
ビジネスを成功させるのは難しいですよね。
商売の基本は「安く買って、高く売る」なのですが、それだけでは成功できないのがビジネスの難しさです。
そこで今回は、仕事や商売に役立つ名言集をご紹介したいと思います。
あなたのビジネスを成功させるためにお役立てください。
ビジネスの名言集まとめ
顧客の言うことを聞く店は潰れる。
お客様のために働いたり、顧客の要望を聞くことは大切ですが、なんでもかんでも受け入れるのはNG行為だと思います。
基本的にお客様はわがままです。
その要望通りにしていたら、ビジネスが成り立つわけないのです。
簡単に集めた客は、簡単にいなくなる。
簡単に集めたお客様は、信頼関係が薄いので、すぐに取引停止となります。
それであれば、多少手間はかかったとしても『信頼関係の構築』から始めた方がいいかもしれません。
嫌がるお客様は、追いかけなくて良い。
嫌がっているお客様に無理やりセールスしても、その後クレームになったり、トラブルの原因になってしまいます。
そのような顧客にしがみつくのではなく、自分のことを受け入れてくれる見込み客を探しましょう。
新規客には「金銭」を。
常連客には「愛情」を。
新規取引の場合には信用が無いため、とりあえず対価となる金銭がきちんと支払われるか見定めるべきだと思います。
そして製品・サービスを気に入ってくれた常連客には、心の底から愛情を提供するべきだと思います。
それが結果的に、長期取引へと繋がっていきます。
富裕層は狙わない。
富裕層はお金持ちなので「たくさん買ってくれる」と勘違いする人がいます。
しかしよく考えてみれば分かるのですが、富裕層というのは”ケチ”だからこそお金持ちになったのです。
そのような人の関心ごとは「どうすれば資産を守れるのか?」ということになります。
なので『資産を守るビジネス』でなければ、富裕層を狙ってはいけません。
代表的な『資産を守るビジネス』は以下の通りです。
- 株式や債券などの証券投資
- 節税対策になる保険商品
- 相続税対策にも使える不動産
- 資産価値が上がりやすい美術品
お店をリニューアルしたいなら、お客様もリニューアルしなさい。
少しリフォームするぐらいだったら問題ありませんが、お店のコンセプトを変えたり、製品コンセプトを変える場合には顧客層も変わるはずです。
それはある意味で「ゼロスタート」と言えるので、大規模なリニューアルは慎重に判断しなければいけません。
顧客を育てるという感覚が必要。
製品・サービスで差別化するのは難しいので、お客様へのフォローアップ営業で差別化するべきだと思います。
それはつまりCS(カスタマーサクセス)ということです。
おこがましい言い方をすれば「顧客を教育する」ことになりますが、ビジネスを大きくする為にはこのような感覚が必要だと思います。
口コミで売れる商品は、最初から売れる商品。
弊社はリファラル営業サイトを運営しているので、この名言にはとても納得感があります。
リファラル営業とは代理店展開なので、仕掛ける側にとって都合が良い仕組みだと言えます。
なので中小企業は安易に「口コミ営業を強化しよう!」となるのですが、そこで売れる商品は少ないのが実態です。
なぜかといえば、そもそも売れない商品を口コミで売ろうと考えるからです。
リファラル営業で成功する製品サービスというのは、直販でも売れている製品サービスです。
「直販で回っている仕組み(ビジネスモデル)を、代理店にも転用する」という考え方でなければ、リファラル営業が成功することはありません。
「知っているもの」を売るな。
中小企業は人気のある商品を扱ってはいけません。
- コピー機・複合機
- 携帯電話
- 求人サイト
これらは差別化が難しいだけでなく、大手企業が参入しているためレッドオーシャンになっているのです。
中小企業が生き抜くためには「ある特定分野に特化する」ことが求められます。
それは「ランチェスター戦略」と呼ばれているので、気になる人は下の本を読んでみてください。

入りづらい店はすでに死んでいる。
店舗を運営しているスタッフや店長にとって気づきにくい点が「入りづらい店」ということです。
これはお客様の立場になった時に初めて気づくので、周りの人に意見を求めるなど、定期的にチェックしてもらいましょう。
売れる場所をきちんと理解する。
お店の構造によって「売れる場所」や「目に付きやすい場所」は変わってきます。
しかし『レジ横』など、ある程度の”売れるセオリー”はあるので、店舗経営者はきちんと理解しておきましょう。
もちろんWebサイトにも言える話なので、「クリック率が高いのはどこか?」を分析しておきましょう。
アルバイトに責任を求めない。
アルバイトは所詮アルバイトです。
社員ではないので、大きな義務感を持ってくれる人は少ないはずです。
それであれば責任感などを要求するのではなく、歯車の一つとして認識した方が無難だと思います。
みんなに向けたキャッチコピーは嫌われる。
商売には必ず見込み顧客がいます。
それをマーケティングでは「ペルソナ」と呼んでいますが、そのペルソナに向けてキャッチコピーを考えなければいけません。
全ての人に訴求できる無難なキャッチコピーでは、効果が薄くなってしまうのです。
数字の入ったキャッチコピーは、お金を生み出すキャッチコピー。
- 業界No.1
- 100万部のベストセラー
- 1日30食限定メニュー
このように数字が入ったキャッチコピーは、訴求力が強くなります。
売れるキャッチコピーを考えたいなら、数字を入れましょう。
ネーミングに謎を残す。
商品名を考える場合、少し「謎」を入れた方が売れると言われています。
- 男前豆腐店
- 食べるラー油
これらは商品名が「?」なので、結果的に大ヒットしました。
実はその逆も効果的です。
小林製薬の商品は「ブルーレットおくだけ」など、すぐに理解できる商品名が特徴的です。
つまりどちらかに振り切った方が、ベストなネーミングに仕上がるのです。
チラシは読まれることよりも、見られることが大事。
チラシは広告宣伝ツールなので、とにかく見られなければ意味がありません。
なので、大胆なキャッチコピーや色合い、画像を活用して「見込み客の目に留めてもらう」ことが必要なのです。
効果的な営業チラシについては下の記事をご覧ください。
販促物で大切なのは「見てすぐ分かる」こと。
販促物というのは、あくまでもキッカケにすぎません。
なので、たくさん文字を入れるというよりは、とにかくわかりやすいことが重要です。
最終的なクロージングは営業マンが行うので、販促物にはセールスの補足情報(料金表など)だけを記載しましょう。
売れるかどうかは書き出しで決まる。
例えばチラシを作成するとします。
その時の書き出しは「業界No.1」とか「日本初のサービス」、「導入実績10,000社を突破」とかですよね。
このようなキャッチコピーが作れないのであれば、その商品は売れない可能性が高くなります。
これは営業の全体ストーリーに関わる話なので、きちんと設計しましょう。
難しい業界用語を使わない。
チラシや販促資料を読むのはお客様です。
その中身に難しい業界用語を入れてしまうと、せっかくのチャンスを逃す羽目になります。
小学生でもわかるような、簡単な言い回しを使いましょう。
「おまけ」をつけない。
- スーツを購入した方にハンカチをプレゼント
- 新規契約の方にクリアファイルをプレゼント
このようなプレゼント企画を目にする機会は多いですよね。
でもハンカチが欲しくてスーツを買う人はいないと思います。
つまりプレゼント企画は、ほとんど効果が無いのです。
それであれば「スーツを試着した先着100名にハンカチをプレゼント」の方がいいですよね。
これであればマーケティング(集客)に使いますし、販売数アップにも貢献するはずです。
現実と理想のギャップを埋めろ!
ビジネスとは『現実と理想のギャップ』を埋めることです。
- 彼氏が欲しいけど出会いがない…
- 美味しいランチが食べたいけど、どこへ行けばいいのか…
- 節税対策したいけど、どうすればいいのか…
これらは全て『現実と理想のギャップ』です。
この隙間を埋めた人がビジネスでは「成功者」と呼ばれるのです。
やりたい仕事は儲からないが、やりたくない仕事は必ず儲かる。
3Kという言葉をご存じでしょうか?
- きつい
- 汚い
- 危険
この3つの頭文字をとったのが3Kですが、このような仕事はほとんどの人がやりたがりません。
なのでこのような仕事をすれば、依頼が集中するので単価アップできますし、とても儲かるのです。
参入障壁を意識する。
何かビジネスを興す場合、参入障壁を意識しなければいけません。
参入障壁とは「新規ビジネスをする時の障害」のことですが、これが高ければ高いほど競合他社が現れにくくなります。
ビジネスの基盤となっているのは「ヒト・モノ・カネ」なので、どれかで優位性を出すのがいいでしょう。
安売りをやめろ。
安売りは基本的にやめたほうがいいと思います。
ケースバイケースで安売りした方がいい場合もありますが、基本的には避けるべきです。
ビジネスの基本は「安く仕入れて、高く売る」ですが、安売りは「安く仕入れて、安く売る」なので、利益がどんどん薄くなっていきます。
そうすると他のコストも削る羽目になって、さらに悪循環へ陥っていきます。
そして最悪なのか、安売りをしないと売れなくなるということです。
お客様が安売りに慣れてしまうと、その価格でしか買ってくれなくなります。
そして「この店は安いから仕方ない」という風に言われるようになり、お店のブランド価値も下がっていくのです。
セールスとマーケティングを区別する。
- 安くて美味しいランチを提供すればお客さんがくる
- 唯一無二の価値を提供すればお客様はくる
- 日本初の商品を扱えばお客様がくる
これらは全て間違いです。
上記はすべて「セールス」なので、「お客様が来る=マーケティング」とは関係がないのです。
「商品=セールス」は普通でも良いので、「お客様が来る=マーケティング」に注力しましょう。
利益を増やしたいなら、売上アップよりコスト削減。
経営者であれば誰でも「利益を増やしたい!」と考えますよね。
そんな時、すぐに「売上を増やせ!」と指示しがちですが、これは手順が間違っています。
まずやるべきことはコスト削減なのです。
会計上は「売上-コスト=利益」なので、実は売上アップもコスト削減も効果は変わりません。
- 売上120-コスト50=利益70
- 売上100-コスト30=利益70
しかし、売上を増やすためには取引を増やさなければいけませんが、それはお客様が関係するので、自分達の努力だけではどうにもならない部分が出てきます。
その一方で、コスト削減はお客様が絡まないので、自分たちの努力だけで完結していきます。
つまり「売上アップ=労力が多くて、時間もかかる」のに比べて、「コスト削減=労力が少なく、すぐに効果が出る」という特徴があるのです。
できるだけ雇用しない。
人を使ってビジネスを拡大するやり方は、もはや旧態依然のやり方だと思います。
現代は”クラウドソーシング”や”スキルシェア”など、様々なアウトソーシングサービスが出てきているので、人を雇用する必要が減っています。
さらに副業解禁が拍車をかけて、プロフェッショナル人材がどんどんアウトソーシング市場に流れ込んでいます。
なので、基本的にはアウトソーシングを活用し、「どうしても代替がきかない部分だけ人を雇用する」という考え方に改めましょう。
営業人材のアウトソーシングであれば、弊社(WEBX inc.)が運営するside bizz(サイドビズ)へお問い合わせください。

勝てば官軍、負ければ倒産。
これは非常に厳しい名言ですが、真理を突いています。
ビジネスの世界を端的に表した言葉なので、ぜひ覚えときましょう。
まとめ
ここまで仕事やビジネスに使える短い名言をご紹介してきました。
”座右の銘”にできるようなビジネスフレーズがあったはずなので、この中からお気に入りの言葉をチョイスしてください。
もっとたくさんの名言を探しているのであれば、「経営学の父」と呼ばれていたピーター・F・ドラッカーの名言集もご覧ください。
ビジネスに使える格言が凝縮されているので、きっと仕事にも役立つはずです。