営業職の服装も進化中
一般的な営業職のスタイルと言えば、スーツを着て外回り営業することでした。
しかし、近年はクールビズやオフィスカジュアルに代表されるように、営業マンの服装も変化しています。
特に顕著なのがIT系の会社で、もはやスーツを着て営業している原始人みたいな人は会社内にほぼいません。
また、営業マンの営業スタイル自体が変化してきていることにより、それに応じた服装やスタイルもアパレルメーカーから提案されているのです。
その結果、スーツ姿で営業をするセールスマンが減ってきていて、大手紳士服店が業績悪化するほどの大変化が起きています。
オフィスカジュアルが人気
ビジネスファッションとしてオフィスカジュアルを選択する会社が増えてきた結果、ポロシャツやスニーカーで営業活動する人も多くなりました。
このように、営業スタイルと同時にビジネスファッションも少しずつ変わっていった理由は、従来の営業に対するイメージを打破する為とも考えられます。
外勤営業といえば、夏は暑くて冬は寒いという過酷なイメージがあります。
このような仕事を選びたがらない新卒社員も増えてきており、各社ともに営業職のイメージを払拭する必要に迫られたのです。
その結果、IT系に代表されるようなお洒落な恰好をしている営業マンが多くなってきました。
これ自体は合理化の一環なので、とても良い変化だと思います。
企業によっては、スーツで営業することを禁止する会社も出てきました。
ただ、いくらカジュアルな格好といえども営業マンであることには違いありません。
そのため、破けたジーンズにブーツのような格好で営業すると、相手にマイナスイメージを与えかねません。
TPOに合わせた服装をして、清潔感があり、社会人としての常識を疑われないような格好にすることは当たり前だと思います。
なんでもかんでも自由ということではないので、あくまでも仕事中はビジネスと割り切るようにしましょう。
新しい営業スタイルが登場!
営業スタイルの変化に伴い、今までの営業スタイルとは全く異なった営業方法が確立されています。
その代表例がリファラル営業になります。
リファラル営業とは、紹介営業とも言われており、古くから営業現場で親しまれてきた一般的な営業手法です。
これをクラウドソーシングという仕組みで提供しているのが、リファラル営業サイトになります。
昔ながらの紹介営業とインターネットを融合させて、全く新しい価値を作り出したのです。
従来の営業活動では、現場の営業マンがやる仕事が多すぎました。
- リストを作成する
- テレアポ営業を行う
- 商談する
- 契約(受注)する
- 顧客をフォローする
上記のような営業フローを全て自分一人で行い、営業ノルマもこなしていくのです。
しかし、リファラル営業を取り入れた場合、リスト作成とアポ取りは外部パートナーが行うので、直販営業はそれ以外の営業活動に専念できます。
つまり営業の大幅な業務効率化が実現するのです。
この仕組みが取り入れられている理由は、見込み客を探すこと自体が非常に大変な作業だと理解されているからです。
そこで、見込み客を探すことだけを目的とした口コミマーケティングのような営業手法が出来上がり、それが「リファラル営業」と呼ばれているのです。
インサイドセールスも多く導入されている
インサイドセールスと呼ばれる営業方法も、多くの企業で実践されています。
インサイドセールスの特徴は、インターネットを活用して遠隔で営業活動をすることです。
コロナ禍でさらに顕著になりましたが、そもそも訪問して営業すること自体が非効率だと認識されたのです。
例えばZoomなどのオンラインミーティングツールを使ってしまえば、遠隔でも提案営業ができます。
資料の共有も簡単ですし、特に不便することはありません。
そう考えた場合、これまでのような外回り営業は不要になり、オンライン商談だけでも十分ということになります。
これはとても良い進化だと思います。
インサイドセールスのメリットは、商談件数を飛躍的に伸ばせることと、営業車や交通費などがいらなくなるので、結果的に営業コストが削減できる点にあります。
このようなメリットを感じて、多くの企業がインサイドセールスに注力しているのです。