
マイクロ起業が増えてきています。昨今では個人がエンパワーメントされており、自分の好きなことを仕事にするという考え方も十分浸透しました。
自由に生きていくのにマイクロビジネスはぴったりの働き方になります。ここではマイクロ起業をテーマに解説していきたいと思います。
概要
マイクロ起業家とは
マイクロ起業家はマイクロアントレプレナーとも呼ばれており、小さな起業家を意味しています。個人事業主として始めることもできるので、大きな資金、たくさんの従業員、広いオフィスなどがないことが特徴になります。
マイクロ起業家が一般的な起業家と大きく違うのは、リスクの取り方が低いことです。起業をするには会社を辞めて、借金を背負って始めることが一般的でしたが、現状を維持したまま資金をあまり使わずに起業できる時代になりました。つまり、会社を辞めなくてもいいので、リスクをほとんど背負わないで始められるのです。
このような起業形態をとる人をマイクロ起業家と言い、マイクロ起業を個人の副業として行っている人も多いです。そのような人は就業後や休日を利用して、ビジネスを展開しています。
マイクロビジネスでは人手が少ないので、自動で売れる仕組みにしていること多く、本業があっても関係なく売上が上がるケースが多いです。時間を割く必要がないビジネスであれば、本業を持っていても問題ないですよね。そこまでの仕組みを作るのは容易ではありませんが、スキルや協力者がいれば十分に実現可能です。
このようなマイクロ起業では、成功するまで続ける強い意志が必要不可欠になります。リスクが少ないからといって、何もしないで成功できるわけではありません。成功するための努力は絶対に必要になります。リスクを背負わないでビジネスを始めたい人にはおすすめの方法がマイクロ起業です。
マイクロ起業はしょぼい?
マイクロ起業はしょぼいと言われることがありますが、それはビジネスの規模によって違います。
個人事業主レベルでビジネスしていればしょぼいと言われる可能性もありますが、マイクロ起業で始めても、ビジネスが大きくなればビッグビジネスにもなり得ます。成長する度合は始めた人の腕次第ですが、小さく始めても十分大きくすることができるのです。個人レベルの趣味から始まって上場まで果たしたGREE(グリー)などの例がそれに当たります。
そのようにして大きくなったビジネスは決して少なくありません。また、始まりは小さくても人の輪によって、大きく成長することがあります。SNSなどで話題になれば、今の時代は一気にビジネスが広がっていきます。
資金が集まり、規模を大きくして、売上の規模が爆発的に増えます。最初の始まりは小さなビジネスかもしれませんが、可能性は大きく広がっているのです。何がきっかけになり大きく化けるかは予測できない部分です。
それでもビジネスをしていれば、ビッグビジネスになる可能性はあります。諦めずに努力を続けることができれば、どこかのポイントで大きくなるでしょう。
しょぼいと言われても見返すだけの気持ちがあれば、大きく成長できます。マイナスな意見に耳を傾けるよりも、どうすれば上を目指せるかだけを考えることが大事です。周りの評価は大きなビジネスになった後からついてきますので、それまでは気にしないでおきましょう。
マイクロ起業を成功させる秘訣
マイクロ起業で成功させる秘訣は努力を続けることです。諦めないで努力を続ければ、マイクロ起業では成功できます。簡単に始められるマイクロ起業では途中で止めてしまうのも簡単です。パソコン1台で起業できるのがマイクロビジネスなので、リスクを背負わないでビジネスを始められます。
そのため、覚悟が足りないまま始めて、すぐに止めてしまうケースが散見されます。どんなにいいビジネスアイデアがあっても、実現させることができなければ価値がありません。価値を産み出すのはアイデアが商品やサービスになり、誰かが買ってくれたときに価値が生まれるのです。そこにたどり着くまでは価値がないとの一緒です。
また、ビジネスを成功させる為には売れる商品を作ることと、売る仕組みを作ることが大切です。商品開発には力を入れる人が多いかもしれませんが、売れる仕組みまで一緒に作れる人は決して多くありません。
マイクロ起業では商品が安いものであることが多いので、多売できることが成功の条件になります。他に成功させる秘訣は、たくさんの人を巻き込むことです。家族、友達、地域の人など、たくさんの人と協力できれば成功に大きく近づくことができるでしょう。アイデアが生まれ、販売先や取引先になってくれる人が現れる可能性もあります。自分のビジネスについて話すと、色々なアイデアが湧いてくることでしょう。
マイクロ起業におすすめな業種5選
マイクロ起業に向いているビジネスは、大きな資金やたくさんの人材がいらないビジネスになります。個人事業主でも始めることができるものがマイクロ起業には向いています。マイクロビジネスには合う業種や業界があり、知っておくと始めやすいと思いますので、ここではマイクロビジネスにおすすめな業種を5つご紹介したいと思います。
業種1:ECサイトの経営
初心者が週末起業として始めるなら、ECサイトの経営はおすすめです。商品を作る必要はないですし、在庫を抱える必要もありません。売れた商品をメーカーから直接顧客に送る仕組みにすれば、資金もほとんどかからないです。サイトを作成したり、見映えがいいものを作るのに時間はかかりますが、出来上がればあとはメンテナンス程度で維持できます。
業種2:データ入力(ライティング)やコピーライター
他におすすめな業種としてはデータ入力やコピーライターがあります。データ入力は時間さえあれば誰でも稼げるビジネスで、月に50万円以上稼ぐ人もいるので、本気になれば十分稼ぐことができます。また、コピーを考えるのはいつでもできますし、時間に縛られないのがコピーライターの特徴になります。いいコピーさえ書ければ売上につながるのが、コピーライターをおすすめするポイントです。
業種3:デザイナー
デザイナーはアイデアとセンスだけで勝負できる業種になっています。デザイナーの武器は、何と言ってもデザイン力になります。基礎的なデザイン知識やスキルを持っているだけでも十分重宝されることでしょう。その上でフォトショップやイラストレーターなどのソフトウェアが使えれば活躍できることは間違いありません。特にデザインの提出だけで売上につながることもあります。
業種4:アフィリエイター
アフィリエイターもおすすめできる業種です。新規参入が難しいと言われることがありますが、アイデアとwebノウハウがあればまだまだ稼げる業界です。またwebビジネスなので、初期投資がほとんどなく、リスクもほぼありません。そのような点からマイクロビジネスには最適と言えるでしょう。
業種5:コンサルタント
もう一つおすすめなのが、コンサルタントです。コンサルタントは自称でもコンサルタントとして成り立つので、正直何でもアリというビジネスがコンサルタントです。世の中にはラーメンに詳しいラーメンコンサルタントや、アニメに詳しいアニメコンサルタントなど変わったコンサルタントもいます。要するに、特定のジャンルを極めることができれば、その時点からコンサルタントとして活躍することができるということです。自分の得意分野を教えることでお金を稼げるので、マナーが得意であればマナーコンサルタントなどでもいいでしょう。
マイクロ起業とは自由に生きること
マイクロ起業で成功することができれば、自由に生きることができます。基本的に大きく手を加えなくても成功したビジネスは動いていきますし、安定した収入を稼ぎ出してくれるからです。
大きく稼ぐことを目標にしているのであれば、利益の再投資で事業規模を拡大することも良いでしょう。そう考えると、マイクロ起業は自由に生きるための第一歩になっています。初めの一歩を踏み出して、そこから努力をし続ければ、自由を獲得できる可能性があるのです。会社員をずっと続けていると、この可能性を得ることはできません。
また、マイクロ起業では仕事の仕方を自分で選択できます。やりたい仕事だけをすることも可能です。自由に仕事ができるのであれば、楽しい仕事だけをすればいいのです。
起業をして成功したのであれば、ある程度の部分を人に任せて、好きな部分だけに関わることができます。商品開発だけが好きなのであれば、他の部分は任せてもいいでしょう。必ずしも経営者である必要はないです。このように自由にビジネスに関わることができるのはマイクロ起業のメリットでしょう。
さらに、既存のビジネス以外を新しく立ち上げるのも自由です。一度マイクロ起業で成功したのであれば、他の分野でも成功できる可能性は高くなります。その挑戦をすることも自由意志で決められるのです。マイクロ起業と言えども立派な経営者(個人事業主)になりますので、責任感をもって意思決定するようにしましょう。