
「四字熟語」は日常的に使っていますよね。
その数はとても多くて、不確定ですが5千語とも1万語とも言われています。
なので、全ての四文字熟語を理解しているビジネスパーソンは少ないと思います。
しかし、中にはビジネスリーダーが知っておくべき四文字熟語や、マネジメントする時に使える四字熟語もあるのです。
そこで今回は「仕事で使える四字熟語」「座右の銘にできる四字熟語」というテーマでご紹介していきたいと思います。
四字熟語まとめ
一意専心(いちいせんしん)
【意味】ただひたすら、一つの目標に集中すること。
この四文字熟語は、就任挨拶で使うとカッコイイかもしれませんね。
清心事達(せいしんじたつ)
【意味】清い心を持ち続けることで、事が達成できること。
無理をするのはダメですが、やり続ければ偉業を成し遂げることが出来るのです。
英雄欺人(えいゆうぎじん)
【意味】優れた能力を持つ人は、常人では思いつかないような行動をすること。
優れたリーダーになるためには、このような素質が必要だと思います。
青雲之志(せいうんのこころざし)
【意味】徳を磨いて、立派な人物になろうとする志のこと。
これは全てのビジネスパーソンが持つべき志だと思います。
常に前を向いて歩きましょう!
立身栄達(りっしんえいだつ)
【意味】人並み以上の努力を重ねれば、社会的地位を手にできること。
正しい努力が嘘をつくことはありません。
怠けず驕らず、努力し続けましょう!
暗中飛躍(あんちゅうひやく)
【意味】才能を持つ人は、隠れた部分で段取りを怠らないこと。
「社内営業」とか「ロビー活動」という言葉もあるぐらい、ビジネスは複雑なのです。
結果を出すためには、しっかり準備しましょう!
百戦錬磨(ひゃくせんれんま)
【意味】数多くの修羅場を経験することで、才能に磨きがかかり、鍛えあげられること。
真剣勝負をすればするほど、成長できるのです。
迅速果断(じんそくかだん)
【意味】素早く決断し、思い切って行動すること。
ビジネスではスピードが命です。
とにかく早く行動しましょう!
進取果敢(しんしゅかかん)
【意味】自ら進んで取り組み、決断力をもって大胆に突き進むこと。
仕事は主体性を持って取り組まなければいけません。
そのような志を持っている人にはピッタリの四文字熟語だと思います。
実践躬行(じっせんきゅうこう)
【意味】口先だけではなく、実際に行動すること。
口先だけのビジネスパーソンは多いですが、この四文字熟語を反骨精神にするのもアリだと思います。
形影相同(けいえいそうどう)
【意味】心が正しければ行いも正しいこと。
善悪の判断さえつけば、道を踏み外すことはありません。
それはビジネスでも同じことなのです。
言行枢機(げんこうすうき)
【意味】言葉や行いは、人として最も重要であるということ。
言行不一致と言われないように注意しましょう!
教学相長(きょうがくそうちょう)
【意味】人に教えることで、自分も学び一緒に成長できること。教えることと学ぶことは、お互い補完関係であること。
これは上司と部下の関係性を四文字熟語にしたような言葉ですよね。
現場レベルではこのような感覚があるので、座右の銘にするのにはぴったりだと思います。
精神一到(せいしんいっとう)
【意味】精神を集中して事に当たれば、無理なことなどないこと。
一つのことに集中すれば、自分でもビックリするくらいの結果が出せるのです。
自分を過小評価しないようにしましょう。
一念発起(いちねんほっき)
【意味】気持ちを改めて、あることを成し遂げようと固く決心すること。
これはビジネスの現場でも使いやすい四文字熟語なので、座右の銘にするのにはぴったりだと思います。
恪勤精励(かっきんせいれい)
【意味】人の模範となり、仕事に尽力し、真面目に一生懸命努めること。
「リーダーとはこうあるべき」という姿を四文字熟語にした場合、こんな感じなのだと思います。
和衷協同(わちゅうきょうどう)
【意味】チーム一丸となって、共に力を合わせて取り組むこと。
チームで動いている人にはピッタリの四文字熟語ですよね。
ぜひ座右の銘にしてください。
有終完美(ゆうしゅうかんび)
【意味】何事も終わりが肝心であること。最後まで立派にやり遂げること。
「終わりよければ全てよし」も同じ意味ですよね。
これは仕事をする上でとても重要な心構えだと思います。
忠肝義胆(ちゅうかんぎたん)
【意味】忠節をまもり正義を貫こうとする固く決心すること。主君や国家に忠誠をつくし、正義を貫こうとすること。
武士道精神みたいで、なんか古臭い四文字熟語かもしれませんが、会社で活躍する為にはこのような考え方が必要だと思います。
上司を出世させるような活躍をすれば、自分自身も出世できるのです。
外柔内剛(がいじゅうないごう)
【意味】一見すると穏やかそうに見えるが、とても意志が固いこと。外見は穏やかで優しそうだが、心の中には信念を持っていること。
ビジネスは勝負事なので、相手に心の内を見られてはいけません。
プライドを持った仕事をしましょう!
確乎不動(かっこふどう)
【意味】しっかりした意思を持っていて動じないこと。
信念がブレない人は、とても強い人だと思います。
成功するためには確乎不動でいましょう。
志操堅固(しそうけんご)
【意味】意思は固く、周りや環境に左右されないこと。
意志がブレるリーダーには、誰もついてきません。
正しい信念なのであれば、それを貫き通しましょう。
有言実行(ゆうげんじっこう)
【意味】自分で言ったことは必ずやり遂げること。
有言実行の人はとても尊敬されるはずです。
使い勝手のいい四文字熟語なので、ぜひ座右の銘にしてください。
不言実行(ふげんじっこう)
【意味】無駄口を叩かず、やるべきことをやること。
黙々と目標達成する、職人のような四文字熟語ですよね。
このようなビジネススタイルの人は、ぜひこの言葉を座右の銘にしてください。
意志堅固(いしけんご)
【意味】志が硬く、しっかりしていること。
ものすごくお堅いイメージの四文字熟語ですが、人柄を表すのにも丁度いいと思います。
「自分はお堅い人間だ…」とネガティブに考えている人は、敢えてこの言葉を座右の銘にしてください。
その方が気が楽になるかもしれません。
初志貫徹(しょしかんてつ)
【意味】初めに誓ったことを最後までやり通すこと。
これはビジネスリーダーや経営者が掲げるべき四文字熟語です。
なぜかと言うと、新規ビジネスを立ち上げる上で、必要不可欠な考え方だからです。
熱烈峻厳(ねつれつしゅんげん)
【意味】激しい情熱を傾け、絶対に譲らない厳しさを持つこと。情熱を込めて仕事に当たり、何があっても妥協しない厳しさを持つこと。
これほどの情熱をもって仕事にあたれば、きっと成功できるはずです。
熱烈峻厳の志でビジネスをしましょう!
鉄心石腸(てっしんせきちょう)
【意味】鉄や石のように堅固な精神のこと。
志に関する四文字熟語はいくつもありますが、この言葉は少し珍しいので人と被らないかもしれませんね。
人と被るのが嫌な人の座右の銘にはぴったりだと思います。
質実剛健(しつじつごうけん)
【意味】真面目で心身ともに健康で強くたくましいこと。中身が充実して飾り気がなく、心身ともに強くたくましいこと。
この四文字熟語を、経営理念のように掲げている会社もありますよね。
会社で掲げる標語としてはぴったりだと思います。
七転八起(しちてんはっき)
【意味】何回倒れたとしても、諦めずに立ち上がること。
たとえ失敗したとしても、また立ち上がれば良いのです。
それをし続ければ、絶対に成功できるはずです。
百折不撓(ひゃくせつふとう)
【意味】何回失敗しても、くじけずに挑戦すること。
誰にでも失敗することはあります。
それでもクヨクヨせず、果敢にチャレンジしていきましょう!
力戦奮闘(りきせんふんとう)
【意味】全力を出し尽くし、最後まで戦いきること。
全力を出さなければ、成長することができません。
最後までやり抜かなければ、成長することができません。
これをコンパクトにまとめた四文字熟語だと思います。
一殺多生(いっせつたしょう)
【意味】大きな利益を得るために、多少の損失は仕方がないと考えること。
この四文字熟語は損得勘定のような話ですが、仕事をするうえではとても大切な考え方だと思います。
ビジネスリーダーは心得ておきましょう。
風林火山(ふうりんかざん)
【意味】戦いにおける四つの心構えを省略した言葉。
風林火山は下の四つを並べた言葉です。
- 速きこと風の如ごとく
- 静かなること林の如く
- 侵略すること火の如く
- 動かざること山の如し
戦国最強と言われていた武将「武田信玄」が旗印にしていた四文字熟語です。
乾坤一擲(けんこんいってき)
【意味】自分の運命をかけて、大勝負に出ること。
「ここぞ」というタイミングで、勝負に出る時がきっと来ます。
この勇気が無ければ出世できませんし、偉業を成し遂げることもできないのです。
勇猛果敢(ゆうもうかかん)
【意味】勇ましく強くて、決断力に富んでいること。
リーダーは勇猛果敢でなければいけません。
そういった意味では、座右の銘にするのにはぴったりの四文字熟語だと思います。
用行舎蔵(ようこうしゃぞう)
【意味】出処進退のタイミングをわきまえていること。
何事もそうですが、入るのは簡単でも、出るのが難しいのです。
あらかじめ出るタイミングを決めておくことも大切だと思います。
剛毅木訥(ごうきぼくとつ)
【意味】意志が強く、素朴で無口で、飾り気がないこと。
部下から頼られる上司はこんな感じかもしれませんね。
聡明剛毅(そうめいごうき)
【意味】道理に通じ、心が強く屈しないこと。
人徳があって、他人から頼られる存在が聡明剛毅な人だと思います。
目指すべき理想像だと思います。
安分守己(あんぶんしゅき)
【意味】自分の身の程をわきまえて、高望みしないで生きること。
サラリーマンとして生きるなら、このような心構えもアリだと思います。
会社への従属精神が強い人には、ぴったりの四文字熟語だと思います。
行雲流水(こううんりゅうすい)
【意味】雲や水の流れのように、自然に任せて行動すること。
自分の実力をすべて出し切ったなら、あとは行雲流水でいいと思います。
結果を気にしても仕方ありません。
流れに身をまかせましょう。
華麗奔放(かれいほんぽう)
【意味】極めて華やかで、思いのままに振る舞うこと。
自由に生きることを推奨しているような四文字熟語ですよね。
抑圧されて生きるよりは良いと思います。
自在不羈(じざいふき)
【意味】何にも束縛されず、自分の思い通りに行動すること。
サラリーマンはしがらみが多いですが、思い切って行動することも大切だと思います。
たとえ失敗しても死刑になることはありませんし、後で謝罪すれば済む話なのです。
継往開来(けいおうかいらい)
【意味】先人のビジネスを受け継ぎ、発展させながら将来を開拓していくこと。
「後継者」と呼ばれるビジネスパーソンに求められることですよね。
2代目社長などが「座右の銘」として掲げるのには、ぴったりの四文字熟語だと思います。
衣鉢相伝(いはつそうでん)
【意味】先人が築いたビジネスや技術を受け継ぐこと。
衣鉢相伝できなければ、ビジネスは成り立ちません。
会社の行動指針にもできる四文字熟語だと思います。
猛虎伏草(もうこふくそう)
【意味】才能がある人は、一時的に世間から離れても、必ず世に出てくること。
これはなんとなく思い当たる節がありますよね。
優秀な人は隠れていることができないのです。
老驥伏櫪(ろうきふくれき)
【意味】たとえ年をとったとしても、若者と変わらないような大志を持ち続けること。
これは年配者の座右の銘にぴったりだと思います。
いつまでも若々しい志を持つことは、人生を豊かにしてくれるはずです。
老当益壮(ろうとうえきそう)
【意味】老年になっても、チャレンジ精神を持って立ち向かうこと。
「生涯現役」を掲げる人は多くなってきましたが、チャレンジ精神があれば生き甲斐も出てくるはずです。
独立自尊(どくりつじそん)
【意味】自分自身に強い誇りを持ち、心身の独立を全うし、高い品位を保つこと。
「これぞまさに座右の銘!」と言えるような四文字熟語だと思います。
勇気凛凛(ゆうきりんりん)
【意味】失敗や危険をかえりみず、勇敢に物事に立ち向かっていくこと。
アンパンマンのテーマソングでお馴染みのフレーズですよね。
その印象に引きずられて少し幼稚に感じますが、座右の銘にするのであれば問題ないと思います。
一致団結(いっちだんけつ)
【意味】大勢の人が、特定の目的を達成するために、心を一つにして協力し合うこと。
チームメンバーで何かを成し遂げる場合、一致団結しなければいけません。
そのようなビジネスをしている人にはピッタリの四文字熟語だと思います。
まとめ
ここまでビジネスパーソンにおすすめできる四文字熟語をご紹介してきました。
座右の銘にできるような言葉もたくさんありましたよね。
ぜひお気に入りのフレーズを額縁に入れて飾ってみてください。