
目標達成するには一体どうすれば良いのでしょうか?
なんとなくスキルや知識、ノウハウなどたくさんの要素が必要そうな気がしますよね。
そこで今回は、目標達成する為のプロセスについて解説していきたいと思います。
目次
目標達成ができない!
何かを始める時、目標を決めることはとても重要です。
スポーツでもそうですし、受験やゲーム、読書や趣味など、何をするにも目標設定は重要な意味をもってきます。
その中でも”仕事”ということであれば、目標設定することはある意味”絶対要件”だと言えるでしょう。
目標を設定してきちんと達成すれば、自分の評価が上がったり、業績にプラスの影響を与るだけでなく、仕事に対するモチベーションも上がっていきます。
しかし現実的な話をしてしまうと、実は「目標達成できずに悩んでいる人はとても多い」というのが実態になります。
そのような状態になってしまうのには、それなりの理由があるので、ここで詳しく解説していきたいと思います。
目標達成できない要因とは?
目標達成できないのには、いくつか要因があります。
目標達成を妨げる理由として最も一般的なのは、目標達成までの過程を具体的に描けなかったことです。
目標に対して自分の実力が不足しているということもありますが、何よりもゴール達成するまでのシナリオがないことが未達成になる一番の原因です。
例えば、もしあなたが営業組織に属しているとすれば「今日中に100万円の粗利を出せ!」なんて無茶な命令が社長や部長から下されることもしばしばあると思います。
このような突発的な指令をこなす為には、それを聞いた瞬間に達成するまでのイメージをしなければいけません。
逆説的に、その時に目標達成するまでのイメージができないようであれば、決して達成することはできないはずです。
つまり、シナリオとは「課題解決までの過程」を具体的にイメージしたものなのです。
目標を達成するという勢いや、熱意だけでクリアできる単純な目標であれば問題ありませんが、仕事として扱っている以上、無計画なモチベーションだけでは常に達成し続けることは不可能です。
目標達成できない人の特徴
目標達成できない人の特徴としては、精神論で突破しようとする傾向があることです。
- 勢い
- やる気
- 意欲
- 根性
- 情熱
つまり無計画であっても「やる気さえあれば絶対にできる!」と本気で思い込んでいるのです。
さらに、目標達成に至るまでの具体的なイメージが無いことも挙げられます。
見切り発車で取り組んでしまうので、まぐれで達成できることは稀にありますが、ほとんどの場合はチームの足を引っ張る結果になってしまいます。
意欲があれば目標も高くなりがちですが、極端な目標設定をしてしまうと達成不可能な目標になってしまうので、結果的に仕事に対するモチベーションも下がってしまいます。
そうなってしまうと、目標達成できないだけでなく、仕事そのものに対する意欲も失われてしまうという悪循環に陥りかねませんので、十分注意するようにしましょう。
目標達成にはプロセスが大切
目標達成をする為には、プロセスが大切になってきます。
「どのような手段で目標を達成するのか?」というプロセスを見極める為には、現時点の自分と問題点を分析して、目標達成までにどういった努力をすれば良いのかを具体的に示さなくてはいけません。
この分析方法として広く用いられているのが、PDCAサイクルです。
PDCAサイクルとは?
PDCAサイクルとは、
- 計画(Plan)
- 実行(Do)
- 評価(Check)
- 改善(Act)
の4つの段階の頭文字を取ったもので、これらのプロセスは目標達成においてとても効果的と言われています。
特に仕事をする上で重宝されている手法なので、サラリーマンの人は馴染みがあるかも知れませんね。
目標達成に向けた取り組み方とは?
目標達成する為には、計画的な取り組みが必要になります。
PDCAサイクルでは、まず目標達成のための「計画」を立てていきます。
目標達成にはさまざまなアプローチが存在しますが、その中でも一番自分が取り組みやすいアプローチ方法を選ぶようにしましょう。
目標達成にはプロセス検証が不可欠ですが、まず何よりも実現可能な計画であることが重要です。
「極端な目標計画を立てていないか?」など、プロセスと同時に目標についても吟味してみましょう。
この計画は後々変更することもできますが、計画をひっくり返すには時間もコストも掛かってしまうので、スタート地点はできる限り慎重に検討されることをオススメします。
続いて、「実行」のフェーズに移っていきます。
計画に基づいて実行していきますが、この際に重要なのは「計画した内容を忠実&確実に実行すること」です。
とにかく行動に移して結果を出さなければ、そもそも検証することすらできません。
そして、後から振り返ることができるように記録に残すことも大切です。
記録に残す際は、起こしたアクションの回数や測った時間など具体的な数字もデータ化するようにしましょう。
続いて「評価」です。
評価の段階では、
- 計画は適切だったか?
- 計画通りに実行できたか?
- できなかったのであれば、それは何故か?
といった反省を行います。
この段階では事実に基づいた評価を行うだけなので、特段難しいことはありません。
最後に「改善」です。
反省点を生かして、「どうすればより良い結果が出せるのか?」を追求していきましょう。
つまり、PDCAサイクルとは仮説&検証を繰り返す作業を言うのです。
あくまでも極論ですが、何かを実行した場合の終着点は、
- 成功
- 失敗
の2種類しかありません。
そして、いきなり成功する確率はとても低いはずです。
なのでほとんどのケースで失敗を経験することになりますが、それは「こうすれば失敗するという検証に成功した!」と言うこともできます。
目標達成する計画を立てよう!
目標達成するためには「実現可能な計画を立てること」が大切であることは前述した通りです。
その為には、目標達成するための行動を”具体的”に描いていきましょう。
この時に重要になるのは、論理的な分析に基づいた想像力です。
目標を立てて大まかな道筋を立てたあとは、細かな部分まで想像して計画を立てることで、「果たして実現可能な計画なのか?」がだんだん明確になってきます。
さらに目標を細分化することも重要です。
例えば、売上を達成するための目標を掲げた場合、「その目標を達成するためにどのような行動が必要なのか?」ということを具体的な数字で示していきます。
- 1日150件テレアポする
- 1日100件メール営業する
- 1日50件飛び込み営業をする
このように具体的な数字を掲げていきましょう。
数字で定量的に表せば、努力すべきことや改善点がハッキリ見えるようになるはずです。
さらに、目標を達成するにはどれくらいの仕事をこなせばいいのかが理解できていくので、行動様式を見直すきっかけにもなると思います。
目標設定のコツ
目標達成する為にはコツがあります。
それは、目標をなるべく数値化することです。
- 時間配分
- アポイントメント数
など具体的な目標を決めておくことで、その数字を達成したのか達成できなかったかが一目で分かります。
このようにすれば、達成できた部分は自信に繋がっていき、達成できなかった部分は改善点として見直すことができるようになります。
なので、計画を立てる際は、
- 具体的であること
- 現実的であること
- 数値化すること
を意識するようにしましょう。

目標達成したらどうする?
目標を達成したら次のステップに進んでいくことになります。
しかし、目標を立てる段階で「目標達成後はどうするのか?」ということまで決めている人は決して多くはないと思います。
仕事も人生も生きている限り続いていくので、常に努力が求められます。
目標達成後の計画も必要
仕事においても人生においても、モチベーションを保つ秘訣は「常に目標を持っておくこと」です。
「目標を達成するためにどうするか?」ということに悩み行動することで、達成した時には大きな喜びが得られるはずです。
その為、目標が大きく困難であればあるほど、達成感や喜びも大きいものになるでしょう。
しかし中には、目標達成したことで燃え尽きてしまう人も多少いると聞きます。
- 十分やりきった
- もうこれ以上思い残すことはない
という満足感や充足感があればまだ良いですが、燃え尽きてしまって生きる気力も失ってしまう「燃え尽き症候群」の人もいます。
そうならないために目標達成後の次のステップについて、あらかじめ考えておくことはとても大切なのです。
次のステップについては、漠然としたものでも問題ありません。
こうなっていたら良いという大まかなイメージを持っておくことで、目標達成後スムーズに前進することができます。
この時の考え方のポイントというのは、
- 短期的な計画
- 中期的な計画
- 長期的な計画
の3種類を持っておくことです。
目安としては、
- 短期的な計画=1年以内に実現したいこと
- 中期的な計画=5年以内に実現したいこと
- 長期的な計画=10年以内に実現したいこと
という感じになります。
これを定めておけば、「次はどう動けばいいのか?」という指針にもなります。
目標とは、あくまで人生における1つの通過点(マイルストーン)に過ぎません。
1つ1つの目標を着実に達成して、より豊かな人生を歩めるよう、仕事においても人生においても「次」を意識しながら進んでいきましょう。
目標達成するには”力”が必要
目標を達成するには様々な「力」が必要になります。
それは行動力であったり、団結力であったり、営業力であったり、定めた目標に応じると思います。
なので「どのような力が必要なのか?」は、目標を立てる際に見極めることが重要だと思います。
同時に、自分にとって足りない「力」を把握することも重要になってきます。
- 頭で考えてばかりの人であれば「直感力」
- 慎重派の人であれば「行動力」
- チームで仕事するのであれば「団結力」
必要な力を把握して、「前進する為にはどうすれば良いか?」いったことを考えます。
成果を得るためにはそのようなスキルや能力が必要不可欠になりますので、常に謙虚な気持ちで反省して、改善していくことが重要です。
なので、目標達成までの中では、必ず振り返る時間を作るようにしましょう。
改善力を持つ
1日や1週間など短い期間で区切ってみて、その期間の目標が達成できなかったのであれば、「どういった原因が考えられるのか?」ということを考えてみることで自分の能力の限界を知って、何かしらの改善点を探れるはずです。
つまり、改善点を知ることは自分の可能性を探ることでもあります。
また、もし目標達成できず仕事に対するモチベーションが下がるのであれば、目標の立て方を変えて、達成可能な小さな目標を立てるようにしましょう。
そうすることで目標達成の充実感を味わうことができるので、自信が芽生えて、モチベーションアップにも繋がると思います。
こうした小さな目標を達成するという成功体験を重ねることが、より大きな目標を達成する為の秘訣にもなってきます。
チームマネジメント(チーム力)もおすすめ
もし目標達成に必要なスキルや能力が自分に無いことがわかっている場合、大抵の人が諦めてしまいます。
しかし、諦める必要は全くありません。
自分にそのようなスキルや能力がないのであれば、そのスキルや能力を持っている人を雇ってしまえば良いのです。
これは経営者的な思考ですが、企業に属しているマネージャー(部長など)もそのような考え方を持っています。
個人レベルの目標でも、外部のフリーランスなどのプロフェッショナルでチーム構成することはできます。
チームメンバーの能力を最大限使って目標達成することは誰にもできますので、何事にも前向きに取り組むようにしましょう。
