人の成長曲線は一本調子ではなく凸凹があります。
これは「人間にはムラがある」ということを伝えている名言です。
人間は失敗しながら成長するので、100%合理的な成長などないということですね。
スペシャリストと言われる人は、一般的に、1つの会社で働き続けるという意識は希薄です。
スペシャリストに対しては「成果だけを求めて、会社への帰属意識を求めない」というのが正しい、と井上紀之は語っています。
一人一人に関心を持ちなさい。
先ほどもお伝えしましたが、井上紀之は「ビジネスリーダーは、メンバー一人一人に関心を持つべき」だと語っています。
その上で「忙しくて時間がない」というのは単なる言い訳だと一刀両断しています。
どれだけ時間がかかっても良いので、積極的なコミュニケーションを実施して、メンバーと丁寧な意思疎通をすれば、必ずその組織は強固になるそうです。
デジタルの時代こそ「face to face」で対話する機会を大切にすべきです。
コロナ禍において、テレワークやリモートワークが進みましたよね。
それはデジタル化の恩恵だと言えますが、そのような時代こそアナログなコミュニケーションをするべきだと井上紀之は語っています。
なぜかといえば、対面の方が心の奥にある本音や気持ちを感じ取りやすいからです。
「困ったことはないか?」どストレートに聞いたところで、本音で答えてくれる部下はほとんどいないでしょう。
もしメンバーの悩みや困っていることを聞き出したい場合、まず上手くできた仕事や、直近の成功事例について話した方がいいそうです。
「いきなりネガティブな話をすると怒られてしまうのではないか…」と躊躇するのが人間なので、まず上手くできたことについて話して、その後に「他に困りごとはないか?」と聞けば、「実はその案件は上手くいったのですが、別の案件で悩んでおりまして…」と相談してくれるそうです。
これは人心掌握術とも言えるので、ビジネスリーダーは覚えておきましょう!
考え方が違う人にこそ多くの学びや気づきがある。
これはまさに『ダイバーシティの重要性』を語った名言ですね。
企業を成長させるためには多様性が重要なのですが、特に業界未経験者の意見(又は視点)はとても参考になると言われています。
セブンイレブン創業者である鈴木敏文は「業界未経験」の人材ほど積極採用していたそうなので、そのビジネスロジックを知りたい人は下の記事をご覧ください。
成長する人は、挑戦し続ける人です。
挑戦すればするほど失敗の数は多くなるはずです。
しかし、その失敗から学び、改善すれば、成長できますよね。
だからこそ「挑戦し続ける」ことが重要なのです。
出る杭は打たない。
出る杭を作る。
大企業になればなるほどリスクを恐れるので、横並び精神を重要視してしまいます。
しかしどうやらダイキン工業は違うようですね。
叱っていい。
ただし怒らない。
これは”叱り方”について語った名言です。
基本的な叱り方は「時間を置かずに」「端的な言葉で」「後を引かないように」というのが鉄則だそうです。
その中でも絶対やってはいけないのは「相手の尊厳や人格を傷つけること」「感情的に怒ること」なので、ビジネスリーダーは覚えておきましょう!
自分や組織の価値観を押し付けてはいけません。
ビジョンや会社の存在意義を共有するのは重要ですが、価値観を一方的に押し付けてはいけないということです。
これは特に、海外に子会社を作った時、会社を買収した時に必要となる考え方みたいです。
同じことを大王製紙元会長の井川意髙も語っているので、下の名言集も参考にしてください。