして、非人情で感謝しない者たちを怒らず、穏やかに彼らを受け入れる。

それらができれば、人は理想的である。

お前にもできるはずだ。

最後に出てくる「お前にもできるはずだ。」の「お前」が指しているのは、きっとアウレリウス本人のことだと思います。

自省録は、アウレリウスがその時々の考えをつらつらと書き連ねた書物なので、おそらく自分自身への戒めとして書いた側面があるのだと思います。


アウレリウスの名言6

人々は、自分を見つめ直すために旅に出る。

けれど、そんな旅は無駄で、子供じみた遊びに過ぎない。

実は人は、いつでもどこでも、自分を見つめ直せる力を持っているのだから。

旅が無駄だとは思いませんが、「自分を見つめ直す旅」というのは、確かに無意味かもしれません。

旅というのは自身の見識を広げたり、現地の生活や文化を肌で感じたりするために行います。

つまり、自分を見つめ直す為には「口実などいらない」ということです。


アウレリウスの名言7

面倒なことから解放されたければ、そう願うだけで良い。

なぜなら、面倒なこととはすべからく、心の中にあるからだ。

これはつまり「何事も気持ち次第」ということだと思います。


アウレリウスの名言8

私の人生は、苦しみ悩むほど大層なものではない。

悩みは尽きませんが、「ま~、なんとかなるだろう」と気楽に考えるぐらいが丁度良いと思います。


アウレリウスの名言9

可能性は、常に目の前にある。

けれど、見過ごした可能性は、再び帰ってこない。

チャンスは何度もやってきますが、それを「チャンスだ!」と気づかなければ、見過ごす羽目になります。

なので、日頃から努力して、チャンスを掴みとる準備をしておきましょう。


アウレリウスの名言10

邪悪な性格の持ち主とは、腹黒い者、狡猾な者、依怙地な者などである。

つまり、人ではなく”獣”のような者である。

邪悪な性格の反対が「誠実な性格」だと思います。

ビジネスを成功させるためには”誠実さ”が必要不可欠だと思います。




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