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アフィリエイトは一般的な仕組になりましたが、リアルアフィリエイトという仕組みもあります。
これは認知度の低い仕組みかもしれませんが、多くの企業で活用されています。
そこで今回は、リアルアフィリエイトにフォーカスして解説していきたいと思います。
目次
アフィリエイトの仕組みとは?
リアルアフィリエイトについて知る前に、まずは基本となるアフィリエイトの仕組みについて知っておくべきだと思います。
アフィリエイトとは、アフィリエイト・サービス・プロバイダー(ASP)を活用した仕組みのことをいいます。
登場人物は以下の3人です。
- アフィリエイト・サービス・プロバイダー(ASP)
- サイト運営者(メディアオーナー)
- エンドユーザー(サイトユーザー)
広告出稿したいクライアントからASPが広告予算を取ってきます。
その広告をサイト運営者であるメディアオーナーが自由に選択して、自分のサイトに広告タグを設置するのです。
そのサイトに訪れたユーザーが、バナーなどをクリックすればパラメーターが付与されるので、会員登録や購入に至った際にサイト運営者へ報酬が支払われるという仕組みになります。
例えば以下のようなものが具体的なアフィリエイトURLになります。
上の「AirPAY」にはA8.netが提供しているASPサービスのパラメーターが付与されています。
そして、上のモーションウィジェット(動くバナー)は楽天が提供しているパラメーターが付与されています。
アフィリエイトはインターネット上で展開されるので、ほとんどのユーザーは気付かないうちにサイト運営者へアフィリエイト報酬をもたらしていることになります。
これが一般的なアフィリエイトの仕組みになります。
リアルアフィリエイトの仕組みとは?
先ほどアフィリエイトについて解説しましたが、この仕組みを基礎として出来上がったのがリアルアフィリエイトです。
アフィリエイトがWeb上で展開されるのに対し、リアルアフィリエイトとは名前の通り「現実世界」で展開されていきます。
その具体的なやり方とは、実店舗を利用することです。
店舗網を利用した仕組み
アフィリエイトではサイト運営者であるメディアオーナーが販売支援してくれる仕組みでしたが、リアルアフィリエイトの場合にはその役目が店舗になります。
例えば、街中にある飲食店や居酒屋、ヘアサロン、コンビニエンスストア、マッサージ店などがアフィリエイターとして機能するのです。
ここでリアルアフィリエイトを使った具体例を紹介しておきたいと思います。
①スマホゲームアプリを開発してる会社が、ユーザー獲得のためにリアルアフィリエイトを利用。
➁飲食店毎にダウンロード用のQRコードを発行し、飲食店のテーブルにQRコードが記載されたPOP設置。
➂そのQRコードを経由してダウンロードされた場合、一件につき500円を飲食店側に支払う。
大枠では上記のような流れでリアルアフィリエイトが実施されていきます。
この仕組みを成功させる為のポイントとは、店舗に来店している顧客層と、企業がターゲットにしているユーザー層が合致していることです。
顧客像のことを「ペルソナ」と呼びますが、ペルソナが合致していなければリアルアフィリエイトの仕組みは決して成功しません。
なので、狙っているユーザー層と合致した店舗を開拓して、そのお店とだけ協業しなければいけないのです。
リアルアフィリエイトのメリット
企業がリアルアフィリエイトを実施する理由とは、大きなメリットがあるからです。
まず一つの目のメリットとしては、一気に販路が拡大できるということです。
直販営業だけで成果を求めるのでは、どうしても時間がかかってしまいますが、すでに顧客を持っている店舗と協業すればスピード感が増すはずです。
それをすることで店舗側の収益機会も増えるのであれば、お互いにとってwin-winの取引だと言えるはずです。
そして二つ目のメリットが、コストメリットです。
直販営業だけで動く場合は、そのぶん人件費がかさんでしまいます。
つまり、たくさんの人材を採用しなければいけないのです。
人材を採用する場合には固定費がかかりますよね。
なので、採用活動では慎重さが求められますし、一気に大量採用することは経営リスクになりかねません。
それゆえに、どうしてもスピード感が遅くなってしまうのです。
しかし、実店舗を活用するリアルアフィリエイトであれば、原則的に成果報酬型なので、一気に販路拡大することができます。
この部分が三つめのメリットだと言えます。
リアルアフィリエイトでは成果報酬が一般的なので、成果が出た場合のみ報酬を払えば良いのです。
これは販促するときの足かせが無くなった状態なので、非常に大きなメリットだと言えます。
リアルアフィリエイトは代理店制度
リアルアフィリエイトは実店舗を活用する仕組みなので、人海戦術だと言えます。
つまり、代理店施策の一部だと言えるのです。
代理店という言葉は曖昧ですが、その中身は多岐にわたっています。
例えば代理店制度には以下のような仕組みが存在するのです。
- 販売代理店
- 紹介代理店
- エリア代理店
- 総代理店
- 一次代理店
- 取次店
- 特約店
- 販売店 etc.
様々な代理店制度がありますが、この中の「特約店」や「取次店」と呼ばれる仕組みがリアルアフィリエイトに該当するはずです。
特約店とは店舗で製品サービスを販売する役割の窓口代理店を言います。
つまり、街中にあるSoftBankショップみたいなイメージです。
携帯電話の契約は、キャリアであるSoftBankと取り交わしますが、実際の契約手続きは販売代理店であるショップの店頭などでやると思います。
そして取次店とは、宅急便の窓口になっているようなお店のことを言います。
例えばコンビニエンスストアがその窓口になっていますよね。
宅急便の荷物を預かるのはコンビニですが、実際にサービス提供するのはヤマト運輸だと思います。
荷物運搬する途中で紛失したり、破損した場合、それを保証するのはコンビニではなくヤマト運輸だと思います。
つまり、本質的なサービス提供はヤマト運輸が行なっていて、コンビニエンスストアは受付窓口の役割でしかないです。
上記の例で理解できるかもしれませんが、ソフトバンクもヤマト運輸も代理店制度を活用することによって、エンドユーザーとの接点を最大化しているのです。
申し込みの受付窓口を最大化することで、受注数を最大化していく…
これがまさに代理店制度なのです。
リアルアフィリエイトは難しい…
ここまでリアルアフィリエイトについて解説してきましたが、リアルアフィリエイトで成功した事例は数少ないと言われています。
実は、リアルアフィリエイトという仕組みを運用するのは非常に難しいのです。
その理由はいくつかありますが、まず最初に挙げられるのが店舗側のモチベーションが上がらないことです。
店舗側は何らかの本業があって、その隙間時間を使ったり、収益機会を最大化するためにリアルアフィリエイトの店舗として協力しています。
なので、そもそもリアルアフィリエイトで収益を上げることが目的になっていないのです。
しかし、web上のアフィリエイトでは、設置したパラメーターを経由して収益を上げることが目的になっています。
なのでインターネットのアフィリエイターはモチベーションが高いのです。
このように、企業側の「売りたい」という目的と、アフィリエイター側の「稼ぎたい」という思惑が一致しているアフィリエイトは効果が高いですが、リアルアフィリエイトの場合には店舗側が「稼ぎたい」というマインドになっていないので、イマイチ成果が出ないのです。
よって、これまで多くのリアルアフィリエイト支援サービスが登場してきましたが、どれも鳴かず飛ばずで失敗しているのが実態なのです。
リアルアフィリエイトが副業になった
リアルアフィリエイトとは、店舗の顧客をシェアするような仕組みだと思います。
しかし、そもそも協業先を店舗に限る必要などあるのでしょうか?
結論から言ってしまうと、協業先は最大化させた方が接点が広くなるので、店舗に限る必要はないと思います。
そのような発想から立ち上がったサービスがリファラル営業プラットフォームです。
リファラル営業サイトには、全国の営業パーソンが会員登録していて、その人達が持っている人脈や取引先を販路開拓したい企業にシェアしてくれます。
直販営業だけで新規開拓をするのは大変ですが、人からの紹介であれば商談成立までが楽になります。
商談の場さえセッティングできれば、あとは製品サービスの優位性だったり、営業マンのテクニックで受注することができるはずです。
このような接点を提供するリファラル営業を副業にする人が増えているのです。
これは副業解禁が後押ししている背景もありますが、そもそもリファラル営業自体が本業に役立つと認識されているからでもあります。
このあたりは別の記事で解説しているので、詳しく知りたい場合には下の記事をご覧ください。
まとめ
リアルアフィリエイトは人海戦術になります。
人海戦術はやり方次第で確実に成果が出るので、コスト倒れになる可能性が少ないと思います。
現代はインターネットを使ったインバウンド営業が主流になっていますが、webマーケティングの知識がなければ、コストだけかかって成果が得られないかもしれません。
そのようなマーケティング人材がいない会社の場合、リアルアフィリエイトに舵を切るのも良いでしょう。
人海戦術と言う観点では、他にも様々なやり方があるので、下の記事を参考にしながら検討してみてください。