三木谷浩史(みきたにひろし)といえば、楽天の創業者ですよね。
楽天グループには「楽天市場」「楽天カード」「ラクマ」「楽天証券」「楽天銀行」「ぐるなび」「楽天生命」「楽天GORA」「楽天トラベル」などだけでなく、「楽天をゴールデンイーグルス」や「ヴィッセル神戸」などのプロスポーツチームも含まれます。
もはや巨大企業と言える楽天グループですが、未だにベンチャー精神は忘れておらず、楽天モバイルへの参入がその好例だと言えます。
この企業群を一代で築き上げたのが三木谷浩史なので、その経営手腕は疑う余地がありません。
そこで今回は、三木谷浩史の名言集をご紹介したいと思います。
ビジネスや仕事に役立つ言葉ばかりなので、ぜひ参考にしてください!
三木谷浩史の名言集まとめ
人生は一度きりしかない。
だからこそ、何かを成し遂げたい。
今でこそ大企業と言える楽天ですが、最初は『たった6名』での創業だったそうです。
そのメンバー達が「地ビールの小規模醸造」「天然酵母ベーカリーのフランチャイズ展開」「インターネットのショッピングモール」など、様々なビジネスアイデアを出し合った結果、一番元手の必要ないインターネットビジネスを選んだそうです。
俺たちはフロムジャパンでやるんだから。
インターネットのショッピングモールを創る際、そのネーミングについてメンバー間で意見が割れたそうです。
そんな時、三木谷浩史は「俺たちはフロムジャパンでやるんだから、日本的なネーミングにする」と決断し「楽天市場」と命名しました。
- インターネットはもっと簡単に、もっと便利になる
- インターネットは、爆発的に普及する
- 日本人は、インターネットでモノを買うようになる
- インターネットで流通が変わる
これは三木谷浩史が『楽天市場の開設』する際に立てた4つの仮説です。
当時はインターネット黎明期なので、「インターネットでモノは買われない」とか「ネットショッピングは絶対にうまくいかない」というネガティブな評判が多かったそうです。
しかし「絶対に世の中は変わる」という強い信念があったので、ひるまずに前進できたそうです。
50店舗の目標が到達できないのでは、とても世界で通用するとは思えません。
楽天市場の開業は、たった13店舗からスタートしました。
そして初月の流通総額は32万円で、そのうち18万円は三木谷社長自身が注文したものです。
いわゆるサクラ(自作自演)みたいなものですね。
当たり前ですが順風満帆の滑り出しというわけにはいかず、苦難の走り出しとなったのですが、開業当時から夢はでっかく”世界”を目指していたようです。
- 常に改善、常に前進
- プロフェッショナリズムの徹底
- 仮説→実行→検証→仕組化
- 顧客満足の最大化
- スピード!スピード!スピード!
これは創業当時に決められた「楽天が成功するための5つのコンセプト」です。
これは会社や事業問わずに共通する原理原則だと言えるので、ぜひ自分たちのビジネスにも応用してみましょう!
5年後に楽天グループの流通総額を1兆円にする。
これは2001年の名言ですが、この時の楽天グループの流通総額は月間30億円、年間360億円という金額でした。
もちろん社員は「そんなの無理でしょ」と感じたみたいですが、一見すると無謀と思えるような高い目標を掲げることも必要なのだと思います。
ちなみに、流通総額1兆円を達成したのは2006年でした。
つまり本当に5年後には流通総額1兆円を達成したのですが、有言実行は凄いですよね。
楽天には現状に満足して自分に言い訳する人間はいらない。
楽天の実態は”営業会社”なので、どうやらかなり気合の入った組織みたいです。
三木谷浩史は「何がなんでも物事を達成する人間だけが必要だ」と語っています。
楽天市場を本気で商売をしたい店舗さんのためにある。
三木谷浩史は、日本の99%を占める中小企業にターゲットを絞りました。
その人たちが商売できるプラットフォームを目指したのです。
より多くのお客様にとって使いやすくなることが店舗さんにとっての利益につながる。
楽天のユーザーインターフェース(UI)は酷評されていますが、個人的には使いやすいと感じています。
正直な話をすると、一番最初の頃は「めちゃくちゃ使いづらいなぁ」と感じていましたが、慣れてしまうとむしろ「Amazonよりも使いやすい!」と感じるほどなので、かなり秀逸なUIだと感じています。
世界一のインターネット企業になる。
これは三木谷浩史がよく社員に伝えていた言葉です。
ある意味では”夢”とも言えますが、”ビジョン”とも言えます。
このようなビジョンを常日頃から言っているのが、漫画「ワンピース」に登場する麦わら海賊団船長のモンキー・D・ルフィです。
- なぜルフィは「俺は海賊王になる!」と言っているのか?
- どのような視点で仲間を選んでいるのか?
これらを知ることはリーダーに必要なことだと思うので、それを知りたい人は下の記事をご覧ください。