カジュアルに見られるビジネスネクタイ

ネクタイには様々な種類や柄があることを解説してきましたが、ビジネスネクタイにはNGとされる柄があるので注意が必要です。

トップセールスを目指すのであれば、これくらいの常識は身に付けておきましょう。

まず大枠としてネクタイには

  1. フォーマル
  2. カジュアル

の2種類があることを理解してください。

それでは、「フォーマル」と「カジュアル」の違いや境界線とは一体何なのでしょうか?

フォーマルとカジュアルの違いとは?

フォーマルなネクタイは、シンプルな柄やデザインのモノを言います。

またネクタイの色味も、グレーや紺色など暗めの色の方がフォーマルだと言われています。

例えば、無地のネクタイとドット柄であれば、無地の方がフォーマルです。

さらに、ドット柄であれば大きなドットよりも、小さなドットである方がフォーマルになります。

そしてカジュアルなネクタイの代表例は、ストライプ柄やチェック柄になります。

ストライプ柄の中でも色味の地味な方がフォーマルで、色味が明るい方がカジュアルだと言われています。

ネクタイ色がもたらす効果

色は相手に様々なイメージを与えることができます。

身につけるネクタイの色で、自分や周囲の人に与える印象も変わってくるので、営業マンは場面に合ったネクタイを選ぶことを心掛けましょう。

クレーム対応や謝罪には青色ネクタイが最適

まず、謝罪やクレーム処理の時は、ダーク系スーツに紺色のネクタイをつけます。

青系のネクタイ
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紺色は後退色なので、一歩下がった謝罪の席に向いているのです。

また信頼や落ち着きなどを表す色味なので、怒りで興奮している人に冷静さをもたらす効果も期待できます。

ブルー系のネクタイは冷静さを伝えることができる色なので、クレーム対応、謝罪時に最適な色となります。

”プレゼン”には赤系ネクタイがおすすめ

プレゼンテーションの時には、自己主張しなければいけないのでネクタイの色を”赤系”にしましょう。

赤色は「情熱」を意味するので熱意が感じられて、相手にやる気を伝えることができます。

なので「ここぞ!」という勝負の日にはぴったりです。

赤系の色でも特に深い赤色(ワインレッドなど)であれば、フォーマルな場面でも通用し、上品さを演出することができます。

新規開拓の時には、赤系のネクタイをチョイスするのが良いでしょう。

赤系のネクタイ
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茶色やオレンジを使いこなせば上級者

契約をする時には信頼感や誠実さを伝えたいので、落ち着いた青系のネクタイを着用しましょう。

前述した通り”青色”には信頼の他に聡明、知性のイメージもあります。

他にも、同じようなイメージ効果を発揮するのが”茶系”のネクタイです。

茶色は堅実なイメージがあるので、商売上の取引に向いています。

茶系のネクタイ
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他にもシチュエーション別に考えた場合、接待や会食の席がありますが、そのような日には初対面の人と同席することも多いことでしょう。

そんな時には、親しみや親近感が持てる、明るい色を取り入れてみるのはいかがでしょうか。

黄色やオレンジ系の色が入ったネクタイはファッションのアクセントにもなりますし、相手に元気なイメージを与えることができます。

オレンジ系のネクタイ
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お洒落と思われる効果がある

外見に気を使っている営業マンは多いですが、お洒落だと思われると色々な側面でメリットがあるようです。

まずオシャレをすることで個人の魅力が高まります。

いきなり「お洒落をしよう!」と言われると敷居が高く感じられますが、まずは綺麗目な格好にする…

その程度の感覚で良いと思います。

そうすれば気分が良くなって、自己イメージが上がり、自信にも繋がると言われています。

また外見的な魅力をアップさせると「ハロー効果」が期待できます。

ハロー効果とは、目立つ特徴を設けることで、その印象によってその他の特徴を曖昧にすることをいいます。

つまり印象操作になります。

営業職として実績を出したいなら、ハロー効果だろうが、ネクタイだろうが、使えるモノは何でも活用していきましょう。

ビジネスの場面でもお洒落に気を使っていれば印象が良くなって、仕事に対しても気遣いができる人と思われる可能性があります。

また「ピグマリオン効果」も期待できると言われています。

ピグマリオン効果とは、人から期待されると、自分の実力以上のチカラを発揮してしまうことをいいます。

これはスポーツ大会の本番で新記録が出るロジックに似ていますね。

おしゃれをして外見が良くなった結果、仕事ができる人と思われる効果があります。

自分自身もそのように思いこむことで、トップセールスマンのような振る舞いや仕草を意識するようになり、だんだんと仕事ができるようになる可能性があるということです。

ネクタイを含め、外見をお洒落にすることで得られる利点(メリット)はとても多いようです。

このような仕事に使える心理術を知りたい人は下の記事をご覧ください。

ネクタイピンも利用しよう!

ネクタイについて語っていく上では、どうしてもネクタイピンにも触れなければいけませんよね。

ネクタイピンとは、ネクタイを固定させておくモノです。

もしネクタイピンを使わないと、ネクタイが左右に揺れてしまうので、見た目がカッコ悪いだけでなく、だらしなく見えてしまいます。

ただ、そのような実用的な側面だけでなく、スーツを着こなす上でのお洒落アイテムとして注目されているのです。

ネクタイを持っている男性サラリーマンはもちろん多いですが、ネクタイピンを持っている人は意外と少ないので、女性からのプレゼントとしても重宝されています。

ブランド物のネクタイピンだったとしても5千円~2万円くらいなので、プレゼントするのには丁度良い金額感ですよね。

営業職の人はネクタイピンをすることで、

  • きちんとしている
  • 清潔感がある
  • 真面目そう

などプラスイメージを与えることができるので、できる限り使用するようにしましょう。

ネクタイピン
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ネクタイはTPOで使い分ける

ビジネスマンであれば、TPO(ティーピーオー)に応じてネクタイを使い分けましょう。

TPOとは、

  • Time(時間)
  • Place(場所)
  • Occasion(場合)

の頭文字を表した言葉です。

ネクタイには素材や色など多くの種類がありますが、それぞれのシーンにあったものを身に付けるようにしましょう。

例えば、ビジネスが絡んだパーティーの場面では、光沢のあるシルバーグレーのネクタイを着用します。

中でも細かい水玉などは、華やかなパーティーに合っています。

ネクタイの色の濃淡で意味合いが変わり、濃い色であればお悔やみの席に向いたものになります。

重要な会議や取引先との会合などには、スーツに馴染むグレーベースのネクタイを選びます。

フォーマルな雰囲気にすることで、相手に対して敬意を払っていることをアピールできます。

このような場面に対して、柔軟に対応していく為には、最低でも20本くらいのネクタイが必要だと思います。

1本あたり2,000円だとしても4万円、5,000円だとしたら10万円になるので、決して馬鹿にできない金額です。

ただ、ネクタイはあまり買い替えしないモノなので、意外と長持ちするのが特徴的です。

そういった意味では、少し高くても品質が良いネクタイを選ぶのが吉だと思っています。

ぜひ色々なネクタイをつけて、お洒落を楽しんでください。




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