無視、賞賛、非難。
これは選手に対する接し方を表した名言です。
具体的には、三流選手(=無視)、二流選手(=賞賛)、一流選手(=非難)という接し方だそうです。
ユニフォームは舞台衣装だぞ。
野村克也は、身だしなみを整えることに厳しかったそうです。
前述した通り、ロン毛や茶髪、ヒゲなどはもちろんNGです。
それはユニフォームに対しても同じでした。
その理由は合理的で、だらしなく見えることと、プレーの邪魔になるからです。
マー君神の子、不思議な子。
田中将大投手は、ボコボコに打たれてKO降板しても、なぜかその後に打線が援護して、負けのつかないことが続いたのです。
その時に言った有名な名言がこれです。
これは本心から出た言葉だそうです。
恐怖で支配しても長続きしない。
これは監督業をしていた野村克也ならではの言葉だと思います。
恐怖による支配が失敗することは歴史が証明しているので、リーダーは心得ておくべきだと思います。
ボヤキは永遠なり。
ぼやいてる間は元気な証拠。
僕がぼやかなくなったらご臨終ですよ。
野村克也といえばボヤキですよね。
試合後のインタビューでも、常にボヤいていたのを思い出します。
しかしこれには明確な哲学があったそうです。
「ボヤキは理想と現実の差を表現するもの。不満を表現する愚痴とは別である。」
つまり「こうなるべき」という理想があって、それに対するギャップをぼやいていたのです。
このやり方は各選手へのメッセージにも使えますし、自分自身の頭を整理することにも使えます。
そう考えると非常に秀逸なやり方だと思います。
苦労とは「しなくてもいいこと」で苦しむことをいう。
野村克也曰く、練習することは苦労ではないと言います。
なぜかと言うと、上手くなるために必要なことだからです。
これは人生を前向きに生きる為のヒントをくれる名言だと思います。
進歩は無知を自覚することからはじまる。
「無知」と言えば、ギリシア哲学者のソクラテスが言った「無知の知」が有名ですよね。
それに通じる名言だと思います。
手段と目的を混同してはいけない。
例えば「有名大学に入りたい!」と思ったり、「一流企業に就職したい!」と考えますよね。
しかし、それを目的にするのは間違っているのです。
有名大学に入学したり、一流企業に就職することは、あくまでも手段であり、目的とは別なのです。
勝ちに不思議の勝ちあり。
負けに不思議の負けなし。
ラッキーで勝つことはありますが、アンラッキーで負けることはありません。
試合に負けるということは、何か原因があるのです。
その原因を改善しなければ進歩できないので注意しましょう。
金を残すは下、仕事を残すは中、人を残すは上。
上中下というのは、一流(上)、二流(中)、三流(下)を表しています。
リーダーとなる人が心得ておくべき名言でしょう。
まとめ
ここまで野村克也の名言集を解説してきました。
野球選手として一流なのはもちろんですが、「人を育てる」という部分も一流の監督ですよね。
同じく、一流のリーダーと言われている山本五十六の名言集もぜひご覧ください。