異業種交流会って役立つの?
ビジネス交流会に参加する目的は人それぞれ異なるので、一概に「異業種交流会は役に立つ!」と言うことはできません。
しかし、その辺りは使い方次第だと思います。
異業種交流会に参加する目的で一番多いのは「新規受注を獲得する!」ことですよね。
しかし、結論から言ってしまうとその目的は達成されないケースが多いと思います。
例えばあなたが「新規受注を獲得したい!」と思って交流会に参加した場合、「交流会で出会った人に発注したい!」という発注側も必要になってきます。
この両者がマッチングした時にはじめて「新規受注」となるのです。
果たしてそのような相手は会場内に何人いるでしょうか?
現代のようなインターネットが発達した世の中なのに、わざわざ自分の足で交流会の会場に出向いて、いるかもわからない発注先を交流会で探すでしょうか?
そのような原始人は恐らくほとんどいないはずです。
もしそういう人に出会ったことがあるなら、それは単なるラッキーパンチでしょう。
たまたま振った拳が相手に当たっただけなので、何度もそのような新規受注が出ることはあり得ないと思います。
つまり、そのような目的で異業種交流会に参加することは、そもそも間違っているのです。
交流会はどう活用する?
ここまで読み進めた人は「異業種交流会なんて意味ない…」と思ったかもしれません。
しかし、先ほどもお伝えしたように、名刺交換会は使い方次第で大きなメリットを発揮します。
例えば「新規受注を取りたい!」と考えている場合、エンドユーザーを直接探すのではなく、販売代理店を探すというのが良いでしょう。
例えばあなたが人事部向けのITツールを販売している場合、人事部向けに求人広告を販売している会社や、人材紹介会社などを探すのです。
そのような人であれば、きっと会場内にいるはずです。
そのような人達に対して「人事部向けのITツールを販売しているので、もし良かったら一緒に協業しませんか?」と声を掛けてみれば、「どんな協業ですか?」とか「どんな内容ですか?」という質問が飛んでくるはずです。
その話の中で意気投合すれば、一緒にお客様の元へ提案しに行ったり、販売代理店としてITツールを売ってくれるはずです。
このようなやり方をすれば、結果論ですが当初の目的が達成されるはずです。
つまり最初からエンドユーザーを探しに行くのではなく、少し変化球的な営業スタイルを取れば、異業種交流会はとても有意義な機会になるのです。
このようなやり方は「リファラル営業」とも呼ばれていて、数多くの企業が実践しています。
それを支援するリファラル営業サイトもあるので、もし興味がある人は問い合わせてみてください。
異業種交流会は東京、大阪など大都市が多い
ほとんどの異業種交流会は、東京や横浜、大阪、名古屋、福岡、仙台といった大都市で開催されています。
大都市に本社や支社を構える企業は多いため、交流会に参加したいビジネスパーソンも地方都市に比べて多いからです。
実際に、規模の小さな交流会から大きな交流会まで、何らのビジネス交流会が毎日のように開催されています。
なので、地方都市の企業は、積極的に大都市に出向いて交流会に参加する必要がありましたが、コロナ禍においてオンライン交流会が発達したので、今では交通の便を考える必要もなくなりました。
オンライン交流会が増加中
異業種交流会について解説してきましたが、実はオンラインの交流会も増えてきています。
これは環境の変化が影響していますが、外出自粛や規制などが起こったタイミングでも「交流会に参加したい!」というニーズに対応する為、主催者側がオンライン交流会を企画し始めたのです。
Zoomのようなオンライン交流会を支援するツールもたくさんあるので、気軽に参加できますし、主催するのも簡単です。
交流会だけでなく、オンライン飲み会も開催されているので、もし気になる人は参加してみてください。
このような環境の変化は、非常に大きなビジネスチャンスになると思います。
これまでは交通の便を考えながら参加していた交流会が”いつでも参加できる”という状態になった今、あとは行動さえ起こせばセールス機会が最大化されるのです。
このような状態は、地方の中小企業やセールスパーソンにとって追い風になるはずです。
せっかくのチャンスを生かすも殺すも自分次第です。
思い立ったが吉日なので、まずは行動するようにしましょう。