複業を始める場合、その方法や種類は気になる情報だと思います。
もし副業解禁した会社に勤めているサラリーマンであれば、きっと「何か始めてみようか…」と考えていることでしょう。
そこで今回は、複業や副業、兼業にフォーカスした話題をお届けしたいと思います。
複業と副業の違いとは?
複業についての情報をお届けする前に、まずは「複業と副業の違い」について知っておくべきだと思います。
この違いが分からなければ、期待している結果にならず、目的が達成できないかもしれません。
まず複業ですが、複業とは複数の仕事に従事していることを意味する言葉として使われています。
つまり従事している仕事に「メイン」とか「サブ」という境界線が無いので、「両方とも本業です!」と言えるような働き方なのです。
そういった意味では、副業や兼業も「複業の一種」として捉えることもできますが、「複数の仕事に同じくらいの労力を費やしているか?」という点がポイントになるでしょう。
このような働き方をしている人は「複業家」と呼ばれていて、そのような働き方を「パラレルキャリア」や「パラレルワーク」と呼ぶこともあります。
この2つの違いについては後ほど解説するので、最後までご覧ください。
そして、複業と共によく話題になる言葉が「副業」です。
どちらも複数の仕事をしているという点では同じですが、副業の場合には従事している仕事を明確に「メイン」と「サブ」に分けているのが特徴的です。
例えば、正社員として会社勤めをしつつ、土日祝日の隙間時間を使ってクラウドソーシングで稼いだり、アルバイトに従事しているのが典型例でしょう。
この場合、あくまでサブになっている仕事がメインの仕事に悪影響を及ぼさないように働くのが一般的だと思います。
兼業との違い
複業と副業について語る場合、もう一つ「兼業」という働き方があることに気がつきます。
兼業とは「兼業農家」みたいな使われ方をする言葉ですが、これも複業や副業と区別されながら使われています。
兼業の場合にも「メイン」と「サブ」が存在するので、この辺りは副業と同じですが、サブの比重がかなり重くなるのが特徴的です。
例えば兼業農家の場合、普段は農業をメインにしているけど、農業が休みの時期は会社員を本業にするというような働き方です。
年間を通してみると、会社員としてかなりの労力&時間を費やすことになるので、その期間は一般的なサラリーマンとほぼ変わらないような働き方になるでしょう。