営業職として働いている人は多いですが、「実は営業が苦手…」という人も少なくありません。
その一方で「営業が大好き!」という人もいます。
この両者の違いは一体何なのでしょうか?
また、苦手意識を克服するコツなどあるのでしょうか?
そこで今回は、営業活動に対して”苦手意識”を持っている人に向けた情報をお届けしたいと思います。
営業が苦手になる理由とは?
「営業は苦手」と思うには、何らかの理由があると思います。
まずは自分自身を見つめ直す為に、「営業は苦手…」と感じてしまう理由を確認していきましょう。
理由1:コミュニケーションが苦手
これが最も多い理由だと思います。
コミュニケーション能力は人に気持ちや考えを伝える為に必要なスキルですし、営業職であれば仕事をする為の『必須スキル』だと思います。
しかし、コミュニケーション能力は誰かに教えられるものではなく、普段の生活の中で何となく身に付けていく能力なので、「何がダメで、どうすればいいか?」という判断がとても難しいのです。
自分自身で判断することが難しい故に、何も改善することができず、結果的に「コミュニケーションが苦手…」というサイクルに陥ります。
コミュニケーションが苦手な人は、当然お客様とのコミュニケーションも上手くできません。
これでは営業職としての仕事にも影響してくるので、ビジネスにおけるコミュニケーションスキルだけでも改善するべきだと思います。
コミュニケーションに関する本はたくさん市販されているので、まずは気になった書籍を読んでみましょう!
仕事面におけるコミュニケーション
それでは、仕事面におけるコミュニケーションとはそもそも何なのでしょうか?
これは営業職という側面から見た場合には「相手の心中(ニーズ)を察知する能力」だと言えるでしょう。
本質的な営業職の仕事とは「お客様の課題を解決する」ことです。
この課題解決に必要なことが、「課題を見つける(=顕在ニーズ)」「課題に気付かせてあげる(=潜在ニーズ)」となります。
それであれば、営業が身に付けるべきコミュニケーション能力は、雑談力や会話のキャッチボールではなく”ヒアリング能力”だという事が分かりますよね。
ここまで落とし込めたら、苦手意識を克服するのはそれほど難しくありません。
理由2:人に嫌われるのが怖い
営業マンといえば、
- コミュニケーション能力がある
- パリピな人
- 飲み会が大好き
- 明るくて口が上手い
- 人付き合いが上手い
などのイメージがありますよね。
しかし、実際にはそうでもありません。
営業職の中にも「人付き合いが苦手」という人は意外と多いのです。
このようになる理由は、「人に嫌われるのが怖いから」だと思われます。
人は誰しも承認欲求を持っており、
- 他人から認められたい
- 人から好かれたい
と無意識に思っています。
しかし過去のトラウマがあったり、自信がなかったりすると、どうしても消極的になり、閉じこもってしまうことがあります。
これが要因になって「嫌われるのが怖い…」となってしまうのです。
この感情が営業現場でも出てしまうと、お客様に対して積極的な提案やアプローチができず、実績も上がらない…、という悪循環に陥っていきます。
営業職には適正がある?
果たして、営業職として活躍する上での適正などあるのでしょうか。
世の中では「●●に向いている」「▲▲に向いていない」といわれることが良くありますよね。
このように言われているのは、なんとなく勉強やスポーツなどが多いように感じます。
それでは、このように分類される定義とは一体何なのでしょうか?
それは先天的な部分が関係すると考えられます。
つまり、自分自身の努力では克服することが難しく、取り組むことが困難なものが、世の中では「自分に向いていない」と言われたりするのです。
それでは、果たして営業は先天的な事象なのでしょうか。
もちろん答えは「NO」ですよね。
営業の上手さは先天的な事象ではありません。
扱う商材よって向き不向きはあるかも知れませんが、それは商材が問題なのであって、営業という仕事自体は何も変わりません。
よって「営業に向いていない」と思っている人は、取り扱う商材を変更してみることをおすすめします。
「全く売れなかった営業マンが、業界を変えたらトップセールスになった!」という逸話は良くある話です。
そういった観点では、営業嫌いを直すためには、意外と転職することが有効的だったりもするのです。