「もうダメだ」というときが仕事の始まり。
稲盛和夫の信念は「手掛けた研究開発は100%成功させる」というものです。
もちろんそんなことはあり得ないのですが、「成功するまでやり続けるので、失敗することがない」という持論みたいです。
これと同じことを語っていたのが、「発明王」と呼ばれたトーマス・エジソンです。
エジソンの名言集は下の記事をご覧ください。
働くということの最大の目的は、労働に従事する私たち自身の心を練磨し、人間性を高めることにある。
働く上で一番の目的は「収入を得ること」かもしれませんが、それは表面的な目的だと思います。
本質的な目的は「個人の内的完成」にあると、稲森和夫は考えているようです。
つまり働けば働くほど、自己が確立していき、人間としての”完成形”に近づいていくそうです。
人生や仕事におけるどんな困難な山も、安易に妥協することなく、垂直に登り続けていくことが大切です。
安全第一を考えるなら、そびえ立つ岩山を垂直に登るのではなく、迂回しながらゆっくり緩やかに登っていく方がいいと思います。
しかしそのような安全策で、ゆっくり時間をかけて登っていくと、心の中にスキ(油断)ができてしまいます。
そして「ほどほどにしておこう」とか「これくらいで良しとするか」という妥協になっていくのです。
会社を辞めて転職したからと言って、必ずしも新しい職場で成功するとは限りません。
今勤めている会社に嫌気がさすと「もう転職しよう!」と考えますよね。
その時の発想は「もっと自分に合う会社があるはずだから、そのような会社を探そう!」という自分主体なのですが、このような考え方で転職活動すると必ず失敗します。
そうではなくて「自分が合わせられる会社を探そう!」という発想が重要なのです。
「完成形が見える」なら必ず成功する。
何か物事を成し遂げようとする場合、ビジョンを描く必要があります。
それが具体的であればあるほど、成功する確率は高まると思います。
自分から積極的に仕事へ向き合い、周囲に働きかけ、仕事をダイナミックに進めていける人を、私は「渦の中心で仕事をしている人」と表現しています。
自分が渦の中心となって、積極的に周りを巻き込んでこそ”仕事の醍醐味”を味わうことができます。
渦の中心で仕事をする人になりましょう!
この西ノ京原町で一番の会社になろう。
西ノ京原町で一番になったら、中京区で一番の会社を目指そう。
中京区で一番になったら、次は京都で一番。
京都で一番が実現したら、日本一になろう。
日本一になったら、もちろん世界一だ!
京セラは京都の西ノ京原町で創業しました。
その時、従業員28名での創業だったそうですが、稲盛和夫はこの言葉(夢)を社員に伝えていたそうです。
シンプルですがワクワクする言葉ですよね。
舗装された道を、人の後から歩いて行っても意味はありません。
これは歩くべき道について語った比喩です。
本気で「世の中を変えたい!」と思うのであれば、誰も歩いていない未到の道を歩かなければいけません。
そのような道は足元が悪いので苦労を伴いますが、得られるものはきっと大きいはずです。
神様が手を差し伸べたくなるほどに、一途に仕事に打ち込め。
そうすれば、どんな困難な局面でも、きっと神の助けがあり、成功することができる。
若い頃の稲盛和夫は、とにかく猛烈に働いて、日本で初めてU字ケルシマの成形に成功しました。
これはいくつかの偶然が積み重なった結果なのですが、そのような実体験があったので、社員達にはこの言葉を伝えていたそうです。
楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する。
これは新しいテーマに挑戦する時の方法について語った名言です。
とてもバランスが良いので、座右の銘にもぴったりだと思います。