リファラル営業に向いている人
リファラル営業に向いているのは、やっぱり営業職の人だと思います。
営業職の人は既存顧客(取引先など)を持っているので、仕事やプライベートでも人脈が多いはずです。
そのような人脈があれば、知り合いの中から見込み客となり得る人を探し出すのは、さほど難しくないはずです。
このような話をすると「自分の人脈を売るのがリファラル営業なのか?」と勘違いされますが、実際のリファラル営業はそんな単純なものではありません。
そもそもリファラル営業する目的とは、お客様の課題を解決することなのです。
例えば新規開拓に課題感がある取引先がいた場合、その取引先に「リファラル営業という仕組みがあって…」と口コミすれば、もしかしたら興味を持つかもしれません。
この状態は、取引先の課題を解決してあげたことになるのです。
あなたが口コミすることによって、取引先の人は課題解決する方法を知ったので、それによってモヤモヤしていた悩みが晴れる可能性があります。
このように考えた場合、人の役に立ちたい人や、様々なソリューションを提供したい営業パーソンにとって、ぴったりのやり方がリファラル営業なのだと思います。
営業職はリファラルを実践すべき
毎日いろいろな人と打ち合わせする営業職は、リファラル営業を実践すべきだと思います。
なぜかと言うと、先ほど解説したように「お客様に対する課題解決スキルが高まる」からです。
取引先と話す中で、ちょっとした悩みやお困りごとを聞く機会は多いですよね。
それらをスルーしても良いですが、せっかくならその場で相談にのった方がお客様は喜ぶと思います。
それをすることでお客様からの信頼も厚くなるので、自分の価値を上げたい営業パーソンはリファラル営業を実践すべきなのです。
リファラル営業は副業にもなる
リファラル営業はお客様の課題解決のためにやるものですが、それが結果的に副業になることも見過ごせません。
例えば「リファラル営業という仕組みがあって…」と取引先に口コミした場合、もしかしたら取引先は「すぐにリファラル営業を実践したい!」という風になるかもしれません。
そんな時、リファラル営業を支援する「リファラル営業サイト」の営業マンに見込案件として引き継ぐのです。
その見込案件が無事に受注となれば、紹介者(=あなた)には謝礼(=報酬)がキックバックされます。
つまり、お客様の課題解決できるだけでなく、謝礼まで貰えるのです。
これなら一石二鳥ですよね。
やっていることはリファラル営業ですが、実際の業務内容は男女をつなぎ合わせる仲人(なこうど)と同じです。
なので、リファラル営業とは「ビジネス仲人」みたいなものだと理解しておきましょう。
リファラル営業サイトがある
リファラル営業やる場合、
- 紹介先の企業(=クライアント)を探す
- クライアントと紹介契約を締結する
- 謝礼(=紹介報酬)を受け取るために請求書を発行する
など様々な事務手続きが出てきます。
これらはとても面倒な作業なので、できればやらない方が良いですよね。
そんな時にリファラル営業サイトが便利なのです。
このような面倒な作業を仲介してくれるので、一切の手続きが不要になります。
ここでは、リファラル営業を支援するWebプラットフォームについてご紹介していきたい思います。
リファラル営業サイトには、個人&法人のサイトユーザー(=会員)と、営業活動をアウトソーシングしたい企業(=クライアント)が登録していて、この両者をサイト運営会社がマッチングしているのです。
サイトユーザーからすると、クライアント探しが楽になるのでとても便利ですし、クライアントとしても営業支援してくれる人を探す手間が省けます。
マッチングしたら後は業務をこなすだけです。
サイトによっては固定報酬が出るケースもあるので、報酬体系や支払サイクルなどの細かい条件面は事前に確認しておきましょう。
ちなみに、どのサイトもユーザー登録無料のはずなので、気軽に始めることができるはずです。
代表的なWebプラットフォームはside bizz(サイドビズ)ですが、他にもいくつかあるので同時に登録しておくことをお勧めします。
リファラル営業の本質とは?
ここまでリファラル営業について解説してきました。
最後まで読んだ人は、リファラル営業をする目的や仕事内容、報酬体系などが理解できたと思います。
インターネットという現代的なツールと、人間関係を融合したのが、リファラル営業プラットフォームです。
お互いのニーズをマッチングさせるサービスは様々な分野で活用されていますが、リファラル営業の場合は間に「人」が入るのが大きな特徴です。
自分がこれまで培ってきた人脈や、日々出会う人のニーズを把握しながら、最適なソリューションを提供するのがリファラル営業の本質なのです。
課題を抱えている人をリファラルで支援するのは、単純なマッチングとは少し違う、人間特有の温かみがあります。
相手のことを考えて、親身になってヒアリングするのは、AIで代替することができません。
つまりリファラル営業とは、営業パーソンとしての価値を上げる行為なのです。
これに気付けた人は、きっとトップセールスになれるはずです。