フルコミッションの収入相場は?
フルコミッションセールスには、投資用不動産、太陽光発電、ウォーターサーバー、光回線、生命保険などがあります。
その他にも、フルコミッションの”軽貨物ドライバー”という仕事もあります。
仕事によって営業スタイルはバラバラで、テレアポ営業や飛び込み営業、ブース販売(催事販売)などの種類があります。
しかしどれも月100万円ほど稼げる仕事ばかりなので、一般的な会社員よりはずっと高収入になるはずです。
例えば投資用不動産のフルコミ営業の場合、1件成約する毎に歩合が入りますが、5,000万円の物件を販売して、その3%が手数料だった場合、仲介手数料は150万円になります。
150万円は会社に入る仲介手数料なので、もちろんこれが全て貰えるわけではありませんが、好条件のフルコミッション営業の場合には90%が支払われるケースもあります。
その場合には135万円(150万円×90%)になるので、とても大きな金額ですよね。
この契約を月2件決めれば、それだけで270万円(135万円×2件)の収入になります。
それを1年間続けた場合、3,240万円(270万円×12ヶ月)にも膨れ上がるのです。
これほどの金額を稼いでいる人は、日本中探してもほとんどいないと思いますが、フルコミッション営業の歩合率は会社によって違うので、その辺りは事前に確認しておかなければいけません。
とはいえ、一般的なフルコミ歩合率は「40%~80%」くらいが普通だと思います。
フルコミッションセールスは高額報酬が得られる働き方なので、たくさん稼ぎたいと考えている人には最適です。
フルコミ営業は副業に最適
一昔前までは、フルコミッションといえばハイリスクハイリターンの働き方でした。
しかし最近は、フルコミッションを副業にする人が増えてきたのです。
これは副業解禁の流れで出来上がったものだと考えられています。
フルコミ副業であれば、本業の合間に働くやり方なので、決してハイリスクハイリターンの仕組みにはなりません。
むしろローリスクハイリターンだと言えるでしょう。
このような働き方に興味がある人は、まず副業から始めてみるのが良いでしょう。
その代表的な働き方はリファラル営業だと思います。
リファラル営業とは「紹介営業」を意味する言葉で、見込み客の紹介(トスアップ)だけを仕事にするやり方です。
どの企業も新規開拓営業には苦労していて、特に見込み客探しには頭を抱えています。
そのような企業の新規開拓支援をすることで、インセンティブを得られる仕組みがリファラル営業なのです。
リファラル営業のお仕事情報がたくさん掲載されているリファラル営業プラットフォームもあるので、もし気になる人は一度確認してみてください。
フルコミッションの働き方は違法なの?
フルコミッションという働き方は、度々「法律違反だ!」と言われることがあります。
しかし結論から言ってしまうと、フルコミッションという働き方自体が違法行為には当たりません。
きちんと法律の範囲内で行えば、何の問題もないのです。
例えば、日本においてフルコミッションの正社員やアルバイトなど存在しませんよね。
これにはきちんとした理由があります。
それは法律違反になってしまうからです。
労働基準法では、会社で雇用している労働者に対して「一定額の賃金の保障をしなければならない」と定めているため、社員などを完全出来高制のフルコミッションにすると法令違反になってしまうのです。
なので、もし会社員がフルコミッションで働きたいなら、まずは締結している雇用契約を解消して、フリーランスとして会社と業務委託契約を締結する必要があります。
業務委託契約であれば「個人事業主」としてみなされるので、賃金保障が必要なくなるのです。
完全歩合制と歩合制はなんとなく似ているので、その意味を混同してしまうかもしれませんが、この二つの違いをきちんと理解しておかないと、「いつの間にか違法な労働形態で働いていた…」なんてことにもなりかねません。
これまで正社員やアルバイトの経験しかない人は、フルコミッションという労働形態で働くことに最初は戸惑うかもしれません。
しかし実力さえあれば、青天井に稼げる仕組みがフルコミッションです。
フルコミッションと歩合制、どちらが自分に合った働き方なのかよく考えてみましょう。
まとめ
フルコミッションの求人情報を出している企業はたくさんあります。
往々にして、そのような求人情報は表に出てくる機会が少ないので、意外と気付かれていないだけなのです。
しかし、フルコミッションで働く場合には、会社によってサポート内容が異なっているので、事前に確認しておくべきでしょう。
販促資料やデスク、コピー機など、営業活動に必要なツールを提供してくれる会社もあれば、そのようなものは一切提供してくれない会社もあります。
また、営業ツールを提供する代わりに、成果報酬の引き下げ(80%⇒50%など)を提案してくる会社もあります。
このあたりは自由契約なので、何が良いとか悪いという話ではありません。
とにかくフルコミッションセールスで稼ぎたい場合には、契約条件とサポート体制をしっかりチェックしてから仕事を選ぶようにしましょう。