営業アウトソーシングの種類

営業アウトソーシングと一言にいっても、様々な業務形態が存在しています。

こちらでは代表的な営業アウトソーシングの種類について解説したいと思います。

営業代行の種類①:常駐型

営業代行は代表的な営業アウトソーシングですが、その中でも常駐型の営業代行というビジネススキームがあります。

これはクライアントの会社内に常駐して、その会社の名刺を持って、まるで社員のように営業活動するスキームのことをいいます。

業者が常駐しているので、細かな依頼内容が修正ができたり、MTGに参加して方向修正をするなど、柔軟に対応してもらえることが特徴的です。

そういった意味では、人材派遣に似ていると思います。

そして気になる費用ですが、常駐型になるので営業スタッフを自社で雇用するより、どうしても月間コストは高くなります。

おおよそ1人常駐させるのに『月100万円前後』の予算だと思いましょう。

営業代行の種類②:非常駐型

常駐型の営業代行とは逆に、外部で営業を実行してくれるスキームが非常駐型(リモートワーク、在宅ワーク)になります。

非常駐型の場合、たいていは営業した結果を月1回ほどレポートしてくれます。

非常駐型では常駐型ほどのメリットを受けることはできませんが、デスクを用意したりビジネスフォンを用意する受け入れ作業の手間やコストが省けます。

しかし、非常駐型という特性上、「本当に営業しているのか?」が不透明になりがちです。

この部分が解決できるのであれば、非常駐型という選択肢もアリでしょう。

営業代行の種類③:テレアポ型

営業プロセスの中の「アポイント獲得」のみに特化した営業代行サービスのことをいいます。

テレアポ型の場合は、コールセンターを有していることが多いので、新規見込みのアポ取りが業務内容となります。

テレアポ代行は商談セッティングだけに特化するスキームなので、獲得したアポにはクライアント自らが提案営業して、クロージングしていきます。

テレアポ型の営業代行では成果報酬が採用されており、1アポイントにつき15,000円~50,000円ほどが従量課金されていきます。

ほとんどのケースでは『商談成立』を課金定義にしているので、商談不成立の場合には課金されないのが一般的です。

営業代行の種類④:オートコールシステム

システムが特定のリストに対して自動架電を行った結果、見込顧客リストを作成&納品するサービスです。

自動音声がアンケートを回収して、その中から見込み度合いが高い顧客を判断していくのです。

オートコールは見込顧客を探し出すことまでしかしないので、その後のアポ取り~提案営業をクライアント側で実施することになります。

ただ、オートコールシステムという特性上、どうしても見込み顧客の精度が下がってしまうという特徴があります。

この辺りは大きなデメリットだといえます。

営業代行の種類⑤:販売代理店

販売代理店も営業アウトソーシングの一種になります。

代理店とは自社の製品・サービスを販売してくれる、個人・法人の外部パートナーになりますが、代理店には、販売した実績に応じてマージン(=代理店コミッション)を支払うのが一般的なので、そういった意味では成功報酬型と言えるでしょう。

しかし、代理店展開をする為には、

  • 代理店制度を構築
  • 報酬条件を設定
  • サポート体制を用意
  • 代理店営業する営業マンを雇用
  • 代理店募集する

などの準備が必要になります。

よって、莫大な労力と時間、費用が掛かります。

なので本格的な代理店展開を中小企業が行うのにはハードルが高く、NTTやソフトバンク、光通信、リクルートなどの大手企業が行っている営業施策となります。

営業代行の種類⑥:リファラル営業

リファラル営業とは「紹介営業」を意味する言葉です。

営業マンであれば馴染みのあるフレーズですが、この紹介営業を副業にしようという試みが出てきています。

そのような営業フリーランスを支援しているサイトがリファラル営業プラットフォームですが、各営業パーソンが持っている人脈・販路を他企業にシェアするという新しい試みにチャレンジしています。

営業代行を依頼したい企業は無料で始められるので、まずは試してみる感覚でも良いと思います。

営業アウトソーシングを検討しているのであれば、一度リファラル営業サイトにお問い合わせしてみてください。

営業代行の種類➆:フォーム営業

フォーム営業とは、企業のホームページに必ずある「問い合わせフォーム」を活用するやり方です。

1件1件フォームから営業メールを送信するのは大変な労力が掛かりますが、これを自動的にやってくれる営業代行サービスです。

ただ、フォーム営業はあくまでも相手が求めていないスパムメールを送信することになるので、発注する場合にはそのようなリスクについての理解が必要だと思います。

例えばイメージしてみて欲しいのですが、1日1件(1社)のスパムメールならまだ我慢できますが、1日100件(100社)、1000件(1000社)のスパムメールが送られてきたら、さすがに頭にきますよね。

つまり、基本的にフォーム営業を仕掛けられた企業の印象は悪くなるので、かなりリスクのある営業手法だといえます。

なので1年に1回くらい使うくらいなら構いませんが、頻繁に使うのは控えましょう。

まとめ

ここまで、営業アウトソーシングを検討している人にとって参考となる情報をご紹介してきました。

営業アウトソーシングには様々なスキームがありますが、自社ニーズに合った業者の選定が重要になります。

その為には「どこまでの営業活動をアウトソーシングしたいのか?」ということを事前に社内でまとめる必要があります。

これには自社の課題を洗い出す必要があります。

なので、営業アウトソーシングを検討する為には、まず自社の現状分析から始めてみてください。




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