弘法大師「空海」が残した言葉14選!座右の銘にしたい名言集

空海(くうかい)は「弘法大師」とも呼ばれている真言宗の開祖ですよね。

歴史の教科書で聞いたことがある名前なので、天台宗の開祖である最澄(さいちょう)と一緒に覚えている人が多いと思います。

ビジネスパーソンであれば「一般常識」の一つとして、空海の名言を知っておくべきだと思います。

宗教家ということもあり、たくさんの名言を残しているので、ぜひ最後までご覧ください。

空海の名言集まとめ

弘法大師「空海」が残した言葉1

悠悠(ゆうゆう)たり悠悠たり太(はなは)だ悠悠たり

悠悠とは「はるかに限りない」という意味の言葉です。

日本は広いですが、さらに世界は大きくて、宇宙は限りないです。

そのような広大無限な様子を、空海は「悠悠」という言葉で表現したのです。


弘法大師「空海」が残した言葉2

三界の狂人は狂せることを知らず

この言葉は「迷って生きる人たちは、迷っていることにすら気づかない」という意味です。

目に見えることや常識に振り回されている人は、迷って生きることになるのです。

ちなみに三界とは、欲界(よっかい)・色界(しきかい)・無色界(むしきかい)の三つのこと指す仏教用語です。

人間は生死を繰り返しながらこの三つの世界を輪廻しているそうです。


弘法大師「空海」が残した言葉3

耳に逆ろうて心にいれず。

この言葉は「自分に都合のいいことばかりを追い求めていると、だんだん本当のことが見えなくなる」という意味です。

自分にとって都合のいい情報だけを鵜呑みにするのはやめましょう。


弘法大師「空海」が残した言葉4

人を謗(ぼう)じて焼種のつみを顧みず。

この言葉は「人の悪口ばかりを言って、本来の生きる意味を見失う」という意味です。

現代はSNS全盛期ですが、他人の失敗や人の不幸を知って、それを楽しんでいる人が多い気がしています。

そのような生き方を「虚しい」と空海は言ったのです。


弘法大師「空海」が残した言葉5

楽と不楽と得と不得と自心能くなす

この言葉は「その宝物を手にして楽しむか、手に入れずに楽しまないかは、自らの心が決める」という意味です。

宝物とは「幸せ」のことです。

本当の幸せを知らずに生きるのも良いですが、それは愚かな行為だと言っているのです。


弘法大師「空海」が残した言葉6

我が心、自ら証すのみ

この言葉は「どうしたら自分の心に立ち返ることができるのか」という意味です。

いくら幸せについて数えても、自分が探す気にならなければ意味がありません。

それは薬を処方したところで、患者が薬を飲まないのと同じなのです。


弘法大師「空海」が残した言葉7

羞ずることなくして十悪を造り、空しく神我(しんが)ありと論ず

この言葉は「様々な悪業を行ったのに、それを恥じることなく、自己主張ばかりしている」という意味です。

反省をせず、恥も知らない傲慢な心は、必ず自分を不幸にするのです。


弘法大師「空海」が残した言葉8

慢(おご)ることなかれ、浮華名利の毒を焼かるることなかれ

この言葉は「浮ついたこの世の名声や利益の毒に、驕ってはいけない」という意味です。

つまり「天狗になるな」という意味ですね。

浮ついた足元ではすくわれてしまうので注意しましょう。


弘法大師「空海」が残した言葉9

凡夫は名聞利養資生(みょうもんりようししょう)の具に執着して、務むに安身をもつてし、ほしいままに三毒五欲を行ず。

この言葉は「普通の人は世間の評判や自分の利益、生活道具にこだわり、それに捉われる。自分の快楽だけを追い求めて、貪り・怒り・愚かさという三つの毒や、あらゆる欲望を求めている。」という意味です。

仏に近づくためには、そのような欲望を全て捨て去らなければいけないのです。


弘法大師「空海」が残した言葉10

諸仏威護して一子の愛あり

この言葉は「全ての仏様は人間に対して、まるで親が我が子へ愛情を注ぐように接してくれる」という意味です。

あなたには仏様がついているので、迷わず安心して生きることを推奨しているのです。


弘法大師「空海」が残した言葉11

増(かさ)なれる氷、何ぞ必ずしも氷ならん。

夏に入るときはすなわち溶け注ぐ。

この言葉は「厚い氷だったとしても、いつまでも凍っていることはない。夏になれば溶けて流れ出す」という意味です。

落ち込むことはありますが、必ず夜明けはやってくるのです。


弘法大師「空海」が残した言葉12

物に定まれる性なし。

人、何ぞ常に悪ならん。

この言葉は「物には決まった性質などない。どうして人間は常に悪人でいられようか。」という意味です。

経験が増えたり、時間が経過すれば、人間は成長していきます。

それを伝えている名言だと思います。


弘法大師「空海」が残した言葉13

短いつるべの水を汲む、疑いを井の枯れたるに懐(いだ)き、小さき指の潮を測る、猶底の極まわれるかとおもへり。

この言葉は「短い縄のつるべを持って水を汲み、水が少なかったからと言って井戸が枯れてしまったのかと疑い、短い小指で海の深さを測り、指が全て入ったからといって、海の底に届いたのだと勘違いする。」という意味です。

「井の中の蛙大海を知らず」ということわざに通じる、無知や良識の狭さを揶揄したのです。

勝手な思い込みは失敗につながるので注意しましょう。


弘法大師「空海」が残した言葉14

眼明らかなる時は、すなわち途に触れて皆宝なり

この言葉は「心の目が明るくなっていれば、あまりに近くて見えづらい心の中にしまっている宝物が見えてくる」という意味です。

「心の中の宝物」というのは、本来の自分とか、無限の可能性などを意味しているのだと思います。

つまり、ネガティブに考えるのではなく、何事もポジティブに考えれば、きっと道は開けるということです。

何事も前向き思考で取り組みましょう!

まとめ

ここまで空海の名言集をご紹介してきました。

心が穏やかになる言葉ばかりなので、この中からお気に入りを座右の銘にしてください。

同じく宗教家である道元の名言集もおすすめです。

「禅」の悟りが理解できる言葉ばかりばかりなので、ぜひコチラも併せてご覧ください。

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