アップセールスの事例紹介
ここでは具体的なアップセル事例をご紹介したいと思います。
自社商材に応用できるかもしれないので、ぜひ参考にしてください。
①携帯電話のアップセル事例
携帯電話を購入する際、機種を決めてからプランを決めますよね。
その時「レ点」がアップセル商材になるのです。
レ点とは☑で加入する「オプションサービス」のことを意味しますが、携帯電話の場合には「保証パック」や「留守番電話サービス」などたくさんのレ点商材が用意されています。
このレ点をたくさん取れば取るほど、代理店マージンも多くなるので、携帯ショップへは積極的にオプション加入を勧めてくると思います。
これはメイン商材が同一なので、オプションを使ってアップセルするやり方になります。
➁ファーストフード店のアップセル事例
店頭にお客様が来た時、そのお客様は「ハンバーガー:150円」と「ドリンク:100円」をオーダーしたとします。
その時に店員は「セットメニュー:300円」を提案してアップセルするのです。
この時のセールストークは「あと50円足していただければポテトMがついてきますが、セットメニューはいかがでしょうか?」という感じになります。
ほとんどのお客様は「あと50円くらいなら足した方がいいな…」と感じるので、結局セットメニューを注文することになります。
同じお客様(=同じ営業コスト)だったとしても、提案次第で客単価が50円もアップするのです。
➂クラウドサービスのアップセル事例
クラウドサービスの代表格といえばSaaSですよね。
SaaSは「Software as a Service」の略ですが、クラウド型のソフトウェアを意味しています。
SaaSのビジネスモデルは「月額課金制(サブスクリプション)」がほとんどなので、顧客ニーズに応じたプランが提供されています。
例えば、弊社(WEBX Inc.)が利用している、クラウド型会計ソフト マネーフォワード クラウド会計であれば、以下のような料金体系になっています。
※画像は2022年3月現在の情報です。
中傷企業向けには、
- 月2,980円のプラン
- 月4,980円のプラン
がありますが、それぞれ下画像のようにサービス内容が違っているのです。
基本的には高額なプランの方がサービス内容も充実していますが、その辺りはニーズに合わせて選べる感じです。
しかし顧客の事業成長と共に、徐々にプランが上がっていくので、適切なタイミングで提案すれば、きっとアップセルが実現できるでしょう。