パラレルワークと副業の違い
パラレルワークと副業は、完全なるイコールではありません。
似ている部分もあるものの、根本的に異なる部分が多いのです。
副業とは言葉の通り、本業があってこそ成り立つ仕組みになります。
あくまでもサイドビジネスである為、本業に悪影響を及ぼさないことが前提になります。
例えば副業では、多かれ少なかれ必ず収入アップが伴いますよね。
収入を目的とした仕事が”副業”なので、人によってはやりたくなくても「家計のために副業をせざるを得ない…」ということもあるはずです。
しかし、副業でも高収入のサイドビジネスはたくさんあって、月100万円以上を稼ぐ人もいるのです。
中には副業収入なのに数千万円を稼ぐ人もいると言われています。
そんな副業を選ぶ時のポイントは、
- 納品物やノルマがない
- 時間管理が不要
- 労働集約型ではない
ものを選ぶのが良いでしょう。
パラレルワーカーという生き方
一方で、パラレルワークとして取り組む仕事は、全てを本業にするという生き方になります。
パラレルワークがパラレルキャリアと呼ばれることがあるのは、「人生経験を積む」という意味合いが強いからでしょう。
生きるためにお金を稼ぐことは大切ですが、お金を稼ぐことだけが人生ではありません。
お金を生まないことにも、人生を豊かにする意義があるのです。
つまり経験や人脈が糧になるということです。
自分の人生だけでなく、時には他人の役に立つことがパラレルキャリアに繋がるかもしれません。
人間は決して一人で生きていくことができないと言われていて、「いかに社会貢献するか?」ということが「生きがいに繋がる」と言われています。
お金にはならないけど本業として取り組むことで何かが満たされる…
それがパラレルキャリアをする目的の一つだと言えるでしょう。
パラレルワークの事例とは?
パラレルワークする場合には、簡単に時間管理ができる仕事から始めてみるのがオススメです。
例えば、「平日は会社で働き、週末は田舎で農業をする」みたいなのも一案です。
本格的な農業は毎日畑に出る必要があるので、今までより朝早く起きて、畑仕事をしてから会社に出勤するという手もあります。
これは兼業農家みたいな働き方になりますが、平日の農業は家族に頼むというのも一つの方法です。
パラレルワークには本業と別に起業するような働き方もありますが、最初から複数の企業での仕事を両立させるのはとても困難だと思います。
一つの仕事は会社で、また別の仕事は在宅ワークとすれば、おそらく時間管理がしやすいでしょう。
そういった意味では在宅ワークが有力候補かもしれません。
在宅ワークがおすすめ
先程、時間管理のしやすさから”在宅ワーク”をおすすめしました。
コロナ禍やITの浸透によって、在宅ワークを支援する環境が一気に整ってきたので、もはやリモートワークは全く苦になりませんよね。
ただノルマがある仕事では、他の仕事に影響が出てしまう恐れがあるので、できる限り時間管理がいらない仕事を選ぶべきでしょう。
ノルマなしの仕事であれば、時間がないときには無理して取り組む必要がありません。
例えばブログ運営が挙げられます。
ブログ運営では独自ドメインのウェブサイトを立ち上げて、基本的にはコンテンツマーケティングを実施していくのですが、それをやることで「企画力」や「マーケティングスキル」が養われるはずです。
例えば、弊社(WEBX Inc.)が行っているブログ運営の事例をご紹介したいと思います。
東京らーめんブログ:https://www.ramen-blog.tokyo/
こちらは単なるラーメンの食べ歩きブログなのですが、YouTube動画と組み合わせたり、SNSと組み合わせれば、簡単にマルチチャンネル化するのでおすすめです。
ある程度のサイトトラフィックが出てくれば、広告媒体としての価値も出てくるので、その段階でマネタイズができるはずです。
成功すれば収入を得られる、収入はなくてもやりがいにつながるような仕事なら、きっと取り組みやすいでしょう。
パラレルワークは、決して無理して行うことではありません。
より充実した人生を育むことを目的に、本業を複数持つというライフスタイルなのです。
どの仕事も並行して楽しめることを目標に、やりたいことを自由に選んでいきましょう。
「本業に組み込む」という考えもある
パラレルワークという概念では、「複数の仕事をしなければいけない…」と囚われがちですが、実際にはそんなことありません。
例えばリファラル営業という働き方があります。
リファラル営業とは紹介営業を意味する言葉ですが、営業職の複業として注目されています。
紹介営業を支援するリファラル営業サイトが出てきているので、誰でも簡単に複業できる時代になりました。
セールスパーソンは、本業で提案している商材(製品サービス)を顧客に売り込むことを仕事にしていますが、そのメイン商材だけでは「お客様の課題が解決できない」というケースが日常茶飯事です。
そんな時、お客様の課題が解決できる他企業に繋いでしまうことを「リファラル営業(紹介営業)」と呼んでいます。
これは「お客様の課題解決をする!」という目的に沿って行う営業活動なので、基本的には”善”と言える行為です。
このように、本業の一部に複業を取り入れるというスタイルも実現できるので、色々な方法を探ってみましょう。