
社交的があったり、人当たりは良い人は「仕事ができる」と言われています。
確かに、営業職や接客業の場合、人当たりの良さは重要な要素だと思われます。
そこで今回は、ビジネスパーソンが身につけるべき「人当たりの良さ」について解説していきたいと思います。
目次
人当たりが良い人の特徴とは?
人当たりが良くて社交的な人には特徴があります。
まず言えることは、人当たりが良い人は第一印象がとても良いことです。
時間厳守などルールやマナーをしっかりと守る人が多いので、礼儀正しく「感じがいい人だなぁ」と他人に思わせます。
また相手への配慮も忘れません。
ちょっとしたことでも「ありがとうございます!」と感謝の言葉を述べたり、気遣いや思いやりのある態度を取ったりします。
このような振る舞いができる理由とは、自分中心ではなく、常に他人中心で考えているからです。
人と人とのコミュニケーションではストレスが溜まりがちなので、職場の人間関係で悩んでいる人も多いでしょう。
しかし、人当たりの良い人と接していると、話していてもストレスを感じることが少ないはずです。
相手を承認する
人当たりの良い人と話していると、ストレスを感じることが少ないですが、それにはちゃんとした理由があります。
その理由とは、自分のことを承認してくれるからです。
人を会話する時に多少なりとも自分のテリトリーを設けてしまいます。
その距離とは、物理的には45cmと言われています。
初めて会った人や親しくない人とコミュニケーションをとる場合、もしかしたら自分のことを中傷(又は攻撃)するかもしれません。
なので、無意識に距離をとってしまうのです。
しかし、人当たりが良い人は「攻撃する意思がない」ことを明確にするので、話し相手はストレスを感じにくいのです。
そのような理由から、たとえ人見知りだったとしても、「人当たりのいい人とだけは会話できる」という人もいるはずです。
コミュニケーションが上手な人は、相手のペースに合わせて話してくれるので、安心感を抱きやすいと言われています。
その結果、人見知りでもおしゃべりな人でも、人当たりの良い人にはついつい心を開いてしまうのです。

人当たりが良い人はクズ人間?
人当たりが良い人は「クズ人間」と言われることがあります。
なぜかと言うと、自分自身をさらけ出すことをしないからです。
人当たりが良いということは、それなりに自分の魅せ方を理解してることになります。
つまり、「どのように振る舞えば相手に良い印象を与えられるか?」ということを熟知しているのです。
そう言われると、確かに詐欺師と言われる人たちは、人当たり良い人が多い気がしてきます。
親から「親切過ぎる人には注意しなさい」と忠告された経験がある人もいるでしょう。
「タダ(無料)より高いものはない」という格言も同じような意味なのだと思います。
ちなみに、ここで言われている「いい人」というのは、自分の短所を決して見せようとしない人です。
人間は誰しも決して完璧ではありません。
長所と短所があるのは当たり前なのですが、良い部分ばかりを見せている人には違和感を感じて、人によっては「あの人は裏がある」とか、「あの人は腹黒い」と思われるのです。
しかし、人は本質を隠すことはできません。
本当に人当たりがいい人と、いい人に見せかけて二面性がある人は根本的に違います。
二面性のあるいい人は腹黒い面があります。
そして、自分にとってのメリットを中心に考えるので、一般的には「サイコパス特性がある」と言われたりもします。
それを見極めるのは難しいのですが、もし小さな違和感を感じたら怪しむことも大切です。
本当に人当たりがいい人を見極めたい場合、その人が悪口を言うか観察してみましょう。
本質的に良い人は、人の悪口を積極的に言わない傾向があります。
人が悪口を言っているのを聞くと、顔をしかめることもあります。
しかし、腹黒い人は平気で他人の悪口を言うことができます。
自分から仕掛けてみて、それでも「人の悪口は言いたくないんで…」と拒否する人は本当に良い人だと思います。
人当たりが良い人は優秀?
人当たりが良い人は、間違いなく優秀な人だと思います。
優れた実績を残すためにはコミュニケーション能力が重要だと言われているので、企業もそのような社交性のある人材を欲しがっています。
実際に採用面接に行った場合、「コミュニケーション能力があるのか?」という意図の質問をたくさんされるはずです。
実際、仕事ができる人はコミュニケーション能力が高くて、人とすぐに打ち解けられ、好かれている傾向があると思います。
そのような人は「陽キャ」と言われることもあり、仕事&プライベートが充実していて、いつも楽しそうにしていますよね。
人脈も豊富なので様々な情報を持っていることも特徴的です。
FacebookなどのSNSでも友達やフォロワーが多いので、それを仕事にも活用しています。
そのような結果、人当たりが良い人は自然と仕事ができてしまうのです。
これは立派なスキルだと思いますが、持っておくだけで得する能力だと思います。
商談している時、しかめっつらで表情一つ変えないポーカーフェイスの人と、いつもニコニコしていて感じの良い営業マンがいたとします。
二人とも同じ商品を売っているセールスマンだったとしたら、あなたはどちらの営業マンから提案を受けたいでしょうか?
一流のビジネスパーソンは人当たりの良さを大切にしています。
趣味でも仕事でも有名人でも、「人生の成功者」と言われる人を思い浮かべてください。
そのような人はしかめっつらではなく、雰囲気の良い、明るい笑顔の人が思い浮かぶはずです。
人当たりが良いことのメリット
人当たりが良いことは、仕事にもプライベートでも多くのメリットがあります。
一番のメリットと言えるのは、人脈が増えることです。
人当たりが良いと、相手は「感じのいい人」という印象を受けます。
その人といい気分で話ができれば、魅力的に感じて「また会いたい」と思ってもらえるのです。
これは恋愛関係でも同じです。
人当たりが良い人には安心感を覚えるので、お互いの距離が縮まりやすく、親近感を持ちやすいのです。
人当たり良い人は、どのような場所でもこのような好循環を生み出すので、結果的に人脈が広がり、友達も増えていきます。
すると、必然的に仕事もしやすくなるのです。
人からの紹介が増える
人当たりの良さは安心感に繋がるとお伝えしました。
この要素を持っていると、人からの紹介も増えていくのです。
例えば以下のような例が考えられます。
- 取引先からお客様を紹介される
- 友人から異性を紹介される
- 自分が行きつけのお店を紹介される
人当たりが良い人は、他人を攻撃することが無いので、安心して知人&友人を紹介できるのです。
つまり「人が人を呼ぶような仕組み」が出来上がるので、何もしなくても自分の人生がどんどん豊かになっていくのです。
その結果として、自分の意図するように仕事も進んでいきます。
人間には、
- 自分の理解者が欲しい
- 話を聞いてもらいたい
という承認欲求があります。
人当たりがいい人は社交的&聞き上手なので、すんなり他者の懐に入り込んで、本音を聞くことができるのです。
また、仕事だけではなくプライベートでも男女関係なくモテるはずです。
トラブルメーカーにその機会は与えられませんが、「良い人」というだけでも合コンに誘われる確率が高まるのです。
人当たりが良いとビジネスに役立つ
人当たりが良いことは、必ずビジネスに役立ちます。
例えば、店舗の販売スタッフや接客業はお客様を接客することが仕事ですし、営業職も人と頻繁に関わり合う職種なので社交性が求められます。
営業職の場合は、お客様と会話することはもちろんですが、取引先や販売代理店などビジネスパートナーと接する機会も多いはずです。
そのような場面で、人当たりの良さは役に立ちます。
ビジネスはどこまでいっても「人対人」なので、結局コミュニケーションスキルが全てなのです。
お客様と円滑なコミュニケーションを図るには、まず警戒心を解いてもらわなければいけません。
人当たりの良さがあれば、営業の導入部分は簡単だと思います。
「雰囲気が良い」というだけで、自分のことを信頼してくれるので、後は自慢のセールストークを走らせるだけです。
人当たり良くなる方法
人当たりの良さは先天的な能力なので、いきなり社交性を身につけることは難しいかもしれません。
しかし、コミュニケーションスキルを向上させたり、営業テクニックを磨くことはできます。
なので、まずはそのようなスキルを習得するようにしましょう。
コミュニケーションスキルは日常的な生活でも磨くことができます。
一般的に「コミュニケーションのプロフェッショナル」と言われる人は芸人だと思います。
なのでテレビを見ながら、芸人の話し方や、会話術を観察してみましょう。
ちゃんと起承転結を意識しながら、話にオチを用意していることが理解できると思います。
営業現場においても、仕事に関する話題だけでなく、お客様の趣味などにも興味を持ってみましょう。
下手に意識するのではなく、肩の力を抜いて雑談するだけでも良いのです。
本を読んで知識を習得することも大切ですが、やはり「百聞は一見にしかず」と言われるように、人と人とのコミュニケーションという実践経験で学ぶことは多いはずです。
そのようなことを繰り返していけば、知らず知らずのうちに人間関係の経験値が蓄積されていきます。
その結果、自然と人当たりの良さが身についてくるのです。
つまり、「人当たりが良い人間になろう」と思うのではなく、「他人に興味を持つ」ということが大切なのです。
他人に対する興味が表に醸し出されると、それが相手にとっては人当たりの良さに繋がっていくのです。
