
起業と聞くと「自分では無理」「自分には能力がない」と思いがちですが、本当にそうなのでしょうか?
今回は独立起業をテーマに、起業の難しさや、起業するきっかけなどについて解説していきたいと思います。
概要
起業ブームが到来!?
企業が立ち上がる為には起業家が必要です。起業家が事業を興せばイノベーションが起こり、世の中が便利で良くなります。よって、経済を活性化する為には、起業家が必要ということになります。
そのような面から、起業したい人は多いものの、起業自体は敷居が高いと言われており、誰でもできるものではないと考えられてきました。
しかし、起業する為のハードルを下げようという試みが官民かかわらず様々なところで行われています。
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例えば、起業に必要な「資本金」が1円からでも会社設立ができるようになったり、「フリーランス」という形式で気軽に事業が始めることができるようになったりしています。また、オフィスもレンタルオフィスやコワーキングスペース、シェアオフィスなどがたくさんの形態が出てきている為、月額数千円でオフィスを利用できるようにもなりました。
このような背景もあり、会社員の副業や学生起業がブームになっており、誰でも気軽にチャレンジできる環境が整ってきています。特にインターネットを活用したビジネスでは、初期投資が少なく、ノウハウさえあれば一攫千金も可能です。
そのような側面から見ると、現代は起業ブームに近づきつつあると言えるでしょう。
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なぜ起業したがる?
あくまで一般論ですが、起業はリスクが高いと言われています。親から「起業はするな」と言われたことがある方も多いと思います。そのように言われる理由は以下の通りです。
- 資金が必要なので借金をしなければいけない
- 会社員としてのキャリアを放棄しなければいけない
- 失敗した後に再起するのが難しい
このような理由から、起業することに尻込みしてしまう人もいます。起業したい思っても、実際に起業するまでの間には依然として大きな壁があることがわかります。
そのような状況でも「起業したい」と考えて、実際に行動に移す人たちがいます。そのような人達をアントレプレナー(起業家)と呼びますが、なぜリスクが高いと言われる独立起業をしたがるのでしょうか?
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起業する理由と動機
起業にはリスクがつきものですが、そのリスクを凌駕するメリットもあります。まず、起業をする理由についてですが、以下のような理由が挙げられます。
- 経営者(社長)になりたい
- お金持ちになりたい
- やりたいことがある(自由に働きたい)
これは典型的な理由と言えますが、主な理由はこんな感じだと思います。これは会社のルールに縛られている会社員ではなかなか実現できないことで、経営者だからこその醍醐味と言えます。
また、起業する動機も同様で、サラリーマンでは実現できないことをする為に独立起業するという人が多いです。よって、起業とは自己実現の手段であると言い換えることができ、自由な生き方を目指す方法とも言えるでしょう。
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起業はつらい
例えば、独立起業するタイミングで誰かに相談する人は多いと思います。仲の良い友人や、信頼できる知人などの意見を聞きたいと思うことでしょう。
しかし、「サラリーマンを辞めて起業しようと思っている」と言えば、大半の言葉は「起業はやめとけ」というアドバイスが出てくることになると思います。そのように言われる理由は、起業という選択肢がとても辛い選択になるからです。
「起業する」とは「経営者(社長)」になることを意味します。経営者は良くも悪くも全ての責任を自分で負うことになります。よって、成功しても失敗しても自己責任が大原則です。
このような状況で経営者は全ての決断をしていく訳ですが、もし間違った選択をしてしまえば、会社が倒産するリスクさえあります。そのようなリスクを常に抱えることは、とんでもない大きさのストレスを抱えることになり、常に緊張の連続になります。
このような生活は、とても辛くてきつい毎日になることが容易に想定でき、それを踏まえてアドバイスしてくる人が多くなります。また、自分の親や親族が独立開業に失敗して莫大な借金を背負ったという経験をした人も少なからずいます。そのような人にとって、起業はとてもリスキーな事と感じることでしょう。
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起業したては特につらい
起業がとても辛いことであるのは理解できたと思います。その中でも独立起業したての頃は最悪期と言っても過言ではありません。意気揚々と起業してみたのは良いですが、新しくできたばかりの会社にいきなり発注をしてくる会社は少なく、新規営業に苦戦することでしょう。
知人・友人からのご祝儀発注もすぐに切れてしまい、すぐに新規開拓が課題になります。しかし、実績が少ないことを理由に断られ続け、次第に自信を無くしていってしまいます。このような状況になってしまうと最悪で、何をやっても上手くいかなくなります。
このような辛い状況でもめげないポイントは、自分の事業に対して絶対的な信念を持つことです。起業するということは何かを成し遂げようとしていることを意味します。よって、その目指す先に対して絶対の自信を持つことが重要です。その上で、他人がどう判断しようが、信念がブレずに邁進できることが大切です。
このような気持ちを持つことができれば、あなたの事業は高い確率で成功することでしょう。
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副業から起業する
起業はリスクがあると言われますが、そのリスクを軽減する方法があります。それは副業を経由してから独立起業することです。
副業を独立起業に繋げる方法は昔から活用されていますが、近年は副業解禁の流れもあり、増々注目されてきています。例えば、在宅の副業を本業として事業化してみることや、週末の副業を事業化してみることもできます。一旦副業でお試しすることができ、その後に本業として立ち上げればリスクは限りなく低くて済みます。
実際に個人の副業やサイドビジネスを事業化したという人は少なくありません。独立起業に対してリスクを感じている人にとっては、副業からの独立開業は有力な選択肢になると思います。
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おすすめの副業&サイドビジネス
ここでは独立起業する為に最適な副業をご紹介していきたいと思っています。ぜひ独立起業のアイデアにしてみてください。
その①:リファラル営業
リファラル営業とは紹介営業を意味する言葉です。紹介営業とは営業マンであれば一般的な言葉ですが、見込み顧客を紹介するという営業活動を言います。
企業が最もお金と時間を割いているのが、「見込み顧客を探す」ことです。この作業に終わりはなく、常に時代に合わせて進化し続けています。
特に最近ではインターネットを活用した新規開拓手法が注目されており、どの企業も躍起になって予算と人員をwebマーケティングに投入してきています。そんな中で注目されているのが人と人との繋がりを活用したリファラル営業です。昔からある営業手法ですが、副業解禁の流れを受けて、ようやく営業現場の主役になりつつあります。
最近ではリファラル営業を副業とするサラリーマンも増えてきており、さらに注目度が増してきています。リファラル営業は様々な企業の商材に触れることができるので、副業から独立起業するには最適と言えます。
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その②:在宅ライティング
ライティングはデータ入力とも言われていますが、文字入力の作業を言います。最近では企業からのSEO対策ニーズが増えてきており、ライティング案件自体の獲得はとても簡単です。また、様々なジャンルのデータ入力依頼がくるので、幅広いビジネスノウハウを得ることができます。
副業で稼ぎながら、ビジネスノウハウや動向を探ることができる仕事がライティングと言えます。まずはマーケティングからという視点では最適な副業と言えるでしょう。
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その③:プログラミング
これからの時代はインターネットが欠かせない世の中になってきます。そのような場面で必要になるスキルがプログラミングです。コンピューターに指示を出すために必要なプログラミング言語ですが、特殊スキルと言える為、人材獲得が容易ではなく、その需要と供給が折り合っていません。
よって、システム開発については外注することが一般的になっており、システム受託をしている会社は安定した受注を獲得することができます。
このシステム開発はメジャーな副業として認知されており、それを支援するサービスもたくさん出てきています。よって、最も取り組みやすい副業と言えるでしょう。
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起業は思ったよりも簡単
ここまで起業は辛くて大変であることをご紹介してきましたが、本当の起業はとてもシンプルで簡単なものです。
その理由は明確で、安くて良いものを提供するだけだからです。企業が提供する商品・サービスとは顧客の課題を解決するものです。つまり、その課題解決能力が高ければ高いほどニーズがあるということになります。
よって、競合他社よりも安くて良いものを提供することが重要になります。この点を意識するだけで、事業を興すことはとてもシンプルで簡単なものだと理解できます。
日本はとても起業がしやすい環境になってきました。学生からシニアまで独立起業にチャレンジすることは決して難しくありません。「何もしていない」と後悔するよりも、まずはサラリーマンを辞めて起業してみることをおすすめします。
ぜひ今回の情報を基に、独立起業に挑戦してみてください。
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