リクルートのビジネスモデルとDNAは今も生き続けている。
江副浩正が創業したリクルートは、日本を代表する優良企業に成長しました。
その根底には今でも江副浩正の遺産がたくさん残っているのです。
私は高い業績を上げている人に、より多くの仕事を託した。
高い業績を上げることができる人は優秀な人なので、そのポテンシャルを最大化させるためには『たくさんの仕事を与える』のが効果的だと言われています。
タスクを抱えてパンパンになった人は、業務改善を試みるので、短期間で成長することができるそうです。
普通の人ではただパンクするだけですが、優秀な人材は自分で業務改善するので、抱えられるだけとにかく詰め込むというのがセオリーだと思います。
リクルートでは、社員が退職することを「卒業」という。
これはとても有名ですよね。
リクルートは起業家精神のある人が多いので、それを後押しする土壌が出来上がっているそうです。
「広告だけの本」を書店で販売するのは、出版界ではそれまでになかったことである。
リクルートは「From A」「カーセンサー」「住宅情報」「 エイビーロード」「とらばーゆ」などの広告誌を、コンビニや書店で有料販売しました。
全く新しい文化を創造したので、これはとても素晴らしい実績ですよね。
ライバルが出現したので値下げします、というのはみっともない。
リクルートは新しい商習慣を創造しましたが、それを真似する競合他社がいくつか出てきたそうです。
しかし単純に値下げをするのではなく「やり方を変える」という方法で戦ったそうです。
広告主が広告を出す目的は、低いコストで欲しい人を採用することである。
これは顧客ニーズについて語った名言です。
プロダクト開発に熱中しすぎると、顧客ニーズを忘れてしまうことがあるので注意しましょう。
起業はボトムアップ、撤退はトップダウン。
事業を立ち上げる時には各メンバーが努力しなければいけません。
しかし「撤退する」という意思決定はなかなかできないので、苦しい決断だと思いますが、それは経営者自身がやるしかないのです。
全社員を対象に毎年新規事業の提案を募集していた。
提案は毎年100件以上きたそうですが、その中から良さそうなものを選んで、提案者を事業責任者にして事業化していたそうです。
まさに権限の委譲ですよね。
情報の価値は、時間の経過とともに低下する。
リクルートは数多くの広告媒体を扱っているので、情報の鮮度に気を配っていたそうです。
現在の高収益事業もいつかは赤字事業になる。
ビジネス環境は常に変化していくので、経営者はいつもこのような危機感を持っておくべきだと思います。
江副浩正は日本を代表する起業家
ここまで江副浩正の名言集をご紹介してきました。
江副浩正は日本を代表する起業家なので、たくさんの学びがあったと思います。
同じく日本を代表する起業家といえば、ソフトバンクの孫正義CEO ですよね。
孫社長の名言集は下の記事をご覧ください。