僕が唯一反対したのが靴下屋という屋号でした。
Tabio(タビオ)は元々「靴下屋」という屋号の店舗でした。
しかしこの名前は業界全体の責任を背負うような”尊大なネーミング”なので、最初は大反対したそうです。
しかし結果的に、この名前だったからこそ認知が広がり、株式上場することができたと語っています。
問題の解決方法は、根本が何かを探すことです。
問題が複数あった場合、対応する順番を考えて、すぐにできるところから取り組むべきでしょう。
商品がどれだけ売れるかは誰にも予測できません。
100作って、100ぴったり売り切るのが理想ですが、現実は50だったり、120だったりします。
100作ったのに50だったら在庫になりますし、120だったら機会損失になります。
このような問題を解決するために、越智直正は”店頭の売れ筋状況”を迅速につかんで生産へとつなげる「生産・販売管理システム」を構築したそうです。
幸運はやる気のある人に集まります。
これを世間一般では「引き寄せの法則」と呼んでいますが、行動は必ず結果に繋がっていきます。
それが結果的に「運のある人」と呼ばれているのです。
花を見ても映画を観ても、散歩していても、自分の人生や職業に結びつくヒントがあります。
何気ない日常の風景だったとしても、その中に問題解決のヒントが隠されていたり、ビジネスシードが潜んでいると言われます。
それらは常に問題意識を抱えている人にだけ見える風景だと聞きます。
始末の悪い人間は信用されない。
物事には始まりと終わりがあります。
そこできちんとけじめをつけなければ、相手から信用されないので注意しましょう。
得意先から利を奪わず、相手の利を優先する。
利益を奪う人のことをテイカー(Taker)と呼び、利益を与える人のことをギバー(Giver)と呼んでいます。
テイカーとは付き合わず、自分はギバーになりましょう!
大切なのは「理念の共有」です。
ヒトモノカネの経営資源が限られている中小企業では、理念の共有が必要不可欠です。
同じ目的意識を持って、同じビジョンを描いていれば、その組織は多馬力になるので、きっと大きな成果を残せるはずです。
これを実現するためのポイントについて、越智直正は「今日この集団を作る上で大切なのは、リーダーが情熱を持って理想を語り続けること」だと語っています。
最高の靴下を最適な価格でお客様に届けたい。
これがタビオという会社が目指す理想です。
とても分かりやすくてシンプルな言葉ですよね。
日本の靴下は世界最高品質です。
Tabioはメイドインジャパンにこだわっていますが、その理由は「世界最高品質」だからです。
品質の劣る安物を販売しているところは。僕からすればお客さんを馬鹿にしていますのや。
ビジネスに対する信念がないと、「自分さえ儲かれば良い」という極端な考え方になってしまいます。
そうではなくて、「この事業で実現したいことは何なのか」をきちんと把握するべきだと思います。
まとめ
ここまでタビオ創業者である越智直正(おちなおまさ)の名言をご紹介してきました。
日本一の靴下専門店を創業した人物の言葉には多くの学びがあると思います。
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