冷酷と言うか、冷たいんです僕のマンガは。
自分でわかるんだ。
読み返してみるとずいぶん白けているな、という気がする。
手塚治虫は自分のことを「冷めている部分がある」と評価しています。
漫画の世界観にのめり込むことができず、一人で悩んでいたそうです。
僕は昭和20年からベレー帽をかぶっている。
これは横山隆一さんのベレー姿に憧れたのは原因だ。
手塚治虫といえばベレー帽姿ですよね。
その格好をしている理由はシンプルだったようです。
僕の作品で、当時全く受けないで、途中でブッ切られたり忘れ去られた作品が多い。
天才と言われた手塚治虫でも、数多くの失敗があったそうです。
同じくカリスマ経営者と呼ばれている柳井正も「一勝九敗」がせいぜいだと語っています。
そもそも漫画はフィーリングとインスピレーションの産物ですから、文学や戯曲の創作のような論理的な組み立てはありません。
即興的なものです。
そこが面白いんです。
手塚治虫の言葉を引用すれば、「マンガは感覚で楽しむもの」なのだと思います。
精一杯生きていく生き物たちの賛歌を、「火の鳥」でうたいあげようと思いました。
火の鳥のテーマは「生と死」、そして「時間」と「永続性」です。
これだけ有名な作品なのにも関わらず、「未完」で終わっているのが奥深いですよね。
まとめ
ここまで手塚治虫の名言をご紹介してきました。
手塚治虫は日本の漫画史を変えた人物ですが、クリエイターとしても超一流なので、ビジネスパーソンは手塚治虫から学ぶべきだと思います。
手塚治虫と同じく、「左脳」で考える人の思考回路は面白いので、ぜひ日本を代表する芸術家「岡本太郎」の名言集もご覧ください。